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友人や家族の新築祝いに何を贈るべき?相場もチェック
30代〜40代に入ると、友人や家族、親戚などで新築住宅を建てたり、購入したりする人が増えてきます。話を聞いて「新築祝いを贈ろう」と考える人は多いでしょう。
しかし、新築祝いに何を贈ればいいのか迷う、どのくらいの値段の贈り物を用意するべきかわからないと悩む人も少なくありません。
新築祝いの相場は関係性で変わる
新築祝いの相場は他のお祝いの品物と同様、相手との関係性で変わります。立場や関係性によって一般的な相場が変わるので、以下の相場を贈り物選びの参考にしてください。
- 親…3万円〜5万円
- 兄弟・姉妹・親戚…1万〜3万
- 友人・同僚…5000円〜1万円台
あくまで一般的な目安なので「もっと豪華なものを贈ってあげたい」という親ならではの理由で高価なものを贈る人もいます。
反対に、「相手が喜びそうだから」と一般的な相場より安価な商品を選ぶ人も多いので、相手の好みや必要としているもの、贈る時の気持ちに合わせて、多少贈り物の価格が外れても問題ないでしょう。
新築祝いで贈ってはいけない『5つのもの』
新築祝いとして新たな門出に贈り物を渡す上で「縁起が悪いからタブー」「失礼にあたるからNG」とされている品物があります。
ここで紹介する贈り物は、一般的に新築祝いで贈ってはいけないと考えられているので、相手からリクエストがない限りは贈らないよう注意しましょう。
1.靴やサンダルなどの履物
近所などの近場を出歩く際に便利な可愛らしいサンダルや、女性の友人に個人的な新築祝いのプレゼントとして靴などの履物を選ぶ人がごく稀にいます。
相手が「今、パンプスが欲しい」「かわいいサンダルが欲しい」とリクエストをくれた場合は問題ありませんが、履物には「相手を踏みつける」「見下す」という意味があるため、新築祝いに贈ることはNGです。
2.玄関マットなどの敷物
新築におしゃれな玄関マットやカーペットなどの敷物を贈る人もいますが、こちらも敷物として「踏みつける」「尻に敷く」といった縁起の悪さを彷彿とさせる品物です。そのため、新築祝いにはふさわしくありません。
また、玄関マットやカーペットは、デザインや素材に個人的な好みが反映されやすいアイテムです。贈った品物を「あまり好みじゃない」と迷惑がられてしまう可能性もあるので控えたほうが無難です。
3.キャンドル
アロマキャンドルなどのおしゃれなインテリア雑貨を贈る女性が多くいます。置いておくだけでもおしゃれに映るキャンドルやお香は、女性人気の高い商品ですよね。
しかし、キャンドルは「火」を連想するアイテムです。新築祝いに「火」を連想するアイテムは、火災などの不幸を連想させるとして、新築祝いとしてはタブー視されています。
可愛らしいキャンドルやお香ですが、誕生日プレゼントなどの別のお祝い行事に贈るのが適しています。
4.トースターやコンロなどの火を使う調理家電
トースターやコンロ、電子レンジなどの調理家電や調理器具は、キャンドルと同様に「火」を連想させるため、新築祝いにはふさわしくないと言われています。
しかし、トースターや新しい電子レンジなどは、相手によっては喜ばれます。特に高価な物も多く、親御さんが子どもの新築祝いに贈るというご家庭も少なくありません。
こうした調理家電を贈りたい場合は、購入する前に「〇〇を贈ろうと考えているんだけれど、どう?」と尋ねてみると良いでしょう。その際、相手のリクエストに寄り添った機種などを選んであげると、より喜ばれます。
5.全体的に「赤色」のもの
「火」を連想させるとして、全体的に赤い品物も避けるべきと考えられています。インテリア雑貨や調理器具など、全体的に赤色ベースの品物は数多くあるので注意しましょう。
また、赤色は活気のある色ではありますが、人によって「家のインテリアとしては派手で置きにくい」と好みが分かれる色でもあります。なるべく派手な色味は避けたほうが無難でしょう。
喜ばれる新築祝いとは?新築祝いにおすすめの贈り物
先に紹介したNGな贈り物は、一般的に新築祝いにはタブーとされています。新築祝いの贈り物には、タブー視されている贈り物を避け、相手に迷惑をかけない喜ばれる品物を選ぶことが大事です。
以下の贈り物は新築祝いとして喜ばれる傾向があるので、これから新築祝いを選ぶ方は参考にしてみてください。
- 食器(カトラリーセット、耐熱グラスなど)
- ルームフレグランス
- ホーロー鍋
- コーヒーマシン
- 置き時計
- お酒
- カタログギフト
- 金券
実用性のある物や自分で選べるカタログギフト、金券などが喜ばれる傾向にあります。
一方、観葉植物は「枯らしてしまうかも」「置く場所がない」などの理由で、意外と困ってしまうという意見が多いです。
また、壁にかけるタイプのインテリア雑貨は、壁に穴を開けなければいけないため、ご家庭によっては「穴を開けたくない」と困らせてしまうことがあるようです。
新築祝いは相手のタイミングに合わせて送ろう
基本的に、新築祝いは住宅ができてから1ヶ月以内、あるいは新築祝いのパーティーやお招きされた時に贈るのが良いとされています。
しかし、現在は共働き家庭も多いため、あまり早いタイミングで贈ってしまうと、ダンボールが溜まってしまい、片付けの邪魔になる恐れもあります。
相手の負担にならなように、贈る前に「〇〇のタイミングで贈ってもいい?」など連絡を入れておくと安心です。
新築祝いにはタブーにならない喜ばれる贈り物を選んで
いかがでしたか。新築祝いには、タブーなものは避け、相手が喜んでくれる品物を選ぶことが大切です。相場や品物など、相手の好みや必要としているものを考慮したりリサーチしたりして、すてきな門出を祝えるプレゼントを選びましょう。
新築祝いを贈る際は、タブーとされるものを避けつつ、関係性や相手のライフスタイルに配慮し、実用性のあるアイテムや選択の自由度が高いギフトを選ぶことが重要です。そうすることで、お祝いの気持ちがより伝わり、相手にも喜んでもらえるでしょう。