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お米の正しい保存方法を知っていますか?
日本の食卓に欠かせないお米ですが、正しい保存方法が案外知られていません。お米は保存が効くと思われがちですが、実は2ヶ月を過ぎると徐々に劣化し始めます。理想は2ヶ月以内に食べることが推奨されています。
多くの方が「袋に入れたまま」「米びつへ移す」といった保管をしていますが、本当にお米にとってベストな環境かは見直す必要があります。適当な保管方法では、品質の低下やカビの発生リスクを高めてしまう恐れがあります。
絶対に避けたい!お米の品質を下げる保存法6つ
お米は高湿度や高温に非常に敏感です。適切な保管を怠ると、品質の低下や最悪の場合食べられなくなることもあります。以下に、お米を傷めてしまう保管方法を挙げますので、該当する場合は早急に改善しましょう。
1.購入した袋でそのまま長期保存する
購入したままの袋でお米を保存している方は少なくありませんが、これらの袋は完全に密封されているわけではなく、細かな穴が空いていることがあります。
その結果、湿気が侵入したり、虫が発生する恐れがあります。購入した袋のまま保存する場合は、その袋を更に密閉できる容器に入れておくとより安全です。
2.冷蔵庫で保存した後に常温へ戻す
お米は冷蔵庫の野菜室で保存すると長持ちする傾向にあります。これは、野菜室がお米に適した湿度と温度(3℃〜7℃)を保てるからです。
しかし、冷蔵庫で保管した後にお米を常温に戻すのは避けるべきです。野菜室と常温の温度差により結露が生じ、お米が湿気たりカビが発生する原因になります。
3.容器の蓋を開けっ放しにする
お米を入れている米びつや密閉容器の蓋を開けたままにするのも厳禁です。蓋が開いていると虫が侵入したり、湿気やほこりが入り込むことで衛生面に問題が生じます。
さらに、湿気やほこりはカビの発生リスクを増加させるため、お米を保管する容器の蓋は常にしっかりと閉め、密閉した状態にしておきましょう。
4.濡れた手でお米を取り出す
お米を触る前に手を洗うのは良い習慣ですが、その後は手の水気を完全に拭き取ってからお米を取り扱ってください。濡れた手でお米を取ると、手の水分が米びつ内に入り、内部の湿度を高めてしまいます。
これはカビや細菌の増殖を促すため、衛生的に大きな問題です。お米を取る際は、手洗い後タオルやキッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取ってください。
5.米びつを清掃せずに新米を追加する
お米を密閉容器や米びつで保存している場合、容器が空になったら一度洗浄することが大切です。
米びつを掃除せずに新しいお米を足すと、以前のお米からの汚れが残り、新しいお米の品質に影響を及ぼすことがあります。汚れが細菌やカビの温床になり、お米を早期に劣化させる可能性があるため、特に湿気が多い季節には米びつを空にするごとに清潔に保つ習慣を心がけましょう。
6.高湿度な場所で保存する
お米の保管場所を選ぶ際は、湿度が低い環境を選びましょう。例えば、シンク下など湿度が高い場所では、カビの発生やお米の品質劣化の原因になります。
また、温度が18℃を超えるような高温の場所も避けるべきです。家電製品の近くなどは、発熱により温度が上昇しやすいため、これもお米の品質に悪影響を与えます。保管場所は涼しく、暗い場所が望ましく、直射日光が当たる場所は避けてください。
お米の美味しさを保つ正しい保存方法
お米を駄目にする保存法を見てきた後、ここではお米の新鮮さと品質を保つための適切な保存法を紹介します。これらのアドバイスを参考にして、キッチンに最適な保管場所を整えましょう。
- 購入後はすぐに米びつや適切な容器に移し替える
- 涼しくて湿度が控えめの場所で保管する
- 保管容器はきちんと密閉する
- 容器を清潔に保ち、その中にお米を入れておく
- 常温での保存は購入から2ヶ月以内に消費する
特に夏場は、気温の上昇によりお米の劣化が早くなります。常温保存がやむを得ない場合でも、できるだけ冷蔵庫の野菜室で保存し、1ヶ月以内に食べきるようにしましょう。
お米を適切に保存し、安全かつ美味しく楽しもう
いかがでしたでしょうか。お米の保存方法について、役立つ情報をお届けしました。意外とお米の正しい保存ポイントを知らない人も多いです。高温多湿の環境は、お米にとって品質が劣化したり、カビが生えたりと良くありません。必ず米びつに入れ替えて、涼しく湿度の低い場所で保管しましょう。