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睡眠の質を高めるためには寝室環境が重要なポイントに
寝室は、1日の疲れを取るために睡眠をとる重要な場所です。寝室の環境が良ければ良質な睡眠をとることができ、体の調子を整えることにも繋がります。
反対に、寝室の環境が悪いと睡眠の質が低下し、しっかり寝たつもりでも疲労を解消できず、蓄積されてしまうことも…。「最近、寝ても体の怠さが消えない」「常に疲れを感じている」という方は、寝室環境に問題があり、良質な睡眠を取れていないことが原因かもしれません。
寝室に置くべきではない『5つのもの』
寝室は睡眠をとるための場所なので、基本的に寝具以外のものは置くべきではありません。中でも、ここで紹介するような物を寝室に持ち込んでしまうと、眠りの妨げになるので注意しましょう。
1.テレビ
寝る前に少しテレビを見てリラックスしたい、という人も多いでしょう。しかし、テレビを寝室に置いてしまうと、うっかり寝る時刻を過ぎてしまったり、一緒に寝ている家族を起こしてしまいます。
また、テレビからはブルーライトが放たれているため、脳が覚醒する原因にもなります。一度脳が覚醒してしまうと、就寝しても深い眠りに就くことができず、睡眠の質が低下してしまうので気をつけましょう。
2.スマホや携帯電話
スマホや携帯電話もテレビと同様に、「少しだけ…」と思いながら触り過ぎてしまい、寝る時間が短くなる原因になります。
また、スマホや携帯電話からもブルーライトが出ているため、ベッドに横になりながら見ていると、脳が覚醒状態のまま就寝することに。
寝る前のスマホは睡眠の質が一気に低下する原因として、昨今では注意喚起されているほどです。なるべく寝室には持ち込まないようにしましょう。
3.パソコン(ワークスペース)
家の間取りの関係で、寝室にパソコンやワークスペースを設置しているという方もいるでしょう。ここ数年でリモートワークする人が増えたことで、ワークスペースを寝室に確保しているというご家庭も少なくありません。
しかし、仕事に関連するものが寝室に置いてあると、自分では意識していなくても無意識下で仕事に注意が逸れてしまい、安眠の邪魔になってしまいます。睡眠の質が下がり、仕事ノイローゼになってしまう恐れもあるので気をつけてください。
4.コンポなどの音楽プレイヤー
寝る前に自分の好きな音楽を聴くことは悪いことではありません。リラックス効果が期待できるので、安眠にも繋がりやすいでしょう。
しかし、コンポなどの音楽プレイヤーを寝室に持ち込んでしまうと、音楽に集中してしまい、就寝時刻が遅れる原因になりがちです。また、聴いている音楽によっては脳が覚醒される恐れもあるので、寝室に持ち込むことは避けた方が無難でしょう。
5.過度な装飾品
寝室の壁などに多くの写真や絵画などを飾っているご家庭もあるかと思います。しかし、過度な装飾品は、気づかないうちに意識がそちらに集中してしまうため、眠りの妨げとなることも。
寝室に飾る装飾品は1〜2個にとどめ、あまり多くの飾り過ぎないように気をつけましょう。
また、洋服を大量に寝室に置いていると、乱雑な様子が睡眠の質を下げてしまうといわれています。装飾品以外も、睡眠に関係のないものは必要以上に持ち込まないようにしてください。
睡眠の質を高める『理想的な寝床』の条件とは
睡眠は健康を維持する上でとても重要な日課です。睡眠の質を高めるための理想的な寝床の条件は、以下の通りです。
- 寝室には眠るための家具以外は置かない
- 寝室に使う色は3色以内に収める(青、緑、茶が睡眠に効果的)
- 睡眠中の灯りは極力控え、ライトは暖色系を使用する
- エアコンや加湿器を活用して温度と湿度を調整する
- 屋外の音を遮断するために防音カーテンや防音シートを活用する
- ブルーライトを発光させるものは持ち込まない
- 入眠の気が散るものは寝室に置かない(仕事道具など)
シンプルで居心地の良い環境を整えることで、リラックスしながら順調に入眠することができます。また、眠った後も睡眠の質を低下させないため、上記で紹介しているポイントをなるべく多く意識的に取り入れましょう。
良質な睡眠をとるために寝室環境を見直して
いかがでしたか。良質な睡眠をとるためには、睡眠の質を大きく左右する寝室の環境を見直すことが最優先です。その上で、寝る前の生活習慣を見直したり、寝具の状態を確認したりしましょう。