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最近よく目にする『トマトピューレ』とは?
昨今、海外輸入の雑貨や食材を取り揃えている店舗でなくても、スーパーなどで『トマトピューレ』と表記している調味料を発見する機会が増えたと思います。一見ケチャップやトマトソースと同じような外見ですが、なにが違うのでしょうか。
トマトピューレとケチャップの違い
トマトピューレとは、トマトを裏ごしして、生の状態で煮詰めたものです。他に調味料類は入れておらず、トマトをそのまま使用しているので、トマト本来の味や食感が楽しめます。
ケチャップやトマトソースは、トマトを使用しつつ、砂糖や塩などの調味料を加えており、トマト本来の味とは若干異なった味わいが楽しめるのが特徴です。
類似商品に、トマトペーストがあります。こちらは、トマトピューレをさらに煮詰め、より味を濃くしたものです。煮詰める時間が異なるので、商品名がトマトピューレとトマトペーストに分けられます。
自家製トマトピューレの作り方
前述した通り、トマトピューレはトマトだけを煮詰めて作ります。そのため、時間はかかりますが家で手作りのトマトピューレを作れますよ。ここでは、基本的なトマトピューレの作り方をまとめました。
トマトピューレの材料
トマトピューレの材料は、トマトのみです。大量にトマトを入手したものの、すぐに使いきれないときは、消費しきれない場合は、トマトピューレにしましょう。裏ごし用のこし器を用意すると、効率よく作れます。
トマトピューレの作り方
トマトピューレの作り方は、とても簡単です。
- ざく切りにしたトマトを、鍋で煮詰める
- 潰れるほどの柔らかさになったら、いったん取り出し、こし器で裏ごしする
- 裏ごししつつ種と皮を取り、裏ごしが終わったら鍋に戻す
- 鍋に戻したら、とろみがつくまでヘラや調理スプーンなどでかき混ぜつつ煮詰める
この工程で、トマトピューレは作れます。トマトピューレに他の調味料を混ぜれば、自家製ケチャップも作れますよ。時間があるときに、ぜひ試してみてください。
トマトピューレの保存方法
自家製トマトピューレの保存方法は、使い切るまでの期間で保存方法が違ってきます。
- 瓶詰めにして、密閉状態で冷蔵保存
- 使いやすい量に分けて、フリーザーバッグに入れて冷凍保存
冷蔵保存は、1週間程度しか持ちしません。新鮮なトマトピューレが楽しめるので、1週間以内に使い切れそうなときは冷蔵保存がおすすめです。
1週間以内に食べれない場合は、フリーザーバッグにトマトピューレを入れて平らな状態で冷凍保存しましょう。冷凍保存すると、約3か月ほど長持ちするので、日持ちさせたい方は冷凍保存がおすすめです。
トマトピューレのおすすめレシピを紹介
トマトピューレは、複数の料理に活用可能です。ここでは、おすすめのトマトピューレを活用した簡単なレシピをご紹介します。レシピを参考にして、ぜひトマトピューレを有効活用してください。
ピザ生地にトマトピューレを塗りこむ
トマトピューレを使ったレシピでまず思い浮かべるのは、ピザという人は多いです。最近では、冷凍のピザ生地も販売されており、冷凍のピザ生地にトマトピューレを塗って、野菜やお肉、チーズなどの具材を乗せて焼けば完成!
おもてなし料理としても活躍できる一品、お子様にも人気が高く、みんなで楽しみながら作って賑やかに料理を楽しめます。
パスタにトマトピューレをかけるのは定番!
イタリアはパスタの本場であり、パスタに自家製トマトピューレをかけて食べるのは大定番です。
日本で例えると「おふくろの味」のようなもので、各家庭によって、トマトピューレに甘みやスパイスを加えて好みの味にして使用しているそうです。
ガーリックトマトスパゲティなら、にんにくのすりおろしを加え、粉チーズやワインをプラスして大人の味を満喫するなど、アイデア次第でいろいろなトマトスパゲティを楽しめます。
カレーの隠し味に使用して、程よいアクセントに!
普段作っているカレーの隠し味として、トマトピューレを投入することもできます。トマトが本来持つ甘みと酸味が程よいアクセントになり、コクと深みが高いカレーが仕上がりますよ。
お子様がいる場合、トマトをそのまま具材として入れると食べないかもしれません。トマトピューレをカレールーに混ぜれば、お子様も苦手意識を持たずにトマトを摂取できます。
トマトピューレは様々な用途に使える万能食材!
いかがでしたでしょうか。トマトピューレは、アイデアによって料理の幅が広がる万能食材です。トマトが苦手なお子様でも、ピューレにして混ぜれば食べられたという意見は少なくありません。トマトが余りそうなときは、ぜひトマトピューレを作って保存しましょう。