幼稚園・保育園・子ども園…それぞれどう違うの?特徴は?園選びをする時に役立つポイント

幼稚園児

昨今は親が働いている家庭が多く、早い子は生後半年から園に通うことになります。こういった場合、保育園一択で園選びをするのはNG。現代は、幼稚園・保育園・子ども園それぞれに個性があり、園によって教育方針にも大きな違いがあります。園選びで後悔しないためにも、子どもの特性や親に無理がかからない園を選びましょう。

子どもの園選び、どれにすべきか悩む…

悩む社会人

子どもが園に入園でいる年齢は、園によって違いがあります。

  • 幼稚園…4~6歳
  • 保育園…0~6歳
  • 子ども園…親の労働状況などによって異なる

産休や育休を取っている人の場合、保育園や認定こども園に子どもを入園させる人が圧倒的多数です。子どもが幼稚園入園後に仕事を始める場合は、子どもが園に滞在している間だけの短時間勤務やパートタイムで仕事をしましょう。

幼稚園・保育園・子ども園…それぞれどう違うの?特徴は?

幼稚園・保育園・子ども園、我が子を入園させるのはどこが適しているのか悩む親は多いです。預かり時間や年齢だけでなく、子どもの個性などに合った園選びをするためにも、園それぞれの大まかな特徴を知っておきましょう。

幼稚園

幼稚園は、管轄が文部科学省になります。教育課程で用いられるのは、幼稚園教育要領です。幼稚園教育要領に則った上保育を行いつつ、園で大切にしていることが園ごとの目標として掲げられています。小学校入学を見据えた、教育面に力を入れた保育を展開しているのが最大の特徴です。

公立と私立で保育内容が異なることも多く、預かり保育の時間や保育内容にも若干の違いがあることが多いです。預かり保育での内容は園ごとに異なるので、園選びをするときのひとつに基準にすることもできます。

教員は幼稚園教諭の資格を持っており、該当する法律は教育基本法が当てはまります。施設の種類は、学校が該当します。

保育園

保育園は、管轄が厚生労働省になります。教育過程で用いられるのは、保育所保育指針です。保育所に入園する子は0歳児を含んでおり、親と離れている時間も長いため、園ではより家庭的な保育を目指しているのが最大の特徴です。

保育内容は園によって多種多様で、家庭的な面を非常に大切にしている園もあれば、家庭的な面だけでなく体作りに力を入れている園などもあり、園選びをするときは年間行事などにも目を通すことが重要になることも少なくありません。

資格は保育士が必須であり、該当する法律は児童福祉法になります。施設の種類は、児童福祉施設です。

子ども園

幼稚園と保育園の双方の機能を持っている子ども園は、厚生労働省と文部科学省が連携を取って展開しているのが特徴です。園によって4つのタイプがあります。

  • 幼保連携型…幼稚園保育園双方の機能を兼ね備えており、文部科学省と厚生労働省の許可を得て運営している
  • 幼稚園型…幼稚園に保育園の機能を加えたタイプ
  • 保育園型…保育園に幼稚園の機能を加えたタイプ
  • 地域裁量型…認可外の幼稚園や保育園に、子ども園の機能を加えたタイプ

数としては幼保連携型が最も多く、地域裁量型が最も少ない状態です。

園選びをする時に役立つポイント

働くママ

園選びをするときに重視したいポイントは、以下の通りです。

  • 立地…毎日通園するため。園バスがあっても、体調不良などでお迎えに行くときを考慮して園を選ぶ
  • 方針…自分の子どもにどう育ってほしいか
  • 施設面…園内の施設が充実しているか、自分で確認すべき
  • 職員の様子…子どもへの接し方や声色、選んでいる言葉などを、園の外からこっそり聞くなど
  • 園児数…多すぎると手が回りにくく、少なすぎるとなんらかの理由がある可能性

園選びは、保育料と保育時間だけで行うのはよくありません。上記のポイントを重視し、納得できる園を選んでくださいね。

まとめ

子どもの大切な幼少期を過ごす場所になる、幼稚園・保育園・子ども園。それぞれの特徴を把握し、子どもの特性を伸ばせるような園を選びましょう。

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