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液晶テレビの平均寿命は8年!
液晶テレビのバックライトの平均寿命は、約8年です。テレビは輝度(明るさ)が半分以下になったら、寿命と言われています。液晶テレビを利用できる時間は約6万時間です。1日8時間使うと仮定すると、液晶テレビの寿命は20年程となるでしょう。
種類別!テレビの平均寿命
種類 | 時間 | 寿命 |
---|---|---|
液晶テレビ | 約6万時間 | 約20年 |
プラズマテレビ | 約3万時間 | 約10年 |
有機ELテレビ | 約10万時間 | 約32年 |
ブラウン管テレビ | 約3万時間 | 約10年 |
液晶テレビの寿命が近い時の症状
液晶テレビは日々進化し、省エネ化も進んでいます。液晶テレビの寿命が近くなってきたら、無理に使い続けず、買い替えも検討するのがおすすめです。買い替え検討のためにも、液晶テレビの寿命が近い時の症状を把握しておきましょう。
画面が暗くなってきた
テレビの寿命は、輝度(画面の明るさ)で判断します。テレビは輝度が50%以下になると寿命です。年数と共に画面を表示させるライト等が劣化すると、徐々に輝度は低下します。画面が暗くなり、画面の明るさ調節をしたときは注意しましょう。
画面の表示がおかしくなる
ライトや基盤の劣化が進行すると、画面に縦線や横線が入るようになります。また音声は聞こえるのに画面が映らない場合や、明らかに異なる色が映る場合もあるでしょう。画面の異常は電源を入れ直したり、電源プラグを差し直したりすることで改善する可能性もないとはいえません。もし画面の異常が頻繁に見られるようになったら、寿命が近い証拠です。
音声の異常
スピーカーや基盤の劣化が進行すると、音声が途切れる・音声が割れる・音声が聞こえなくなるといった症状が現れてきます。スピーカーの異常の場合、スピーカーを取り換えれば直りますが、基盤の場合は修理に手間・時間・費用がかかる可能性が高いです。
電源が入らなくなる
テレビの寿命が近くなると、電源が入らなくなる時があります。電源が入らないのは、基盤や電源回路の異常が主な原因です。電源基盤はテレビの中心的な部分ですので、修理代がかかる可能性が高いので注意しましょう。
電源コードやプラグが熱い
電源コードやプラグには電気が流れる導線を守るため、絶縁体が巻かれています。絶縁体が劣化し導線が熱を多く持つようになると、火災につながる危険性が高まるので注意しましょう。
焦げ臭い
テレビの寿命が近づいた時、最も気をつけなければならない症状が臭いです。内部部品が劣化すると、放電現象がみられるようになります。テレビ内部にホコリが溜まっていると、放出された電気がホコリに引火、火災につながる危険性が高いです。焦げ臭いと感じたり、煙が出てきた時はすぐに電源を切り、電源プラグを抜きましょう。
液晶テレビの寿命はメーカーによっても異なる?
液晶テレビを選ぶ時、気になるのがメーカーごとの違いです。大手メーカーの場合、液晶テレビの平均寿命は4年から8年程です。テレビの寿命は使い方によっても変わるので注意しましょう。以下、メーカー別の液晶テレビの寿命です。
シャープの液晶テレビ
液晶テレビのLEDバックライトは、通常赤・青・緑の3色が多いです。シャープのAQUOSシリーズは機種にもよりますが、基本の3色に加え、イエロー・マゼンダ・シアンも導入。微妙な色の違いをよりはっきりと表現します。さらに機種によっては高精細4K低反射液晶パネルが採用されており、画面が大きくなっても、粗さが気になりません。
シャープAQUOOSシリーズは、早い人ですと6年程で寿命を迎えているようです。シャープAQUOSシリーズでは、4Kに対応した40型の液晶テレビも多く販売されています。
東芝の液晶テレビ
東芝のREGZAシリーズは、明るいシーンで顔のハイライト部分を細かく表現する機能が備わっています。東芝のREGZAシリーズは、人によっては10年以上もっている方もいるようです。
メーカーの部品保有期限は8年ですので、8年目以降の修理は難しいでしょう。東芝のREGZAシリーズでは、4Kに対応した40型の液晶テレビも販売されています。多くの機能が搭載されたタイプは49型からです。
ソニーの液晶テレビ
ソニーのブラビアシリーズは機種にもよりますが、フルHD映像を4Kに変換する機能を持っています。空などの平坦な場所はノイズを減らし、建物の輪郭を強調することで、画像が全体的によりはっきりするようになるのです。
ソニーのブラビアシリーズは早い人ですと、4年程で異常がみられます。ただしソニーのブラビアシリーズは省エネモデルも多いため、8年から10年利用している方も多いようです。ソニーのブラビアシリーズでは、4Kに対応した液晶テレビは43型からになります。
パナソニックの液晶テレビ
パナソニックのビエラシリーズは機種にもよりますが、部分ごとに色補正や明暗の調整が行われます。シーンごとに輝度を調節する機能を搭載した機種もあるようです。
パナソニックのビエラシリーズは早い人で5年程で寿命を迎えています。ただし寿命が短いという口コミは少なく、平均して5年から8年が寿命といえるでしょう。パナソニックのビエラシリーズでは、4Kに対応した液晶テレビは43型からになります。
液晶テレビの寿命を延ばすためのコツ
せっかく買った液晶テレビ。できれば長く使い続けたいものです。液晶テレビを長く使うためには、液晶テレビに負担をかけないことが大切になります。液晶テレビの寿命を延ばすためのコツを見てみましょう。
テレビを長時間利用しない
テレビの寿命は使用時間によって決まります。使う時間が長ければ長いほど、寿命も短くなるのです。使わない時はこまめに電源を切るように心がけましょう。
明るさ調節をする
テレビの寿命は輝度(画面の明るさ)が大きく関係しています。輝度が高ければ高いほど、テレビにかかる負担は大きいです。使う環境にもよりますが、テレビの明るさは標準よりも少し暗めに設定しておきましょう。
テレビゲームに要注意
テレビに大きな負担をかけるものとして、テレビゲームが挙げられます。テレビゲームはテレビ番組に比べると輝度が高いです。テレビゲームの内容によっては、画面の一部分に長時間表示が固定されるものもあります。具体的にはライフやスコアなどが挙げられるでしょう。
画面の一部分に同じ表示が続くと、画面が切り替わった後も残像が残ってしまう焼き付きが起こります。焼き付きはテレビ画面に大きな負担がかかるので注意しましょう。
直射日光を避ける
テレビに直射日光が当たると、テレビが熱を持ちやすくなります。カーテンを利用するなどして、直射日光を避けるようにしましょう。
こまめに掃除をする
テレビの通気口にホコリ等が溜まると、内部に熱がこもりやすいです。内部に熱がこもると部品にかかる負担も大きくなると予想されます。さらにテレビ内部にホコリ等が入ってしまうと、部品が誤作動を起こすかもしれません。液晶テレビにホコリ等が溜まると、火災につながる危険性も高いです。テレビとその周辺はこまめに掃除するようにしましょう。
まとめ
液晶テレビを1日8時間使った場合、平均寿命は8年間といわれています。寿命はメーカーによって大きな差はありません。しかし間違った使い方をしてしまうと、液晶テレビに負担がかかり、早く寿命を迎えるでしょう。
長く使うためには、日頃のお手入れと使い方が大切です。できるだけ液晶テレビに負担をかけないようにし、長期間同じ機種で楽しめるようにしましょう。