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2〜5歳の子どもを対象にした『ペダルなし自転車』
皆さんは『ペダルなし自転車』をご存知でしょうか。2歳から5歳くらいの本格的な自転車を乗る年齢のお子様よりも小さなお子様を対象とした自転車です。
名前の通り、自転車にはペダルがなく、地面を蹴りながら進んでいく仕様となっているため、「キックバイク」や「ランニングバイク」と呼ばれることも多くあります。
ペダルなし自転車のメリットは？
ペダルなし自転車を使うメリットとして、子どもが楽しみながらバランス感覚を養うことができる点や、運動能力が全体的に向上する点などが挙げられます。
また、ペダルなし自転車で自転車に乗る感覚を自然と身につけておくことで、本格的な自転車に移行する際もスムーズに乗れるようになる傾向があると言われています。
子どもを『ペダルなし自転車』に乗せる時の『絶対NG行為』5つ
ペダルなし自転車は、小さなお子様に人気の乗り物です。しかし、注意事項をよく守り、安全に使用しなければ大きな事故につながる危険性もあります。
ここでは、子どもを『ペダルなし自転車』に乗せる時の絶対NG行為を紹介します。現在使っているお子様はもちろん、これからチャレンジしてみようと考えているご家庭でも十分注意してください。
1.短時間でも親が子どもから目を離す
子どもをペダルなし自転車に乗せる場合は、ほんの数秒であっても子どもから目を離してはいけません。
親が子どもから目を離した隙に、スーッと道路に飛び出してしまったり、電柱に激突してしまったり、前のめりになり顔面から地面に落ちてしまったりとさまざまな事故が考えられるからです。
実際、少し目を離した隙に怪我をしてしまったという例は多くあり、小さな怪我なら問題ありませんが、中には病院に行かなければいけないほどの大きな怪我に発展してしまったケースもあります。
2.交通の多いところで乗せる
ペダルなし自転車は、自転車と名前がついていますが、正確には「自転車（軽車両）」に分類されない遊び道具です。そのため、公道で使用することは禁止されています。
もちろん、車が走る道路や他の自転車や歩行者が行き交う道路などでの使用も禁止です。もしも公道で使用した場合、道路に落ちたり飛び出してしまい、命に関わる大事故に発展する恐れもあります。
絶対に公道では使用しないようにし、大きく広い公園などに持ち込み、周囲を確認しながら使いましょう。
3.坂道など傾斜のある場所で乗せる
緩やかな坂道であっても、2歳〜5歳の小さなお子様が乗ると考えると、非常に危険です。坂道などの傾斜のある場所でペダルなし自転車に乗せるのはやめましょう。
実際、公道で使用せずに公園などの安全な場所で使っていたご家庭であっても、公園のちょっとした坂道を下っている時に顔面から落ちてしまった、踏ん張り切れずに転倒してしまったなどの事故が発生しています。
広い公園であっても、坂道は避けるようにし、広々とした平らな場所でお子様を乗せるようにしましょう。
4.ヘルメットを着用させずに乗せる
ペダルなし自転車の取り扱い説明書には、必ず守るべき事項として「ヘルメットの着用」が記載されています。
ペダルなし自転車は、小さなお子様でも乗れるよう設計されていますが、まったく転倒せずに乗れるというわけではありません。お子様の安全を守るためにも、ヘルメット、そしてプロテクターを着用させましょう。
5.体格に合わないペダルなし自転車を使う
ペダルなし自転車には、さまざまなサイズやタイプが存在します。1歳ごろから使える非常に小さなペダルなし自転車もあれば、ペダルを取り付けることで自転車に移行できる大きめタイプのペダルなし自転車もあります。
多くのペダルなし自転車には、身長制限や体重制限、年齢制限などが記載されています。現在のお子様の体格や年齢に合わないペダルなし自転車に乗せてしまうと、乗りにくさから転倒などの怪我が増える恐れがあります。
必ずお子様の体格に合ったペダルなし自転車を選ぶようにしましょう。
ペダルなし自転車は安全な広い公園などで使用して
いかがでしたか。ペダルなし自転車は、正確には自転車に分類されません。そのため、公道での乗車は禁止されています。必ず安全を確保できる広々とした平地の公園などで乗るようにしましょう。
