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「今月のガス料金が一気に高くなっている!」という悩みは多い
毎月支払わなければいけない光熱費は、家計に大きな影響を及ぼします。そのため、いつもより高額な料金が請求されると、「どうして!?」と驚くと同時に、悩みのタネにもなります。ガス代もその中の1つです。特にガス代の場合、冬場になるとどうしても高額になりがちです。
日本において、一般的なファミリー世帯の平均的なガス代は、1ヶ月5000円前後と言われています。そのため、月々のガス代が6000円を超えているようであれば、一度ガス代を見直してみることをおすすめします。
ズバリこれが原因!ガス料金が高くなってしまうNG行為6選
「ガス代は毎月あまり変動がない」と思っていても、月々のガス代が平均を大幅に上回っている場合、ガスを使いすぎてしまっている可能性があります。では、どのような行為が月々のガス代を高くしているのでしょうか。
1.お風呂のお湯を沸かす回数が多い
オール電化の家出ない場合、お風呂のお湯を沸かすたびにガスを使わなければいけません。そのため、1日に何度もお風呂のお湯を沸かしているご家庭は、ガス代が高くなりやすいです。
特に、大きくなったお子様がいるご家庭や、夜遅くに帰宅する日が多い家族がいるご家庭は、一度お湯を溜めて使っても、再度追い炊きをしなければいけないことも多いでしょう。すると、ここでも再度ガスを使うことになります。
2.シャワーを出しっぱなしにしている
ガスはお湯を使用する際にも使われます。そのため、基本的にお湯を出して浴びるシャワーもガスを使っていることになるのです。そのため、シャワーを出しっぱなしにしてしまうと、無駄にガスを使用していることになり、1ヶ月のガス代が高くなりやすいです。
特に冬場は、洗い場が冷え切っていることもあり、できるだけシャワーを出しっぱなしにすることで、風呂場を暖めたいと思う人もいるでしょう。しかし、これにより、他の季節よりも高額になってしまうため、無駄に出しっぱなしにする行為は控えましょう。
3.お湯の温度を高く設定している
給湯温度を高く設定しているご家庭も、ガス代が高くなりやすいです。給湯温度を高く設定することで、お湯を使う幾度、ガスを多く使用し、その温度にまで上げようとします。
例えば、給湯温度を38℃設定しているご家庭の場合は、温度を10℃の冷水から28℃上げることになります。しかし、42℃など高い温度を設定していると、38℃よりもさらに4℃高い温度までお湯を温めなければいけません。
この4℃の差で、1ヶ月のガス代が大きく変わってきます。基本的には、お湯の温度は夏場であれば38~39℃、冬場であっても40℃程度に抑えるようにしましょう。
4.洗い物をする時に水ではなくお湯を使う
お皿を洗う際、皆さんは冷水で洗剤を洗い流していますか。中には、手が冷えることを気にして、お湯を使う女性も多いでしょう。しかし、ガス代の節約を気にしているのであれば、洗い物にお湯を使用することは避けるべきです。
ここでもお湯を使用することで、洗い物をする度にガスを使用していることになります。そのため、洗い物に冷水を使用しているご家庭に比べて、ガス代が高額になりがちです。
5.給湯器が熱効率の悪い商品である
以上の点に気を付けているにもかかわらず、毎月のガス代が高額となっている場合、ご家庭で使っている給湯器が原因かもしれません。
最近は、『エコジョーズ』などのガス代を節約できる給湯器が主流になっていますが、一昔前の給湯器は熱効率が悪い商品が多いです。そのため、最新の給湯器に比べて、一度にかかるガス代が高くなってしまいます。
給湯器の商品を一度確認し、熱効率が最近の物に比べて悪い物であれば、違う商品に替えることも検討してみると良いでしょう。
6.プロパンガスを使用している
現在は、都市ガスを使用しているご家庭が多いですが、中にはプロパンガスを使用しているご家庭も多いでしょう。都市ガスに比べて、プロパンガスは高い傾向にあります。
プロパンガスは都市ガスと違い、人件費が高くかかります。なぜならば、人の手によってガスが配送され、供給されているからです。人件費の他にも、ガスを配送する際にかかるガソリン代や車代がかかるため、どうしてもコストがかかってしまうのです。
ガス料金を少しでも節約するためにできる方法とは?
ガス料金が高いご家庭は、上記で紹介したようなNG行為を日頃から行っているケースが多いです。では、ガス料金を少しでも節約するためには、どのような節約法を実践するべきなのでしょうか。NG行為を避け、以下の様な節約法を意識的に実践していきましょう。
- お湯の設定温度は38~40℃
- 家族は時間を空けずにお風呂に入り、お湯を沸かす回数を減らす
- 風呂に溜める水量を少なく設定する
- 使っていないとき、シャワーは必ず止める
- シャワーヘッドを節水タイプの商品に取り替える
- 料理中は蓋や落とし蓋を利用して無駄なガスを使わない
- 料理に使う水は常温保存する
- 洗い物は溜め、一度に洗うようにする
- 給湯器を最新の物に買い替える(エコジョーズなど)
- プロパンガスから都市ガスに変更を検討する
以上を見てもわかるとおり、ガス料金を節約する方法はこれだけあるのです。家族全員で日々、少しずつ努力を積み重ねることで、ガス料金を年間1万円以上節約することが可能です。
冬場はガス代が高くなりがち…できる節約法を実践して!
いかがでしたでしょうか。オール電化でない家の場合、お湯を多く使う冬場は、特にガス代が高額になりがちです。少しでもガス代を抑えるためにも、最後に紹介した節約法の中から、無理せずできるものを意識的に実践していきましょう。