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宝くじのハズレ券は「お楽しみ抽せん」で再チャンス!
宝くじを購入し、ワクワクしながら抽せん日を待つ人は多いでしょう。しかし、残念ながらハズレてしまった宝くじをすぐにゴミ箱に捨ててしまうのはもったいないです。
宝くじには年に1度、ハズレ券にも再びチャンスが訪れるイベントがあります。それが「宝くじの日 お楽しみ抽せん」です。
「宝くじの日」は毎年9月2日。この日には、過去1年間に抽せんが終わったハズレ宝くじを対象として抽せんが行われます。当選すると豪華な賞品がもらえます。年に1度の再チャンス、ぜひ覚えておきましょう。
「お楽しみ抽せん」の仕組みとは?
「お楽しみ抽せん」では、前年の9月1日から当年8月31日までに抽せんが行われた宝くじのハズレ券が対象となります。
抽せんはハズレ券の下4ケタの番号で行われるため、約1万分の1の確率で当選します。当選番号と自分の宝くじの下4ケタが一致すれば、賞品を受け取ることができます。
対象の宝くじは、ジャンボ宝くじや全国通常宝くじ、ブロック宝くじのほか、スクラッチ宝くじも含まれます。ただし、ロトやナンバーズなどの数字選択式宝くじや、一部イベントくじは対象外です。
どんな賞品がもらえる?
当選すると、実用的な生活用品やグルメギフトなどがもらえます。過去の賞品には以下のようなものがありました。
- ブランド米のセット(1kg × 2種類)
- 今治ブランドのタオルセット
- ステンレス製のマグボトル
- 非常食・防災食セット
- 宝くじポイント(スクラッチくじ2,000円相当分)
年によって賞品は変わりますが、いずれも日常生活で役立つものばかりです。
宝くじのハズレ券はいつまで保管すべき?
「宝くじの日 お楽しみ抽せん」があるのは分かったけれど、いつまでハズレ券を持っていれば良いのか迷いますよね。
実は、明確なタイミングがあります。ハズレ券は抽せんが終わる毎年9月2日まで保管するのが基本ですが、より正確には10月31日(賞品申し込み締切日)まで保管するのがベストです。この日付を覚えておくと、安心して保管・処分ができます。
ハズレ券を早く捨てるデメリットとは?
ハズレ券を早く処分すると、再抽せんでの賞品獲得のチャンスを逃してしまいます。また、「本当は当選していたのに見落として捨ててしまった」という可能性もあります。
毎年約100億円近くもの宝くじが引き換えられないまま「時効当せん金」となっています。特に300円や1000円程度の少額当せんを見逃すケースが非常に多く、その結果、知らず知らずのうちにチャンスを逃すことになりかねません。
当選確認をラクに済ませる方法は?
宝くじの番号確認が面倒で放置してしまいがちな人も多いでしょう。そんなときは、宝くじ売り場に設置されている自動照合機(オートチェッカー)を利用すると便利です。この機械に宝くじを通すだけで、瞬時に当選結果を判定してくれます。
また、ネットで宝くじを購入した場合は、自動的に当選の有無がマイページで確認できます。当せん金も自動的に振り込まれるため、面倒な作業が不要となります。
宝くじのハズレ券はどうする?
宝くじが外れてしまったとき、そのハズレ券をどう扱えば良いのでしょうか? 多くの人が実践している方法を紹介します。
宝くじ売り場で処分してもらう
一番シンプルで手軽な方法です。宝くじ売り場に持ち込めば、その場で当選番号を再確認してくれて、外れていれば売り場で処分してもらえます。
自分で捨てるのは心理的に抵抗がある人にも向いています。また、見落としで当選していた場合も見逃さずに済むため安心です。
塩を使って清めて処分する
宝くじのハズレ券をそのままゴミ箱に捨てることに抵抗がある人におすすめなのが、塩を使った方法です。日本では昔から「塩には浄化の作用がある」と言われています。
ハズレ券に粗塩を少量ふりかけてから思い切って破り捨てることで、「運気を落とさず厄落としができる」と考えられています。特に、宝くじは「金運に関わるもの」と考えられるため、風水的にも塩で清めてから処分すると良いとされています。
神社やお寺で供養してもらう
宝くじは、多くの人が「夢を買う」気持ちで購入するものです。そんな夢が叶わなかったハズレ券を感謝の気持ちを込めて供養してもらう方法もあります。供養することで気持ちを整理し、新たな運気を呼び込むという意味合いがあります。
一部の神社やお寺では、郵送や直接持参でハズレ券を受け付けて、焚き上げという方法で供養しています。特に宝くじファンの中には「縁起が良くなりそう」と考え、定期的に供養をしてもらう人も少なくありません。
リサイクルとして古紙回収に出す
宝くじは紙でできているため、資源として再利用できます。環境への意識が高い人にとっては、ただ捨てるのではなくリサイクルに回すのも選択肢のひとつです。
リサイクルボックスや古紙回収に出せば、新たな紙製品に生まれ変わり、地球環境に貢献できます。宝くじに使ったお金が無駄にならず、有効活用したという気持ちにもつながります。
ただし、宝くじに個人情報(購入日時や購入場所)が書かれたレシートなどが付いている場合は、事前に細かく破るなどして、個人情報の漏洩に注意しましょう。
フリマアプリやネットオークションで出品する
意外に思うかもしれませんが、宝くじのハズレ券を収集しているコレクターが存在します。特に古い宝くじや珍しい記念券、地域限定券、印刷ミスなど特殊な特徴を持つものは価値がつく場合があります。
ただし、法律上の注意点もあるため、以下のルールを守ってください。
- 抽せん前や当せん金付きの宝くじを売るのは違法
- ハズレ券でも当選する可能性があるような誤解を与える表現はNG
- 出品の際は「収集目的」と明記することが必須
このルールを守った上で、自分の持っている宝くじが特別なものかどうかをしっかりリサーチしてから出品しましょう。
ハズレ券を処分するときの注意点
ハズレた宝くじを処分するときに、意外と見落としがちなのが個人情報の問題です。最近は、宝くじを購入した証明としてレシートや購入記録を一緒に保管している人もいます。こうした書類には個人情報が含まれる場合があり、安易に捨てると情報漏洩のリスクがあります。
処分するときは、宝くじ本体とは別にレシート類を分け、シュレッダーにかけるか、細かくちぎってから処分するようにしましょう。安心して宝くじを楽しむためにも、このような小さな配慮が大切です。
まとめ
宝くじのハズレ券は、単にゴミとして捨てるだけではなく、意外と幅広い活用法や配慮すべきポイントがあります。特に最近では、古い券や記念券をコレクションする人が増えており、思わぬ価値があることもあります。
また、個人情報保護の観点から処分方法にも注意が必要です。運試しの夢を買った宝くじを大切に扱うことは、次の新たな運気や幸運を呼び込むことにもつながるかもしれません。