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シミ汚れは間違った対処で消えなくなることも…
食べ物やボールペンのインク、汗や血など、衣類にはさまざまなシミ汚れがついてしまいます。そんなシミ汚れは、放置していると消えなくなってしまうため、慌てて対処しようとする人も多いでしょう。
しかし、焦って間違った対処をしてしまうと、かえってシミ汚れが広がったり、染み込んでしまい消えなくなったりする恐れがあります。
汚れが服についてしまった際は、落ち着いて汚れの種類や服の素材、洗濯表示などを確認し、適切な方法で処置しましょう。
服についたシミが消えなくなってしまう『NG行為』4選
以下のような落とし方をすると、服についたシミが消えなくなってしまう可能性があります。お気に入りの衣類を長く使い続けるためにも、無理な落とし方は控えましょう。
1.対処せずに長時間放置する
まず、服に汚れがついてしまった際は、なるべく早く対処することが大切です。「後で落とせばいいや」とそのまま長時間放置してしまうと、その汚れがシミとなって衣類に染み込んでしまいます。
衣類にシミが深く染み込んでしまうと、通常の方法ではなかなか落とせなくなってしまいますし、クリーニング店でも落とせなくなる恐れがあります。
2.ゴシゴシと強くこすり落とそうとする
服に汚れがついてしまった際、慌ててゴシゴシとシミを強くこすり落とそうとしたことはありませんか。かえってシミ汚れが広がってしまったり、衣類に染み込んでしまい失敗したという経験を持つ人も少なくないでしょう。
前述したように、ゴシゴシと強くこすり落とそうとすると、余計に汚れが広がり、衣類に染み込んでしまいます。
基本的にシミ汚れはこすり落とすのではなく、叩き洗いしたり揉み洗いが適しています。汚れによっても正しい対処法が異なりますが、無理にこすり落とすことは避けましょう。
3.水洗いできない衣類のシミを自宅で落とす
服によっては洗濯表示に「水洗い不可」のマークが記載されていることもあります。水洗いできない衣類のシミを自宅で落とそうとすると、衣類自体がダメになってしまったり、シミ汚れが余計に悪化してしまったりするリスクが高いです。
水洗いできない衣類にシミ汚れがついてしまった場合は、無理に自宅で対処しようとせず、クリーニング店で対応してもらいましょう。
4.タンパク系の汚れをお湯で洗い落とそうとする
血液やお子様のお漏らし、汗や卵などのタンパク質が含まれているシミ汚れは、お湯で落とそうとすると成分が固まってしまい、なかなか消えなくなってしまいます。
タンパク系の汚れには適切な洗剤を使い、正しい方法で対処しなければいけません。後ほど詳しく紹介しますが、高温のお湯で洗い落とすことはせず、冷水で対応しましょう。
冷静に対処して!服についたシミの正しい落とし方を解説
服にシミ汚れがついてしまった際は、冷静に適切な方法で対処しましょう。基本的なシミ汚れの落とし方は以下の通りです。
- 洗濯表示や衣類の素材を確認する
- 汚れの性質によって適切な洗剤やアイテムを使う
- 歯ブラシや綿棒で優しく揉み込んだり軽く叩いたりして汚れを薄くする
- ある程度シミ汚れが落ちたら通常洗濯する
一般的には以上の手順でシミ汚れを落としていきますが、汚れの種類によっては、使う洗剤の種類が異なる場合や手順が増えることもあります。
シミを落とす前に必ず汚れの種類を確認し、適切な手順と方法に沿って洗い落としましょう。
汚れの性質によって洗浄アイテムを使い分けよう!
汚れの性質によって、適切な洗浄方法やアイテムは異なります。以下に汚れの種類ごとにおすすめの洗剤やアイテムを紹介しているので、参考にしてみてください。
- 飲み物や調味料などの水溶性のシミは『中性洗剤』『台所用洗剤』
- ボールペンや化粧品などの油溶性のシミは『クレンジングオイル』
- 泥などの不溶性のシミは『中性洗剤』と『固形石鹸』のW使い
- 血液や汗などの汚れには『酵素系漂白剤』
通常のシミは中性洗剤で対応が可能ですが、油溶性のシミやタンパク系の汚れは効き目が薄いです。したがって、クレンジングオイルyた酵素系漂白剤などを活用しましょう。
また、泥汚れには中性洗剤だけでなく、固形石鹸を揉み込ませて洗う方法がおすすめです。どの汚れもある程度、シミ汚れを落としてから洗濯機で洗いましょう。
シミの種類に応じて適切なアイテムを正しい方法で使おう
いかがでしたか。服にシミがついてしまった場合、汚れの種類に応じたアイテムで適切に処置することが大切です。焦ってこすり落とすことはせず、それぞれに合った方法で対応しましょう。必要に応じてクリーニングに出すことも検討してくださいね。