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冬になると見かけなくなる蜂…それでも油断は禁物!
蜂は7月〜10月にかけて見かけることが多く、またこの時期は攻撃性が増すため被害報告も急増します。そのため、この時期以外は特に気にしていない、注意していないという人が多いのではないでしょうか。
しかし、実際は冬にも蜂に刺されたという被害報告があり、うっかり近づいてしまったために防衛本能から蜂に刺されてしまったというケースが多いようです。
スズメバチの働き蜂は冬前に死んでしまいますが、女王蜂は次のシーズンに向けて準備に入ります。また、ミツバチは働き蜂も一緒に越冬するため、迂闊に近づいてしまうと攻撃対象になる恐れがあるので油断は禁物です。
蜂が目の前にいるときにやるべきではない『5つのタブー』
もしも蜂が目の前に現れたら、適切な対処法で距離を取ることが大切です。ここでは蜂が目の前にいるときにやってはいけないタブー行為を紹介します。
1.蜂に近づく、巣を覗き込む
冬だから危険性は低いだろうと迂闊に近づいてしまうと、防衛本能が働き攻撃してくる恐れがあります。そのため、冬であっても蜂を見かけたら近づかずに距離をとってください。
また、巣がある場合は、中に女王蜂がいる可能性があります。近づいて覗き込んだら巣の中から出てきて攻撃される恐れがあるので、安易に覗き込まないでください。
2.蜂を攻撃する
蜂を見かけると、パニックに陥って手を振り回したり手に持っているものを振り回して遠ざけようとする人がいます。しかし、この行動は、蜂の防衛本能を刺激して攻撃性を高めてしまうため、非常に危険です。
蜂が目の前に現れても攻撃的な行動は取らず、落ち着いて静かに行動することが安全に身を守る方法です。
3.大声を出す
蜂を見かけた瞬間「きゃー!」「蜂だ!」とうっかり大声を出してしまうと、声に反応して蜂が襲ってくる可能性があるので大変危険です。
特にお子様連れの方は、親が大きな声を上げてしまうとお子様もパニックに陥る危険性があります。近くで大声は出さず、静かにゆっくり後退りして逃げることを頭に入れておきましょう。
4.背を向けて走って逃げる
蜂を見かけた瞬間、本能的に背を向けて走って逃げたくなると思いますが、この咄嗟の行動が8に気づかれてしまうと、蜂が「巣に近づかれないように」と追いかけてくる恐れがあります。
背を向けてしまうと蜂との距離感が確認できないため、背を向けず、ある程度距離が取れるまでは蜂の様子を観察しつつ、ゆっくり距離をとってください。
5.蜂のいる辺りの草木を揺らす
蜂を見つけたとき、蜂がいる辺りの草木を揺らすなどの刺激を加えてしまうと、途端に蜂が凶暴化する恐れがあります。
自分たちの縄張りを侵されたと勘違いして、近くにいる人を襲ってくるリスクが高まるので、余計な刺激を与えないように注意しましょう。
蜂が目の前に出現したら…正しい対処法を紹介
もしも蜂が目の前に現れたら、どのように対処するのが安全なのでしょうか。まずは蜂に近づかず、距離を取ることを考えましょう。
- 大声を出したり攻撃しない
- 姿勢を低くかがめて静かに後退する
- 巣には準備なく近づかない
攻撃したり大声を出したりすると、蜂の防衛本能を刺激して攻撃性を高めてしまいます。したがって、静かにゆっくりとした動きを意識して、静かに後ろ向きで距離をとってください。
逃げるときは蜂の攻撃性を高めないよう、身を屈めるように姿勢を低くすると、より攻撃対象になりにくくなります。
夏に限らず蜂は現れる…見つけたら静かに逃げて
蜂は夏に出現する印象が強くありますが、夏に限らず冬でも見かけることがあります。もしも蜂を見かけた場合は、近づいたり攻撃したり、大声を出したりせずに、静かに後ろ向きで距離をとりましょう。