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賞味期限が切れても食べられる食材はあるの?
賞味期限は、食材を美味しく食べるための目安の期間です。厳守しなければならないものでは、ありません。賞味期限を過ぎても、問題なく食べられるものは非常に多くあります。
賞味期限が切れていても安心して食べられる食材とは、どのようなものが挙げられるのでしょうか?
賞味期限切れでも食べられる『4つの食材』
賞味期限が切れていても食材をうまく保存しておけば、問題なく食べられるものが多くあります。
1.正しい方法で保存されていた野菜
野菜は、正しい保存方法を守ることで、劣化しにくく鮮度を保ったまま保存できます。
- 野菜の適正に合わせて、野菜室もしくは冷蔵室で保存していた
- 野菜を収穫前の状態に近い姿で保存していた…ニンジンならば立たせて野菜室で保存するなど
- 包丁などでカットしていない野菜
目安となる大まかな賞味期限を過ぎていたとしても、保存環境がよければ問題なく食べられるものがたくさんあります。野菜の特性を正しく理解して、適切な温度で保管しましょう。
2.冷凍した肉や魚
肉や魚はすぐに傷んでしまうので、購入してすぐに使わないのであれば、冷凍するのがおすすめです。
- 小分けにして、急速冷凍している
- 表面に余分な水分が付着しておらず、鮮度が高い状態で冷凍保存した
- 素手で直接、冷凍する食材に触れていない
- 密閉して保存するなど、劣化しないような工夫を施している
冷凍するとき、素手で肉や魚を触ってしまうと、手の雑菌が移るので注意してください。
3.缶詰
缶詰の食材は、適切な環境で保存しておけば、賞味期限を超えていても美味しく食べられます。
- 未開封の状態
- 冷暗所で保存している
- 缶に破損個所がない
- 缶が劣化していない
温度などだけでなく、缶の状態をくまなくチェックして、問題がないかたしかめましょう。
4.未開封のもの
未開封で、人の手によって加工されているものでなければ、賞味期限が切れていても危険度は低いです。
- 豆腐や漬物など、真空パックになっているもの
- 人の手で触れていないもの
- 油っぽくないもの…揚げ油などはNG
油っぽいものは、開封していなかったとしても油が劣化しやすいので、賞味期限が切れていたら食べない方が無難です。
食べられないかどうかを見極める目安は?
賞味期限切れの食材を使おうか悩んだときは、食材からの劣化サインが出ていないかをチェック!
- 食材に直接触れていないか…野菜であれば、水分が表面に触れていないか
- 明らかに見た目が劣化していないか…変色・水分が出ている・形が崩れているなど
- 食材にカビが生えていないか
- 臭いに問題はないか
- なめたときに、舌がピリピリしたり、味の変化が見受けられないか
- 冷凍焼けしていないか
上記のような変化がみられるときは、食べないほうがよいでしょう。
まとめ
食材の賞味期限は、美味しく食べるために設けられた期限です。消費期限のように、切れる前に絶対に消費しきるべきというものではありません。