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食後に眠くなる理由
お昼ご飯を食べた後に、猛烈な眠気に襲われる人も多いのではないでしょうか。食事をした後は、血糖値が上がります。そのため、上がった血糖値を下げる為に「インスリン」が分泌され、食べ物を分解するのです。人間は血糖値が下がる時に眠気を感じるので、食後に上がった血糖値が下がるタイミングで、眠気に襲われます。
また、人間の体内時計は夜と昼過ぎの2回、眠気のピークが来ると言われています。食後の血糖値とあわせて体が眠ろうとするので、昼過ぎに猛烈な眠気が訪れるのです。
昼寝をする5つのメリット
昼寝と聞くと、サボっていたり怠けたりしているイメージのある方もいるのではないでしょうか。しかし、昼寝をすることで仕事や勉強にさまざまなメリットがあります。
頭がスッキリする
昼寝をすることで疲労が回復し、頭がスッキリします。特にデスクワークで長時間パソコンを見ている人は、昼寝をすることで目や脳を休めることができるのです。短時間の昼寝を取り入れることで、午後からスッキリとした頭で活動することができます。
集中力が上がる
強い眠気を感じることで、仕事に集中できない…なんてことも多いのではないでしょうか。昼寝をすることで脳が休まるだけでなく、集中力の向上の効果も期待できます。疲れがリセットされることで、仕事の作業効率が上がるのです。
ストレスの軽減
脳は使い続けることで疲労が蓄積し、用量を超えるとオーバーヒートしてしまいます。疲労が溜まるとミスがが増えるだけでなく、ストレスホルモンが分泌され健康にも影響を及ぼします。昼寝をすることで脳が休まり、たまった疲労が回復することでストレスも軽減することができるのです。
眠気の低減
昼寝をすることで、眠気を解消することができます。起きた直後はもちろん、一度昼寝をすると夕方近くまで眠気が来なくなるので、仕事のパフォーマンスを落とさずに済むのです。
健康になる
昼寝をすることで血圧が下がり、高血圧の予防になると言われています。また、心臓病や糖尿病、脳梗塞などの予防にも効果があると多くの機関で実証済みです。
昼寝をするときの注意点
昼寝で最も重要なのが、寝る時間の長さです。10~20分程度の浅い睡眠を取ることで、脳が休まり体もスッキリします。
30分以上寝る
30分以上の昼寝は、夜の睡眠に影響が出てしまいます。他にも、起きた時に疲労感が残ったり、ぼーっとしてしまったりと体が覚醒せず逆効果です。
寝る前にコーヒーなどのカフェインを摂ると、目覚めのタイミングでカフェインの効果も表れるのでよりスッキリとすることができるのでおすすめです。また、目を閉じて視覚的な情報をシャットアウトするだけでも脳は回復します。短時間では眠れないという人は目をつむって休むようにしましょう。
横になる
昼寝をするときに横になってしまうと、眠りが深くなってしまいすぐに起きられなくなります。そのため、昼寝をする時の姿勢は椅子に座った状態か、リクライニングチェアで横になるのがおすすめです。
15時以降に寝る
昼寝に最適な時間は昼の14時頃までで、それ以降の昼寝は夜の睡眠に影響が出てしまいます。夜に眠れなくなってしまうと、翌日からのパフォーマンスに影響が出てしまうので注意が必要です。15時以降に眠くなってしまう場合は、立ち上がったりストレッチをしたりして目を覚ますようにしましょう。
最後に
仕事や学校の合間に昼寝を取り入れることで、午後からのパフォーマンスを上げることができます。眠りすぎには注意が必要ですが、日常に昼寝を取り入れることで、健康にも良い影響を与えることができるのは嬉しいですよね。よりよい生活を送るためにも、ぜひ日常に昼寝を取り入れてみましょう!