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エアコンが結露する原因
結露とは温度差により水分が発生し、物の表面に付着することです。
具体的にはエアコンの吹き出し口に外気と温度差のある、水分を多く含んだ空気が触れることにより水滴が発生しそれがエアコンの結露となります。
エアコンの場合、設定温度が低いとエアコン内の温度と室内の温度差で結露が発生します。主に空気中の水分量が多い6月から8月後半にかけての夏に結露が起きやすいです。
この結露を放っておくと、エアコンから水滴がポタポタと落ちてきて床などが濡れ、そのままにしておくとカビが発生したり、フローリングが変色してしまったりする恐れもあります。
では、結露を防止するにはどうしたら良いのかを次にご紹介します。
エアコンの結露防止対策3選
1.設定温度を調整する
エアコンは外気との気温差が生じることによって結露ができやすくなります。そのため、設定温度を外気と温度差があまり出ないように設定することが重要です。設定温度の目安は26~28℃が良いでしょう。
2.風量を調整する
エアコンの設定温度に対して風量が弱いと、エアコン自体が部屋を冷やそうと必要以上に稼動するため吹き出し口が冷えすぎることがあります。吹き出し口が冷えることによって結露が生じます。部屋がある程度冷えるまではエアコンの風量を強くし、部屋が冷え始めたら風量を抑えるようにしましょう。
3.フィルターを掃除する
設定温度や風量を調整しても結露ができてしまう場合、フィルターの汚れが原因かもしれません。エアコンは使用するたびにほこりや汚れが溜まり、目詰まりを起こします。目詰まりによって風がうまく出なくなり、部屋が冷えにくくなることが結露発生に繋がります。エアコンをよく使う季節は2~3週間に1回フィルターの掃除をするよう心がけましょう。
エアコンの結露を防止するグッズ
因幡電工 断熱粘着テープ 50mm×10m
保温材を使ったこちらの商品は部分的な結露防止に役立ちます。室外機と室内機をつなぐ、結露しやすいパイプに直接貼ることができ、十分な断熱効果を発揮します。
未来工業 結露防止テープ
エアコンの貫通スリーブに使えるほか、ボックスや配電盤にも使用できます。結露を防ぐ特殊塗料を2層に塗布しており、使用する際はお好みのサイズにカットして貼るだけの手間いらず。
ユニ結露防止テープ
1㎡の大きさで2000〜3000CCの吸水量を誇る結露防止テープです。適度なサイズに裁断し、空調機の吹き出し口に貼り付けるだけで水分を吸い取り自然蒸発を利用。結露を吸収し自然蒸発させるので繰り返し使うことができます。
まとめ
エアコンの結露の原因や対策方法をお話してきましたがいかがでしたでしょうか。
発生した結露を放っておくと床を傷める原因にも繋がってしまいます。そもそも結露を発生させないためにもエアコンの設定温度は26~28℃にして、ある程度部屋が冷えるまでは風量を強くすることを心がけましょう。また、エアコンを頻繁に使用する季節にはフィルターの掃除をこまめに行うと良いですね。