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大勢で食事する時の「大皿料理」は取り分ける必要あり
飲み会やパーティでは、大皿料理をみんなでシェアすることが多々あります。大皿料理を取り分けるとき、なんとなく全員に同じ量が行き渡るよう配慮している人が多くいるのではないでしょうか。しかし、善意で行っている大皿の取り分け方を間違えていると、周囲から「配慮がないな」と思われているかもしれません。
今回は、大皿料理の取り分けで注意すべきポイントをご紹介します。みんなが気持ちよく料理を楽しめるよう知識を身につけておきましょう。
料理の取り分けでやってはいけない3つの行為
大皿料理を取り分けるときにやってしまいがちなNG行動には、どのような取り分け方が当てはまるのでしょうか。自身の印象を悪くしないためにも、大勢で食事する機会が多い人はぜひチェックしておきましょう。
1.料理を一度にすべて取り分ける
大皿料理を取り分けるときは、1/3程度の料理を残しておくのがマナーです。
一度に取り分ける量は少なくなりますが、食べられる量や味の好みは人それぞれ違います。料理をすべて取り分けてしまうと、お代わりしたい料理がなくて残念な思いをする人や、すべて食べ切れず残してしまう人が出てしまうことも。
最初は全員が無理なく楽しい気分で食べ切れる少なめの量を取り分けて、お代わりは個人に任せましょう。
2.直箸で料理を取り分ける
大皿料理だけに限らず、鍋などみんなでひとつの食べ物をシェアする場合、直箸でみんなが食べるものに触れるのは厳禁です。
また、自分が使っている箸の上下をひっくり返して食事を取り分ける方法も、『逆さ箸』となるのでマナー違反です。取り分け用の箸やトングがないときは、店員さんに持ってきてもらいましょう。
3.「女性が取り分けるべき」という考えを態度や行動に出す
料理の取り分けができる女性は気が利くという印象を与えたり、男性からモテると思っていませんか。取り分け上手なのは良いことですが、積極的すぎる態度は同性からの印象が悪くなりがちです。
高級な飲食店では、基本的にお店側が取り分けてくれることが多くあります。そうでない飲食店の場合は、女性だけでなく男性も配慮するべきでしょう。
厳密なルールがあるわけではありませんが、女性だけに取り分けを任せきりにするのは、現代ではあまり良い印象を受けません。男女問わず、手が空いていて料理に近い人が取り分けましょう。
配慮を忘れずに!大皿料理の正しい取り分け方
大皿料理を取り分けるときは、以下のようなポイントに気をつけましょう。
- 最初は少なめに取り分ける
- アレルギーの有無
- 好き嫌いの配慮
- みんな均等に振り分ける
- 具材に偏りが出ないよう注意
- 自分の取り分は最後に回す
大皿料理の取り分けは、若年の女性だけが行うものではありません。気が付いた人や手が空いている人が行いましょう。
性別や年齢を問わずみんなで料理を取り分け、心の距離を縮めるきっかけになることもあります。ぜひ全員で配慮し合いながら大皿料理を取り分け、お互いのことをより深く知るきっかけにしましょう。
一緒に食事する人と意思疎通を図りながら取り分けを
大勢の人と料理を分け合える大皿料理は、誰かひとりが行うのではなく、みんなで取り分け合うことをおすすめします。取り分ける際は、今回紹介した最低限のルールを守り、一緒に食事する人との親交を深めるきっかけにしてください。