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タオルの黒カビが生える原因は?
タオルに黒カビが生える原因は、カビが好む高温多湿環境や、洗濯機の中に放置してカビが移ることです。
旅行やレジャーで使用して濡れたままのタオルをビニール袋の中などに入れたまま放置していたりすると、湿気がこもってしまいますよね。カビはそうした環境を好みます。
また、洗濯機の中をきちんと掃除していないとカビ菌が残ってしまうことも。そのまま洗ったタオルにカビ菌がつき、さらに濡れたまま長時間放置していたことで黒カビが生えてしまうのです。
黒カビ退治①:漂白剤で漬け置き
タオルの黒カビを退治する方法のひとつ目は、漂白剤で漬け置きするごく一般的な方法です。軽い黒カビ汚れはこの方法で落とすことができるでしょう。
お湯に漂白剤とタオルを入れて、1~2時間浸す
用意するものは漂白剤とゴム手袋、40~50℃くらいのお湯のみ。
まず洗面器や洗面台のシンクにお湯を張ります。漂白剤を規定量入れ、そこにタオルを漬けて1~2時間浸すだけです。時間が経ったら水ですすぎ、通常通り洗濯機で洗って干して完了。
漬け置きした液と一緒に洗濯しても大丈夫です。
手触りが気になるようなら柔軟剤を
漂白剤をつかうと、タオルの生地が傷んで手触りがゴワついてしまいます。気になる方は、漂白後洗濯したら柔軟剤で仕上げるのがおすすめです。
黒カビ退治②:鍋で煮洗い
漂白剤の漬け置きだけではどうしても落ちない、というガンコな黒カビには、鍋で煮る「煮洗い」という方法もあります。
タオルと漂白剤を入れて3~5分沸騰させる
準備するものは漬け置きとほとんど同じ。鍋に水と規定量の漂白剤、そこにさらに洗濯用洗剤を入れて火にかけます。水2Lに対して漂白剤は10g、洗濯用洗剤は5gが目安。
沸騰したタオルを入れて、3~5分そのままにしておきます。
冷めたらしっかりとすすぐ
時間が経ったら火を止めて冷まします。この間、箸でときどきかき混ぜておくように。ゴム手袋で取り出したらぬるま湯ですすぎましょう。
水が透明になるまでしっかりとすすぐのがポイント。洗濯機をつかってすすぐのもOKです。
黒カビ退治③:高温で漬け置き
料理で使用する鍋に漂白剤や洗剤を使うのは抵抗がある、と感じる方は、高温のお湯をつかって漬け置きする方法がおすすめです。
沸騰したお湯に漬けて2~3時間保湿
大きめのバケツに、やかんやポットで温めた90℃くらいの熱湯を入れます。そこに規定量の漂白剤を溶かし、黒カビの生えたタオルをしっかりと漬け込みましょう。熱いので菜箸などをつかうのがおすすめです。
漬け込んだらナイロン袋とバスタオルで蓋をして、2~3時間保温して漬け置きします。時間が経ったら引き上げて、洗濯機でしっかりと洗いましょう。ゴム手袋の使用も忘れずに。
50℃以上のお湯には塩素系漂白剤
通常の漬け置きは酸素系漂白剤で落とすことができますが、酸素系漂白剤が効果を発揮するのは50℃程度までです。50℃以上のお湯で黒カビを落とすときには、塩素系漂白剤をつかうのがおすすめ。
タオルに黒カビが生えてもあきらめないで
家にある簡単なものでタオルの黒カビは落とすことができます。タオルは消耗品ではあるものの、黒カビが生えてしまったからといってすぐに捨ててしまうのはもったいない!
黒カビが生えてしまったからといってあきらめず、まずは漂白を試してみてくださいね。