目次
割れ物を梱包する際に用意しておくもの
まずは、割れ物を梱包するときに必要な梱包材について解説します。準備が終わってから梱包を始めるようにしましょう。
- ダンボール
- 粘着テープ
- 新聞紙
- プチプチ
- マスキングテープ
- ハサミ
粘着テープは簡単には剥がれないものを選んでください。一般家庭にあるものだと、ガムテープがベストです。プチプチは100均に売っているもので充分役目を果たしてくれます。
ちなみに、たくさん食器を送らない場合には固めの紙袋を使用してもOKです。
《 ポイント 》
- 事前に準備しておく
- テープはガムテープ、プチプチは100均のものでOK
割れ物の梱包方法
ここからは、割れ物の梱包方法について紹介します。割れ物をプレゼントするときやフリマアプリなどで購入者に発送するときなどに活用してみてください。
ダンボールの組み立て方
まずは、ダンボールの組み立て方からです。ガムテープで中央だけ貼っているだけだと配送途中でダンボールが壊れてしまう可能性があります。以下の方法で作成してから割れ物を詰めるようにしましょう。
- 歪みのないキレイな形に組み立てる
- 底の真ん中の部分に粘着テープを側面にはみ出るように貼る
- 十字になるように中央に粘着テープを貼って完成
上記の粘着テープの貼り方は「十字貼り」です。底の部分を十字にすることで、底の部分が補強されて底抜けしにくくなります。
また、他にも「H貼り」という方法もあり、側面の隙間を粘着テープで埋めながら貼る方法です。小さな物を詰めるときに有効なので、状況に合わせて使い分けてみてください。
《 ポイント 》
- 底の部分を十字にすることで、底の部分が補強される
- H貼りという貼り方もある
割れ物の梱包の仕方
続いて、割れ物を梱包する方法です。割れ物が無事に相手に届くかはこの工程で決まってきます。慎重に、手順通りに作業していきましょう。
- 食器を用意する
- プチプチを食器が包める大きさに切る
- 食器を1枚ずつプチプチで包む
- さらにプチプチで包んで完成
包むときには、外れそうなところはテープで留めながらやるとキレイに包むことができます。
また、プチプチに表裏はありません。そのため、凸凹したところが外側にきても大丈夫です。ただし、たくさん詰めるときは凸凹を外側にすると引っかかって入らなくなってしまうことがあるので注意しましょう。
《 ポイント 》
- テープで留めながらやるとキレイに包める
- プチプチに表裏はない
ダンボールに割れ物を入れる方法
最後に、ダンボール箱に割れ物を入れていきます。ここでも少しのコツを押さえるだけで、さらに割れにくくすることが可能です。
- ダンボールに食器を入れる
- 隙間に新聞紙を詰めていく
- 蓋をして粘着テープを貼る
ダンボールに入れるときは中の食器が動かないように隙間を埋めるようにしてください。新聞紙を入れるときはそのままではなく、くしゃくしゃにしてから詰めましょう。そうすることで衝撃も吸収してくれます。
万が一、新聞紙だけでは不安な方はいらないタオルを詰めると、衝撃に強く、動かなくなります。
《 ポイント 》
- 中の食器が動かないように隙間を埋める
- タオルも使うとより強度が増す
引っ越しのときの割れ物の梱包方法
引っ越しのときにも割れ物を梱包する方法はあります。引っ越しではたくさんの食器を運ばなければいけないので、いちいち緩衝材で包むのは費用がかかって大変ですよね。
以下では、なるべく家にあるものを使って梱包する方法を、割れ物の種類別に紹介します。
食器を梱包する方法
まずは食器を梱包する方法です。割れないようにしっかり包んでいきましょう。
- 新聞紙を1枚準備する
- 新聞紙の上に食器をおいて端から包んでいく
- 食器に沿わせて最後まで包んだらテープで留めて完了
深い茶碗の場合は中まで新聞紙を入れて包みましょう。面倒だからと言って、2〜3枚をまとめて詰めてしまう方がいますが、それはNGです。食器同士がぶつかって割れてしまうので、1枚ずつ包みましょう。
《 ポイント 》
- 1枚ずつ包む
- 食器に沿うように包む
グラスを梱包する方法
グラスも割れやすいものなので、丁寧に梱包していきましょう。
- 新聞紙を1枚用意する
- 半分に折る
- グラスを横に寝かす
- グラスを1周新聞紙で巻く
- 底に沿うように新聞紙を内側に折る
- 最後まで巻く
- グラスの飲み口の部分に余った新聞紙を入れる
- テープで留めて完了
新聞紙のインクが気になる方は先にラップをしてから包むと、グラスをインクから守ることが可能です。
《 ポイント 》
- 新聞紙でグラス全体を包むようにする
- 先にラップをするとインクから守れる
瓶を梱包する方法
最後に瓶を包む方法です。お酒好きな方ならお家に飲みかけのお酒があると思います。中身をこぼさずに安全に運ぶ方法を紹介します。
- 中身が入っているものはビニール袋に入れる
- 新聞紙で瓶の下から包む
- ダンボールに立てて入れれば完了
上まで瓶を包む必要はありません。下の方をしっかりと衝撃から守るように包みましょう。瓶は横にして入れてしまうと、転がって中でぶつかる可能性があります。必ず立てて新聞紙で固定しておきましょう。
《 ポイント 》
- 上まで包む必要はない
- 必ず立てて新聞紙で固定する
割れ物の発送方法
発送する準備ができたところでここからは、割れ物の発送方法について紹介します。これはクロネコヤマトに頼むときも、らくらくメルカリ便を使うときも一緒です。
- ダンボールに「この面が上、天地無用」と赤ペンで記入する
- 送り状のワレモノのところに丸を付ける
- ワレモノ注意のシールを貼ってもらう
- 荷物を引き渡して完了
「この面が上、天地無用」とダンボールに記入するときは、赤ペンで無いと目立ちません。黒だと担当の方が見逃す可能性があります。必ず赤ペンで記入しましょう。
荷物を引き渡すときは必ず、受付担当の方に「割れ物なので、気をつけて扱ってください。」と伝えましょう。送り状の品名欄にも食器などと記入しておきます。
《 ポイント 》
- 赤ペンで「この面が上、天地無用」と記入する
- 担当の方に割れ物であることを伝える
さいごに
今回は割れ物の梱包方法について紹介しました。梱包をしっかりせずに発送してしまうと、トラブルになる可能性もあります。今回紹介した方法にのっとって梱包してから発送しましょう。
発送するときは、ドライバーや担当の方にわかるように大きな文字で、割れ物であることをアピールしてください。ちなみに海外に発送するときは、日本語の割れ物シールでは伝わらないので「割れ物注意シール(FRAGILE SEAL)」をもらうようにしましょう。
この記事を参考に、正しく梱包できるように知識をつけてくださいね。