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仮面女子・猪狩ともかがAED使用をめぐるニュースに言及 ネットでは共感の声も今後のAED対応を危惧する声が多数
SNSで「女性が倒れていても助けるな!」「女性にAEDを使うのはリスク高いから放置」といった声が散見されていて悲しい。
AEDではありませんが私は脊髄損傷の事故に遭った際、男性に看板の下敷き状態から助けていただき、とても感謝しています。…
— 猪狩ともか🌻 (@igari_tomoka3) April 13, 2025
事故で脊髄を損傷し、車椅子で活動している『仮面女子』の猪狩ともかさんが今月14日、女性へのAED使用に対して議論が巻き起こっている現状に対して、自身のX(旧Twitter)で言及したことが注目を集めています。
ことの発端は「AEDで助けた女性から強制わいせつの疑いで被害届が出された」との投稿がXにて拡散され、その後、警察が4月7日に56歳の会社員男性を不同意わいせつ未遂の疑いで逮捕したことでした。
このニュースをめぐり、「善意で人助けしたのに体を触られたからといって被害届を出されるのはおかしい」「人生を棒に振るリスクを冒してまで助けたくない」といった声がSNS上で多く散見されるようになり、Xで大きな議論を巻き起こしています。
そして今月14日、この事態を受けて自身も命の危機に瀕した経験があるアイドルグループ「仮面女子」に所属する猪狩ともかさんが自身のXにて率直な気持ちを投稿。
「SNSで『女性が倒れていても助けるな!』『女性にAEDを使うのはリスク高いから放置』といった声が散見されていて悲しい」「AEDではありませんが私は脊髄損傷の事故に遭った際、男性に看板の下敷き状態から助けていただき、とても感謝しています」と現在の気持ちを明かしました。
さらに「『触るな!』と言っている一部の女性の意見も正直理解できません」「その言葉が多少なりとも、貴方以外の女性の命を危機に晒していることに気付けないのでしょうか?」とし、投稿の最後には「どんな議論が巻き起ころうと私は命は何より尊いし優先されるものだと思います。 助けを必要としている人がいたら無条件で助ける、そんな世の中であってほしいです」と文章を締めくくっています。
この投稿にはさまざまな声が寄せられ、共感の声も殺到し、多くの女性が猪狩さんと同じ考えであることを理解する声も上がる一方で、それでも今回のようなリスクを負うことになるならば、躊躇してしまうというAED使用に対する不安な声も多く残りました。
このニュースに寄せられたネットの声
「同感です!一部の変な考えの人のせいで、他の多くの女性がAEDや救助をしてもらえない可能性がある事、本当に迷惑なんですよね」
「こういう意見を持った女性がいてくれるのは本当に素晴らしい事だし大半の女性は同じ考えだと思うんだけど 残念ながら“一人でも”狂った女がいる限りそいつに訴えられた時点でアウトなのが現状なんだよね」
「もし訴えられて負けるような事があるとすれば、それはこの国の司法が間違っていたり、時代に追いついて居ないのだ思う」
「日本の社会がその様な善意の行動にリスクを背負わせる様に変わってしまった。 解決にはその問題と向き合う必要があるのでは無いだろうか?」
「訴えられない保障は無いのが日本の現状」
善意から人命救助をしたと思われる男性が救助した相手から被害届を提出され、警察に受理されてしまったという衝撃的なニュースにより、男性側の女性へのAED使用に対する懸念が急速に拡大しています。
非常に危険な状況であることを理解するとともに、AEDの使用方法に対する正しい知識をより広く周知させるともに、社会全体で多くの人の命が助かる環境を考える事が課題になりそうです。