オイルポットの代用品5選!身近なものを使う裏ワザ

油とペットボトル

揚げ物をした後、使用済の油を保存するためのオイルポットがなくても、身近にあるもので代用ができます。わざわざ購入しなくてもよいのと、デザインなど好みの容器で保存ができます。ただ、代用品にはそれぞれ特徴や注意点がありますので、確認しておきましょう。

オイルポットの代用品5選!

オレンジ色のティーポット

①急須やティーポット

メリット

  • 茶こしがついているため、揚げ物の後の揚げカスなどを濾すフィルターの役割となる
  • 注ぎ口がついているので、使う量を調整しやすい
  • 液だれしにくい作りのため、注ぐときに油がこぼれにくく、注いだ後も容器がベトつきにくい
  • デザイン性が高いので、気に入ったカタチや色が見つけられる

デメリット

  • オイルポットと比べるとサイズが小さめの物が多いため、容量が少ない
  • 密閉性が高くないため、酸化しやすく長期保存には向かない
  • ガラス製のティーポットは、洗ってもベトベトした油っぽさや油臭さが残りやすく、光を通すため酸化しやすい

②ジャムなどのガラスの空き瓶

メリット

  • 蓋がしっかりと閉まるので酸化しづらく、倒れてもこぼれにくい
  • 瓶の大きさによって油を少量からでも保存できる
  • 油のベトつきが気になってきたら捨てて、新しい瓶に変えるだけなので衛生的で洗う手間もかからない
  • 空き瓶の再利用になるので経済的

デメリット

  • 光を通してしまうため、劣化が進みやすい
  • 茶こしやコーヒーフィルターなどで揚げカスを濾す必要がある
  • 口が広い瓶は、使う時に液だれしやすい

③ペットボトル

メリット

  • しっかりと閉まるキャップがついているので密封性が高く、倒れてもこぼれにくい
  • 使い終わるたびに容器を捨てられるので、洗う手間が省ける
  • 注ぎ口が小さ目のため、使う時は液だれしにくい
  • 使い切れなかった場合は、ペットボトルごと自治体やスーパーなどで回収してもらうこともできる

デメリット

  • 熱に弱いため、十分に冷めてからでないと油をうつせない
  • 耐久性も低く、光を通すため、劣化が進みやすい
  • 口が小さいため、漏斗が必要
  • 茶こしやコーヒーフィルターなどで揚げカスを濾す必要がある
  • ペットボトル内の水分が、なかなか完全に乾かない

④牛乳パック

メリット

  • 大容量なので、量の多い油を保存できる
  • 油の量によって、パックをカットしてラップをフタにすれば、サイズを簡単に調整ができる
  • フタを残しておけば、注ぐときに液だれしにくい
  • 廃油するさい、少量の水とクシャクシャにした新聞紙をつめて、ビニール袋に入れれば捨てる時に便利

デメリット

  • 瓶やペットボトルほど密閉性は高くない
  • 茶こしやコーヒーフィルターなどで揚げカスを濾す必要がある
  • 時間がたつと、油がしみ出してくる
  • 紙は水分が含みやすいため、油を入れる前にしっかりと乾燥させてから使わなくてはいけない
  • 容器をカットした場合は、ラップと輪ゴムなどでフタを作らなければいけない

⑤ホーロー製品

メリット

  • 臭いが移りにくいなど油の影響を受けにくい素材
  • 油の温度が多少高くても、変形する心配がない

デメリット

  • クレンザーが使えないため、油の頑固なベトベトは落としにくい
  • 耐久性はあるものの衝撃に弱い
  • 茶こしやコーヒーフィルターなどで揚げカスを濾す必要がある

100均で買えるオイルポットの代用アイテム

台所の清潔な料理の棚

100均には、おしゃれでシンプルな瓶が多数あります。サイズや種類も豊富なため、少量だけ保存したいときや、サラダ油以外にもオリーブオイルや米油などを使って揚げ物をするご家庭では、手軽にオイルごとに保管できるのでおすすめです。1

急須

100均の急須は、一般的な急須に比べてサイズが小ぶりです。そのため、揚げ物はするけれど、大量の油は使わないというご家庭にはサイズが最適です。オイルポットに比べるとデザインも好みの急須を選べます。

ハニーディスペンサー

瓶でできているハニーディスペンサーは、量を調節しやすく、材質もガラス製のためオイルポットの代用として十分利用できます。蜂蜜だけ入れておくには勿体ないような、おしゃれなデザインのハニーディスペンサーが100均では見つかります。

オイルポットを別のもので代用するメリット

鍋に油を注ぐ女性

オイルポットを用意しておくと、つい油を使う量が多めになることがあります。別のもので代用することで、小さな容器になれば少ない油で揚げ物をするなど、自然と油を使う量や回数が減ることが考えられます。

また、容器が小さくなると大容量のオイルポットに比べて、保管するスペースも必要なくなります。多くの油を残しておかないことは、いつでも新鮮な油で料理ができることや、多量の油を捨てる際の手間も省け、溜まった油を「早く使い切らないと!」というプレッシャーも減るメリットもあるでしょう。

透明の容器は光を通す為、劣化が進むことが気になりますが、その場合はアルミホイルを巻いておくのをおすすめします。光は直射日光だけでなく、蛍光灯の光も酸化の原因と言われていますので、光対策には気を配りましょう。

油こし器と油こし紙の代用品

ドリップコーヒーセット

オイルポットの代用品を使う時に、茶こしの付いた急須以外の場合は、揚げカスを濾すため、別に油こし器と油こし紙の代用を用意しておく必要があります。身近なもので代用ができますので、確認しておきましょう。

コーヒーフィルターとドリッパー&ポットセットを使う方法

ポットとセットになっているドリッパーを使うと、濾した油を移し替える必要がなく、そのまま保存もできるので便利です。コーヒーフィルターは、油を濾すたびに必要となるため、コストはかかりますが、細かな揚げカスも取り除いてくれるメリットがあります。

コーヒーフィルターとココット(小さな容器)を使う方法

ドリッパーが無い場合、濾した油を入れる容器はココットでなくても良いですが、コーヒーフィルターが安定するので、ココットがおすすめです。ココットにコーヒーフィルターを置き、使い終わった油をゆっくりと注いでいきます。揚げカスなどはコーヒーフィルターにたまり、濾した油がココットに落ちますので、保存する容器に移し替えて下さい。

ティッシュペーパーとボウル・ザルを使う方法

コーヒーフィルターが自宅には無いという場合は、ティッシュペーパーを使いましょう。薄いティッシュペーパーですが、溶けたり破れることなく油を濾すことができます。ボウルにザルをセットして、ザルの上にティッシュペーパーをのせます。そこへ油を流していくだけですが、ティッシュペーパーは軽いため、ずれやすいので気を付けて下さい。

ペーパーはクッキングペーパーもおすすめ

目の細かいクッキングペーパーは、細かい揚げカスまで濾せて、油をキレイに保存できるのでおすすめです。

ザルはパンチングボウルがおすすめ

パンチングボウルは、ザルと異なり平面に穴が空いているため、濾したあとの油が落としやすいです。普通のザルは、細かな網目で入り組んだ構造のため、油を落としにくいためパンチングボウルのほうがおすすめです。

揚げカスは傷みの原因となるためしっかり取り除く

使った後の油には揚げカスが浮かんでいます。この揚げカスを残したままだと酸化が進み、油が傷みやすくなるため、揚げカスはしっかりと取り除くようにしましょう。

油を濾すときの注意点

中華鍋と油

油を濾すときは、使用したあとの油がほどほどの熱さまで温度が下がったら濾します。冷ましすぎると、粘りがでてきて濾しにくくなりますので、冷ましすぎないようしましょう。

容器に移した油は、完全に温度が下がってからフタをします。油が熱を持っているうちにフタをすると、フタの裏側に水蒸気がたまって、油に水が入る原因となるので気を付けて下さい。

逆にフタをせず、何時間も冷ましておくと、空気に触れて酸化しやすくなることと、虫が入る可能性もあるので、容器の油が適温まで下がったら速やかにフタをして冷暗所で保管しましょう。

まとめ

油とペットボトル

オイルポットを用意しなくても、さまざまなアイテムで代用ができますね。家族の人数や調理方法によって油を使う量は異なりますので、ご家庭にあったタイプの容器で保存しましょう。使用した油は酸化が早く劣化が進みやすいので、できるだけ早く使い切るようにしてください。

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