冷凍した『肉』を解凍するときのタブー4選!やってはいけないダメ行動とおすすめの解凍方法

お肉は冷凍することで日持ちさせることができます。しかし、せっかく火持ちさせた肉も解凍方法を間違えると、美味しさがガクッと下がってしまうことも…。この記事では、冷凍した『肉』を解凍するときのタブーやおすすめの解凍方法を紹介します。

冷凍した『肉』は正しく解凍しないとおいしさを損ねることも

肉はそのまま冷蔵保存していると、日持ちしません。しかし、冷凍保存することで、家庭で冷凍した場合でも1ヶ月ほど長持ちさせることができます。

ただし、冷凍肉は解凍する時も重要です。解凍方法を間違えてしまうと、肉に詰まっている旨味が流れ出てしまい、美味しさが損なわれてしまうこともあります。

また、解凍環境によっては、食中毒のリスクも高まるので非常に危険です。必ず正しい方法で解凍するよう心がけましょう。

冷凍した『肉』を解凍するときのタブー4選

ここでは、冷凍した『肉』を解凍するときのタブー行為を見ていきましょう。誤った解凍方法は、肉の旨味を逃してしまうので注意してください。

1.調理しながら解凍させる

冷凍した肉を解凍し忘れていた、という時に、「まぁいいや」と調理の過程で解凍させる強硬手段に出たことはありませんか。当然、この方法では均一に熱が通らないので、うまく料理を仕上げることができません。

また、冷凍した肉から溢れ出たドリップや水分によって、一緒に調理した食材の旨味もの捏ねてしまうため、残念な仕上がりになってしまいます。

2.常温放置で解凍

常温で放置することで解凍すると、比較的早く解凍することは可能です。しかし、急激な温度差によってドリップ(肉から出てくるピンクの液体)が溢れ出し、旨味が流れ出てしまいます。

また、夏場や日当たりの良い場所で常温放置していると、細菌繁殖によって食中毒症状を引き起こす恐れもあります。

3.電子レンジの「あたため」で急速解凍

急速に解凍する方法として、電子レンジの「あたため」機能を活用して解凍したことがある人もいるでしょう。しかし、電子レンジのあたため機能では、ちょうど良い加減に解凍することは難しく、加熱してしまう恐れもあります。

また、急激な温度変化によって旨味が逃げてしまうため、調理に使う際、本来の美味しい仕上がりではなくなってしまうことが多いです。

4.直接水に浸けて解凍する

冷凍肉を流水解凍する方法はおすすめです。ただし、袋から取り出して直接冷凍肉に水をかけたり浸けたりする方法は避けてください。

直接水をかけてしまうとドリップが大量に出てしまい、旨味を流してしまうことになります。

使わなかった肉を再冷凍はNG

一度解凍した肉を使わなかったからと再冷凍することもやめてください。一度解凍した時に細菌が付着していた場合、衛生的に問題が生じる恐れがあります。

また、再び再冷凍した肉は、次に解凍した時にパサパサとした明らかに違和感を覚えるような食感になるケースが多いです。美味しさも損なわれてしまうので、一度解凍した肉は使い切るようにしましょう。

安全とおいしさを損なわず冷凍した肉を解凍する方法

肉を解凍する時にやってはいけない解凍方法を確認したところで、おすすめの解凍方法を確認していきましょう。なるべくドリップ(肉から出るピンク色の液体)が出ないような方法で解凍してください。

  • 冷蔵庫で半日〜1日ほど時間をかけて解凍する
  • 氷水解凍:水と氷を入れたボウルに袋に入った冷凍肉を浸けて
  • 流水解凍:袋に入った冷凍肉をボウルに入れて水をかけ続ける

以上のような解凍方法がおすすめです。

どうしても早急に解凍したい場合は、電子レンジの「解凍」機能を活用したり、電子レンジの最も低いW数で少しずつ解凍しましょう。この際、必ず解凍している肉の状態を確かめながら行ってください。

正しい解凍方法でお肉を美味しく調理しよう

いかがでしたか。誤った方法で冷凍肉を解凍してしまうと、おいしさが損なわれてしまいます。正しい解凍方法を実践することで、お肉の旨味を損なわずに解凍できるので、美味しく安全に調理できますよ。

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