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エアコンの室外機がうるさい!どうすればいい?
エアコンを一年中使っている人にとって、気になるのが室外機の音ではないでしょうか。夏場に冷房を使っている時は気にならなかったのに、冬になって暖房を使い始めた途端うるさいと感じてしまうという人は案外多くいます。
エアコンの室外機がうるさいと感じる原因はいくつかありますが、どうやって対策をすればいいのでしょうか。自分でできる対策とともにご紹介していきます。
室外機の故障が原因でうるさい場合
室内にあるエアコン本体はフィルターの目詰まりなどが気になるため、こまめに掃除する人は多いものです。しかし、室外機の掃除をしたことがないという人は少なくないでしょう。雨風や土煙などが直接あたる室外機は意外と汚れやすくなっています。
大きなごみを通さないためについているフィルターにほこりがたまっていたり、ペットの毛などが絡みついていたりすると、室外機本来の力が発揮されずに余計な負荷がかかり音もうるさくなります。目詰まりなどは早めに取り除き、きれいな状態にしておきましょう。周辺のごみは片づけておくことも大切です。
室内のエアコンは正常に作動していても、室外機のコンプレッサーやモーターが劣化して騒音を発していることもあります。
保証期間内であれば無償で点検修理してもらえることもあるため、異音を発しているようなら早めに業者を呼ぶことも重要です。エアコンクリーニング業者であれば、室内機と室外機の両方をクリーニングしてもらえますから利用することも一つの方法です。
自分でできるエアコンの室外機の騒音対策
エアコンも正常に作動していて掃除もきちんとしているのにうるさいと感じる方は、自分でできる対策を試してみるといいかもしれません。
室外機と壁が近い場合の騒音対策
室外機が壁と近いことで振動による騒音が気になる場合があります。その際はホームセンターで販売されているベニヤ合板を1枚挟むだけでも、音を静かにすることができます。
市販されているものは910mm×1820mmが一般的ですが、そのままでは大きすぎるのでホームセンターでカットしてもらってから使うと良いでしょう。
雨があたる場所で使用する場合は、防水性の高いコンパネのほうが耐久性は増します。厚みは2.5mmから24mmまで幅広く販売されています。あまり薄いものは振動を伝えにくくする効果が低いので、ある程度の厚みがあるものを選ぶことが大切です。10〜20mm程度の厚みがあれば安心でしょう。
室外機の振動を減らすグッズも効果的
エアコン室外機の振動を減らすパットも効果的です。
こちらの振動パットは、ゴムを適当な大きさに切り、室外機の4本の脚と床やブロックの間に挟み込むだけです。床面に直接ボルトで固定されている場合は差し込み式もあります。
こちらは一般的なプラスチックの架台と比較すると振動抑制効果が高く、室外機の防音・振動対策には有効です。室外機を取り付ける前でなければ設置しづらいですが、室外機を載せる架台そのものをこのようなゴム製のタイプにしてみてはいかがでしょうか。
他にも、この商品のような室外機の上部や側面に貼る防音シートもあります。ファンなどの回転音は軽減することはできませんが、周りを壁などに囲まれている場合は振動音が反響するので効果が期待できます。
苦情がある場合は向きを変える
隣家からの苦情があれば、室外機の場所を変えるか向きを変えてみましょう。室外機の音というのは元々低周音を放っているので、正常に動いていても気になりやすいものです。密集している住宅街では、隣家に向けて室外機を設置しないなどといった配慮も必要です。
音だけでなく夏場は熱風も室外機から排出されているので、設置する場合には十分に気を付けるようにしましょう。
室外機が静かなエアコンメーカーを選ぶ
静かなメーカーは?
静穏性が高いと評判なのはダイキンです。空調をメインに開発しているメーカーで、自動車でも使われている吸音材が使用されています。パナソニックも静穏性は高いと言われていますが、価格帯が低いモデルに関しては音がうるさいという声も聞かれる点は注意が必要です。
エアコンを使用しているときは窓を閉めているため、自身は音が気にならないことも多いかもしれません。しかし、近隣に住む人にとって室外機の音はとても気になる存在です。
機能性や価格だけを重視してエアコンを選びがちですが、住宅密集地や集合住宅ではエアコン本体の静かさだけでなく、室外機の静穏性についても調べて購入した方が無難でしょう。
冬場はどのメーカーでも音が大きくなる
エアコンの室外機には熱を放出したり、取り込んだりする役割があります。暑い夏は部屋の中の熱を、寒い冬は冷たい空気を外に排出しているのです。一般的には、冷房時よりも暖房時の方が出力は大きくなります。そのため、冬場の方が室外機の音が大きくなってしまうのは仕方がないと言えるでしょう。
メーカーでも室外機の騒音対策はしていますが、騒音が気になるのであれば予め静穏性の高いメーカーを選ぶのがおすすめです。
まとめ
エアコンは夏場よりも冬場の方がかかる負荷が大きく、騒音も気になるものです。ゴミやほこりが詰まることによって音が大きくなっている場合は、室外機を掃除すると良いでしょう。
また、モーターなどの劣化や故障の場合は業者に見てもらう必要があります。正常に作動しているのに振動音が気になる場合は、振動を抑えるグッズを利用すると便利です。