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部屋の湿気が高い時にしてはいけない『NG行為』7選
カビの発生を防ぐために、部屋の湿気対策は正しくおこないましょう。
1.雨の日は窓を開けない
雨の日は、室内より外のほうが湿度は高く感じることもあり、窓を開けないようにしている人も少なくないでしょう。ところが、雨の日でも室内のほうが外より湿度が高くなっているのが一般的。
部屋の中はキッチンや浴室・トイレなどの水回りから湿気が発生していることと、日本の住宅の多くは一度湿気が発生すると逃げにくい構造になっています。
そのため、雨の日は外の湿気が室内に入らないようにと、換気をしないのは逆効果。強い雨でなければ雨の日も窓を開けて換気をしましょう。
- 換気をするときは、2カ所以上の窓やドアを開けて空気の通り道を作ってあげてください。
2.除湿対策をしないで部屋干しをする
洗濯物には多くの水分が含まれているため、部屋干しにすると湿度は10〜20%上がると言われています。5月に入ると湿度が上昇し始め平均が60%程度、梅雨の時期はさらに上昇して6,7月の平均湿度は75%程度です。
部屋干しによってさらに湿度が上がりますので、必ず除湿対策をしてから干すようにしましょう。
- 洗濯物は間隔をあけて干すようにする
- エアコンや扇風機の風をあてる
- 除湿機も活用する
- 除湿効果のある新聞紙を洗濯物の下に敷く
3.浴室のドアを開けっぱなし
浴室のドアの開けっ放しは、洗面所だけでなく室内の湿度も高くなる原因となります。浴室の換気では、浴室のドアにはスリットが設けられていて密室状態であっても、空気の流れが発生するようになっています。
ドアを閉めているほうが換気の効果も高まるため浴室のドアは開けっ放しにしないほうがよいでしょう。また、バスタブにお湯をためているのも湿度が上がる原因になります。お湯が残っているときは蓋をして浴室の換気スイッチを必ずONにしておきましょう。
4.観葉植物をたくさん置く
観葉植物は根から水を吸って、葉から蒸発させる『蒸散作用』の効果で、水分が蒸発し、お部屋の湿度を上げることをご存じでしょうか。乾燥の季節は天然の加湿器になりますが、すでに部屋の湿度が高い場合は、より湿気を上げる原因になることもあるのです。
観葉植物は空気がキレイになることやリフレッシュ効果を高めてくれるなどメリットもあります。一方で受け皿に水が溜まっていたり、土の表面は基本的に濡れているため、湿度の高い部屋ではたくさん置くのは控えたほうがよいでしょう。
5.湿気対策をしない部屋がある
普段過ごす時間が多いリビングや寝室などは積極的に除湿対策を行いますが、湿気が溜まらないようにするためには、家の中全体の空気の循環を良くすることが大切です。家中の扉を全て開けておくことや、シンク下の扉なども開けるのが効果的です。
6.結露をそのままにしたり、濡れた衣類や靴を放置しておく
部屋の湿度が上がると窓に結露がつきます。これを放置してしまうと、カーテンが濡れて傷んだり、床や壁紙に黒いカビが発生してきますので気を付けましょう。
特に梅雨の時期に気を付けたいことが、濡れた衣類や靴をそのままにしておくことです。水気が付いたまま放置すると湿度が上がる原因になりますので、水気を拭きとったりドライヤーを使って軽く乾かすなどの工夫をしましょう。
7.水槽を置いている場合は蓋をするのがおすすめ
熱帯魚を飼育しているご家庭では、水槽が湿度を上げる原因になることもあります。湿度の高い部屋では水槽の蓋を用意したりラップなどで湿気対策を取るのがおすすめです。
冬に使うファンヒーターも部屋の湿度を上げる原因になる
部屋の湿度が上がりやすいのは梅雨や夏の時期ですが、実は空気が乾燥している冬でも部屋の湿度が高くなりすぎることもあるのです。それは灯油やガスのファンヒーターが燃焼する際に発生する水蒸気です。
長時間つけっぱなしにすると、部屋の湿度は上昇します。冬だからと油断できませんので、定期的に窓を開けて空気の入れ替えなどをしてくださいね。
お部屋の除湿対策は重要!
部屋の湿度が上がるとカビが発生しやすくなります。湿度を下げるには、定期的に窓を開けて換気をするのが有効です。梅雨の時期は雨が多く、雨の降っている日は換気を迷うこともありますよね。
しかし雨の日でも窓を開けて、部屋にたまった湿度の逃げ場を作ることは必要です。部屋干しの際の除湿対策も忘れずにしましょう!