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高級寿司屋でのマナーは大人も知らない人が多い
社会人になると、上司や同僚、友人、あらゆる人と高級寿司屋に訪れる機会がやってきます。家族向けの回転寿司とは異なり、礼儀作法が求められる場所なので、いざ来店してからマナーがわからずに恥をかいた…なんて経験を持つ人も少なくないでしょう。
高級寿司屋では、お寿司の食べ方や振る舞い、店内での話題にも気をつける必要があります。今回は多くの人が間違えがちなお寿司の食べ方に焦点を当てて、やってはいけない行動を確認していきましょう。
高級寿司屋でやってはいけない『5つの行動』
高級寿司屋では、下記のような行動はマナー違反に該当します。
1.ゲタをカウンターから下ろす
「ゲタ」とは、お寿司が載っている木製の台を指します。通常、ゲタはカウンターに置かれ、その上にお寿司が置かれますが、お寿司が置かれた際にゲタをカウンターから下ろす行為は間違いです。
ゲタをカウンターから下ろしてしまうと、次のお寿司を板前さんが置くことができなくなるため、ゲタはカウンターに置いたまま、お寿司だけを手に取って食べましょう。
2.出された寿司をしばらく放置する
高級寿司屋では、出されたお寿司はそのタイミングで食べるのが基本です。時間を置いてしまうと鮮度が下がってしまい、美味しさが損なわれてしまいますし、せっかくの板前さんのお気遣いを台無しにしてしまいます。
したがって、お寿司を出されたら一旦会話を中断し、お寿司を食べることに集中しましょう。
3.醤油をたっぷりつける
回転寿司店などではお寿司にたっぷり醤油をつけて食べている人を見かけますが、これではお寿司本来の味を楽しめませんし、シャリが崩れる原因になります。
お寿司の味を楽しんでほしいという板前さんの気遣いも無下にしてしまう行為なので、醤油は少しだけつけて食べるようにしましょう。
4.醤油をシャリにつけて食べる
高級寿司屋では、醤油をシャリにつけて食べる行為はあまり良く思われません。シャリに醤油をつけてしまうと、シャリが崩れる原因になるからです。
基本的に醤油をつけるときはネタの端に少しだけつけて食べるようにしましょう。店舗によっては、すでに適量がネタに付けられているところも多いので、出されたお寿司を確認して醤油をつけるか付けないか判断してください。
5.寿司をかじったり噛み切って食べる
高級寿司屋では、出されたお寿司は一口で食べ切るのがマナーです。口に入らないかも、と寿司をかじったり、噛み切ったりする行為はマナー違反になるのでやめましょう。
ただし、寿司以外の天ぷらなど大きいサイズのメニューを出された際は、箸で割いて食べるようにしてください。
高級寿司屋で覚えておくべき正しいマナーとは
これから高級寿司屋に行く機会が訪れた時のために、高級寿司屋での正しいマナーを把握しておきましょう。
- 服装はカジュアルすぎない普段着で
- 腕時計などの腕に身につけるアクセサリーは席に着いたら外す
- 香水やタバコの匂いはつけて来店しない
- オーダーに迷ったら「おまかせ」と伝える
- ネタは淡白なものから味の濃いものへ順に注文する
- ゲタはカウンターから下ろさず寿司だけを手に取り食べる
- 醤油は基本的につけなくてもOK
- 醤油は寿司を傾けてネタに少しだけつける
- 巻物や軍艦巻きはネタ部分に醤油を少し垂らす
- 出されたお寿司はすぐに一口で食べ切る
- 写真を撮りたい場合は板前さんに一声かける(基本的にはNG)
- 全て食べ終えたら早めにお勘定をお願いして退店する
列挙するとマナーが数多くあり複雑に思えますが、食べ方以外は他の飲食店と大きな違いはありません。まだ高級寿司屋に行ったことがないという方も、以上のマナーを押さえてぜひ来店してみてください。
高級寿司屋に行く際は基本的なマナーを把握しておこう
高級寿司屋では、お寿司を食べる際に正しい礼儀作法や振る舞い方が求められます。事前に把握しておくことで恥をかくこともなく、安心して食事を楽しめるので、ぜひ今回ご紹介したマナーを頭に入れて高級寿司屋の素晴らしい品々を堪能してください。