目次
漂白剤の種類と使用頻度の目安
漂白剤を使う頻度は、各家庭によってばらつきがあるものです。まずは、一般的に使われている漂白剤の種類についてみてみましょう。
- 酸素系漂白剤…一番使っている人が多く、あまり強い成分ではない
- 還元型漂白剤…黄ばみや色移りを落とすが、衣類そのものの色も抜けやすい。販売店が少ない
- 塩素系漂白剤…効果が出やすい分、失敗する可能性も高い
漂白剤は毎日使うのではなく、汚れが目立ってきたときに使うのがベストな使用頻度です。
洗濯で漂白剤を毎回使ってはいけない理由3つ!
漂白剤を洗濯するたびに使用していると、どのようなことが起こるのでしょうか。
1.衣類の色が落ちやすくなる
真っ白なシャツであれば、色落ちを心配せず漂白剤を使用できますよね。それでも、毎日漂白剤を使うのはよくありません。
- 洋服についている色を、徐々に薄めてしまう
- 衣類の色が変色する
漂白剤を毎日使っていると、衣類が劣化しやすくなってしまいます。
2.衣類にシミを作る
ワイシャツの襟部分など、ある程度の硬さを保っているものは、樹脂加工を施しています。漂白剤を使用することで、樹脂加工が溶けだして、見覚えのない黄ばみを作ってしまうかも!衣類の状態などを考慮し、漂白剤を使用するかどうかを判断すべきです。
3.繊維が壊れ、変形しやすくなる
漂白剤は普通の衣類用洗剤よりも強い成分で作られているため、普段使いすると衣類にダメージが蓄積されやすくなります。
- シルクやウールは、繊維が溶けてしまう恐れがある
- パンツのゴムが伸びやすくなるなど
漂白剤を洗剤と同じように使用すると、型崩れなどを起こす原因にもつながります。
漂白剤の正しい使い方
漂白剤を正しく使う方法は、以下のものが挙げられます。
- 洗濯物の量にあった漂白剤を入れる…多すぎると衣類を傷め、少なすぎると効果を得にくい
- 毎日は使用せず、汚れが気になるときに使用する
- 基本は、酸素系漂白剤を使用する
- どうしても黄ばみなどの汚れが落ちないときは、塩素系漂白剤を使用する
酸素系漂白剤は、比較的優しい成分で作られているので、初めて使用する人でも注意事項をしっかりと読めば気軽に使用できます。衣類の色落ちなどに十分注意して、使用するかどうかを検討しましょう。
汗の黄ばみなどが目立ちやすい肌着は、酸素系漂白剤を使っても汚れが思うように取れないこともあります。このような場合は、塩素系漂白剤を使用して汚れの除去を行いましょう。
まとめ
漂白剤は、正しい使い方を守れば衣類の汚れをきれいさっぱり落とすことができます。衣類の素材などを確認し、上手に汚れを除去しましょう。漂白剤の種類によっては、衣類を傷めてしまう可能性のものもあります。漂白剤は普段使いせず、ここぞというときに使用するのがおすすめです。