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夏の風物詩であるセミ、気づいたらいなくなってる!
真夏の暑い時期、外に出ればうるさいくらいにセミが鳴いていますよね。夏休み中はあんなにうるさく鳴いていたにもかかわらず、夏の暑さが完全に引く前にセミの声が少なくなっていたり、しなくなっていることがあります。
セミは、いったい何月までいるのでしょうか?
セミは何月までいる?いなくなる時期は?
セミは何月まで元気よく生きているのでしょうか?いなくなる時期も併せて、チェックしておきましょう。
セミの平均寿命
セミの平均寿命は、幼虫期と成虫期で大きな差があります。
- 幼虫期…数年~長いもので10年ほど
- 成虫期…1週間~条件がよければ1か月ほど
セミの生涯は、大半が土の中です。成虫になったら、繁殖に注力し、子孫を残して命を終えていきます。非常に短い成虫期に子孫を残さなければならないため、個々のオスのセミが大声でメスにアピールしているのです。メスのセミは鳴きません。
セミは何月までいるの?
セミが鳴く時期が、複数の種類のセミを併せると4月~10月の半年間になります。
- ハルゼミ…4月下旬~6月いっぱい
- ニイニイゼミ…6月下旬~9月中旬
- ヒグラシ…7月初旬~9月初旬
- クマゼミ…7月中旬~9月初旬
- アブラゼミ…7月中旬~9月いっぱい
- ミンミンゼミ…7月下旬~10月初旬
- ツクツクボウシ…7月下旬~10月中旬
種類によってばらつきはあるものの、多くに種類のセミが8月に最盛期を迎えます。そのためセミは8月に多い印象を持ちやすく、10月まで残っているセミの声は8月ほど大きく鳴いため、あまり気にならないのかもしれません。
セミがいなくなる時期とは
セミがいなくなる時期は、11月に入る手前くらいになります。成虫は越冬することができないので、冬を迎える前に命が絶えてしまうのです。クワガタやカブトムシのように飼育管理した場合であっても、越冬はしません。
そのため、昨今短くなりつつ秋に入って間もなく、成虫のセミがなくなってしまいます。
セミは夏以外どこでなにをしているのか
セミは夏以外の時期、成虫が生存していません。しかし、成虫がのこした幼虫が土の中で生きています。セミの幼虫は、主食が樹液なので、樹液がある出ている場所を探して土の中を移動しています。
栄養の関係で長い期間土の中で成長し続け、成虫になるために力を蓄えているのです。そのため幼虫期間には差があり、数年で羽化する個体もあれば、10年近く土の中で幼虫として過ごす個体もいます。
成虫は夏以外の時期は見ることができませんが、幼虫であれば土の中で生息しています。
まとめ
セミが鳴く期間は、非常に限られています。限られた期間に複数のセミが繁殖のため鳴くので、セミの声に耳を傾けてみるのもよいですね。