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日本には言い伝えがたくさんある
日本には、古来から数多くの言い伝えや迷信があります。現在でもそれらの言い伝えなどはしっかりと伝承しており、守っているという人が大半です。
今回は、日本に伝わる縁起がよくない伝承をまとめました。誰もが聞いたことのあるものばかりなので、是非チェックしてみてください。
縁起が悪いと言われていること5選!
縁起が悪いとされているものは、以下のものがあげられます。
1.落ちている鏡を拾う
昔の人は、なぜ鏡に自分や周囲の姿が映っているのかわっていませんでした。鏡には不思議な力があるとされており、写したものの姿と魂を写すといわれていました。
そのため、誰かが使用した魂がこもっているかもしれない落とし物の鏡を拾うのは、縁起が悪いとされています。
2.お茶碗のごはんに箸を突き刺してはいけない
お葬式で故人に供えられる、枕飯がこの形状であるため、縁起が悪いとされています。現代でも親から子へと受け継がれる、縁起の悪い言い伝えとして有名です。
3.しゃっくりが100回出ると死ぬ
昔は数を数えられない人が多く、100とは数えきれないほど大きな数字を表していました。当時は医学が進歩していなかったため、しゃっくりの正体がわからず、死亡してしまう可能性がある病気かもしれないと恐れられていたため、数多くしてしまうのは不吉といわれていたようです。
4.写真を撮ると、魂が抜かれる
人の形をしたものは、日本では魂がこもるものとされていました。それは現代でも変わらない認識を持っている人が多いのではないでしょうか。
写真は自分の姿そっくりなものを映し出しているため、魂を抜かれたあとの姿とされていました。当時は、写真機が魂を吸い取るものといわれていました。
5.溜息をつくと、幸せが逃げる
溜息をつくと、周囲の人が不快な思いをしてしまいます。そうならないために、相手を励まして溜息をつかせないために生まれた言葉とされています。
縁起がよいとされる言い伝え
縁起がよいとされている言い伝えも、たくさんありますよ。
- 初夢に、一富士二鷹三茄子…富士は不老長寿、鷹は出世、茄子は子孫繁栄の意味
- 四つ葉のクローバーを発見…希少であるため
- 朝蜘蛛の発見…あの世とこの世をつないでいるといわれている
- 白ヘビに遭遇…神の使いといわれている
- 茶柱が立つ…めったに見られないため
- 結婚式に雨が降る…幸せが降り注いでいる、雨降って地固まるなど
- 流れ星が流れている間に、3回願い事を言うなど…天の神が下界を見に来ており、願いを言えば神様の耳に届くとされている
縁起がよいとされているものも、縁起が悪いとされているもの同様に、科学的な根拠はありません。しかし、言い伝えは古くからの経験則という面を持ち合わせているため、大切に守っていきたいものです。
まとめ
縁起がよい、悪いとされている伝承は、非常に数多くあります。そのルーツを調べるのは、子どもの研究材料としても最適です。