目次
天井付けカーテンのメリットとデメリット
カーテンを天井付けするメリットとデメリットについて説明をします。
メリット
カーテンの天井付けのメリットを見ていきましょう。
部屋の雰囲気が良くなる
メリットの1つ目はカーテンレールが見えないので部屋の雰囲気がよくなるということです。
機能性カーテンレールを使用する場合、その無機質なデザインが部屋の景観を損ねることがあります。反対に、天井付けカーテンの場合はカーテンを使ってカーテンレールを隠すことができるので、部屋の景観を損ねることがありません。
カーテンレールのコストが削減できる
2つ目のメリットはカーテンレールにこだわらなくて済むことです。
カーテンレールは、おしゃれなものや機能性に優れたものにするほど価格が高くなります。けれども、天井付けカーテンでカーテンレールそのものを隠してしまえば、安物のカーテンレールでも気にしなくなります。
「もっとおしゃれなカーテンにしたい」などよりランクが上の家具を使用したい場合は、カーテンレールで浮いた予算をそちらに回してみてはいかがでしょうか。
カーテンレールの掃除が楽
カーテンレール掃除がしやすいのが3目のメリットです。
設置場所の都合でレールの幅が狭く、低い位置にあることから細かいところまで掃除がしやすくなり、お手入れが簡単になります。また、レールがカーテンボックスなどに収納されているので、ホコリが溜まりにくいという性質があります。
デメリット
カーテンの天井付けのメリットは、雰囲気や掃除の楽さなどが挙げられます。では、デメリットはどういったものがあるのでしょうか。
カーテン自体の値段が高くなる
天井付けカーテンにもデメリットがあり、それはカーテンがオーダーメイドになることです。
カーテンボックスや出窓のサイズに合わせたカーテンを用意する必要があるので、オーダーメイドで頼む事が多いです。そのためカーテンの購入価格が通常よりも高くなってしまうことがあるので気をつけてください。
洗濯に手間がかかる
またカーテンが洗濯しにくいというデメリットもあります。カーテンを掃除する場合、カーテンレールからカーテンを取り外す必要があります。けれども、取り外しのときにカーテンボックスや出窓の縁と手がぶつかってしまうことがあるなど、取り外しに苦労する場合があります。
カーテンの天井付けとは
今度は天井付けカーテンの定義と、設置するときの注意点についてお話します。
天井付けのカーテンの特徴
天井付けカーテンとはカーテンボックスの天井や、出窓の内側の上部にカーテンレールを取り付けたタイプのカーテンです。カーテンレールの設置場所がカーテンボックスや出窓などで制限をされているので基本的には機能性カーテンレールを使用することになります。
装飾型カーテンレールも形状によっては使用できるのですが、開け閉めに支障がでたり、光が外部に漏れやすくなったりするなどのデメリットがあるので、気をつけてください。
天井付けカーテンはAフックの使用がオススメ
天井付けカーテンを使用する場合は、天井に直接レールを付けるので、なるべくレールが露出するAフックを使ってカーテンを吊るすようにしましょう。
カーテンレールを隠すタイプであるBフックを使用すると、天井とカーテンがぶつかって開け閉めに支障がでるだけでなく、フックと天井が接触して双方を痛めてしまうことがあるからです。
カーテンの正面付けとは
上記で天井付けカーテンのことについてお話してきたので、今度は正面付けカーテンについてお話します。
正面付けカーテンの特徴
正面付けカーテンとは窓枠の上部にある壁面にカーテンレールを取り付けたカーテンのことです。
窓枠から少し離れたところにカーテンレールを設置するので、機能性の二重レールや装飾レールなどを用いることが多いです。
また、正面付けカーテンの特徴は「外に光が漏れにくい」こと。機能性の二重レールを設置した場合、内側のレーンにレースのカーテンをAフックで吊るし、外側のレーンは遮光カーテンをBフックで吊るすようにすると外部に部屋の光が漏れなくなります。
人の往来が多いところやプライバシーが気になるという方でしたら、正面付けカーテンがおすすめとなります。
おしゃれに見せるならAフック
なお装飾レールの場合は、レールを隠すBフックよりもレールが現れるAフックのほうがおしゃれに見えるので、プライバシーなどと兼ねてどのフックを選ぶかをしっかりと検討してください。
また、正面付けカーテンの場合、窓全体をカーテンが覆うようになるので、外部からの熱気や冷気の侵入をブロックする事ができるという利点もあります。これは室内で生み出した熱気や冷気に対しても同じことであり、エアコン機能を助けることになり電気代の節約に繋がります。
天井付けカーテンを設置する場合は、周辺に何があるのかに気をつけるようにしてください。折戸や開き戸のクローゼットが近くにある場合、戸の開閉をレールが阻害してしまうことがあるからです。
カーテンレールの取り付けの注意点
カーテンをつけるにはカーテンレールの設置が必要です。そのカーテンレールをつけるときには1点だけ注意点があります。
カーレンレールは下地のあるところに取り付ける
カーテンレールを取り付けるときは、下地のあるところに取り付けるようにしてください。
一般的な家屋の場合、壁紙の裏には石膏ボードとモルタルがあるのですが、その2つだけではカーテンなどある程度重量があるものを支えることはできません。そうしたところに無理やりカーテンレールを取り付けると、レールがぐらついたり、少し荷重をかけただけでレールが落下したりする恐れがあります。
カーテンレールを設置する場合は必ず壁の奥に軽量鉄骨や木材などの下地があるところに設置するようにしてください。
下地の大まかな場所は叩いて探してみよう
ですが下地部分は壁紙やモルタルで隠れているため、目視でその場所を確認することはできません。下地のあるところを探す場合は、や手や木槌などで壁や天井を叩いて探すようにしましょう。
叩いたときに「コンコン」と高い音がしたり、硬いものを叩いたような感触がしたりした場合はその奥に下地があります。これに対して「ゴンゴン」と低い音がしたり、手応えがない感触がしたりした場合はその場所に下地がない可能性が高いです。
正確な位置は「下地探し」で確認
手や木槌を使って大まかな下地の場所を探したら、今度は「下地探し」という道具を使って正確な場所を見つけましょう。
下地探しの使い方は簡単で、それを壁や天井に押し付けるだけ。下地探しの先端についている針が途中で止まった場合はその先に下地となるものが存在していることになります。逆に針が抵抗なく最後まで壁や天井に入ってしまった場合は、下地がないということになります。
カーテンの位置が変わると部屋の景観も変わる
カーテンレールを付ける位置を天井や正面に変更するだけでも、部屋の景観はかなり変わるようになります。
「もっと部屋をおしゃれにしたい」「今の景観にどことなく不安がある」などお部屋のことに対して何かしらの悩みを持っていましたら、下地のある場所を確認し、そこから改めてカーテンレールの設置場所を変えてみてはいかがでしょうか。