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食品を電子レンジで温めたら『温めムラ』が…!
作った料理を温め直したり、調理の下準備として活用したりと電子レンジの活用の幅が広がり続けています。最近では、コンビニ弁当やチルド食品、さらに冷凍食品の商品展開も種類が豊富なので、以前よりも電子レンジを使う機会が増えたという方も多いでしょう。
しかし、電子レンジを使っていると、なぜか特定の箇所だけが冷たいまま…というように、温めムラが出てしまうことはありませんか。
全ての食品をムラなく均等に温めたいのに、一度で上手く温めることができていないと、どのように対処していいか悩むという方も少なくないでしょう。
電子レンジで『温めムラ』がある時の対処法4選
食品を電子レンジで温めた際、温めムラが出てしまった時はどのように対処すべきなのでしょうか。
1.混ぜたり上下を返したりして再度温める
温めた食品にムラができてしまった場合は、その食品を全体的に混ぜたり、上下をひっくり返してみたりして、再び電子レンジで温め直しましょう。
その際は、すでに食品が熱を持っている状態なので、最初に温めた時よりも時間を短く設定して様子を見てください。10〜20秒ごとに再加熱して、温め具合を確認すると安心です。
2.食品や具材を並べ替えて再度温める
温めムラができてしまった時は、食品や具材の並べ方に問題があることも。複数個の食品を同時に温める場合は、食品や具材の配置を並び替えて温めてみてください。
一度に温める品数が多い場合、庫内で放たれる電磁波が中央の食材に当たりにくくなります。すると、中央に置いていた食品だけ温まっていない、あるいは食品の中央に向いている側だけが温まってないという事象が発生しがちです。
3.再度温めながら加熱途中で具材を混ぜる
温めムラができてしまった時に実践すべき他の方法に、再度温めながら、加熱途中で具材を混ぜるという方法もあります。
再び10〜20秒ずつ温め直し、その度に具材を混ぜていきます。これにより、電磁波が当たっていない部分にも熱が行き渡るため、具材全体が温まりやすくなります。様子を見て全体に熱が行き渡ったと感じたら完成です。
4.一度に加熱する食品の量を減らして温め直す
温めムラができるパターンとして、一度に加熱する食品の量が多いという原因も考えられます。食品同士が重なっていたり、お皿にいっぱいになるほどの量を加熱している場合は、温める食品の量を減らして再び温め直してみましょう。
電子レンジで食品を均等に温めるためのコツは?
電子レンジで食品を温める際は、以下のポイントを押さえて、均等に熱が行き渡るように工夫しましょう。
- 高火力ではなく500〜600Wに設定する
- 食品が複数ある場合は中央を避けて耐熱皿の端に置く
- 食品の厚みをなるべく無くして平らにして温める
- 食品の材料をなるべく均一の大きさにする
- 厚みや量があるものは途中で取り出して混ぜたり上下を返して再加熱する
1000Wなど一気に火力を上げて温めてしまうと、中まで熱をと押すことができずに表面だけ温まっている状態になりがちです。そのため、時間がない時でも500〜600Wで加熱するようにしましょう。
また、温める食品が複数の場合は、なるべく中央を避けて円(または四方)に沿って並べてください。厚みのある食品はなるべく厚みを薄くし、熱が均等に行き渡るように平らにならしてから温めましょう。
電子レンジの仕組みを有効活用して温めムラをなくそう
電子レンジを使うときに温めムラがでてしまう方は、ぜひ今回紹介した対処法や均等に温めるコツを参考に電子レンジを使ってみてください。また、工夫しても温めムラがでてしまう場合は、電子レンジの故障が疑われます。年季が経っている場合は買い替えも検討しましょう。