目次
『小学生になった子どもが反抗的』ミキティはどう対処する?
子どもを取り巻く環境が大きく変化するのが、卒業と進学です。今回は小学校に進学した娘の言動に悩むゲストを招いて、藤本さんがアドバイスを送っています。
相談内容の詳細は、「4月から上の子が小学校に進学。環境の変化でストレスや不安があると思うものの、反抗的な態度や言動がひどく”もう反抗期なの?”と戸惑う毎日。私も普段働いているのでストレスが溜まり、優しい言葉をかけてあげられない。どう対応すべき?」とのことです。
反抗内容は、宿題をするよう声掛けをすると「はいはい」といった態度を取ることが多いと言います。母親からの指摘を嫌っているようで、「ママどうせ怒るから本当やだ」といった発言もあるようです。学童に入り年長者と接しているのか、言葉使いも非常に悪くなり今まで言わなかったようなことも言い困っていると語ります。
育児をしている人であればだれもが一度はぶつかる壁ともいえる、相談者さんの悩み。それに対して藤本さんは、自身の長男が学校に行き始めたときに教頭先生から言われた、「語彙力が増えたと思ってください!」という言葉を相談者さんに伝えました。
子どもの言葉全てに目くじらを立てていてもしょうがないので、使ってはいけない言葉を発した際には「”その言葉はよくないと思うよ”っていうことは伝えた方がいい」としつつも、「熱くなってもしょうがない」と、教頭先生から伝授してもらった考え方を聞き、藤本さんはそれに納得したエピソードを披露。そのほかも男子校ならではの話を披露し、会場の笑いを誘いました。
今の相談者さんの娘さんは、親がいない環境で幼保現場のように手厚く保育する教員もいない、いわば”初めて地球に放たれている状態”です。初めて一人で歩いていると思い、いけないことは伝えるけどある程度寛容な気持ちを持つことも大切としました。
また勉強面に関しては、藤本さん自身何度も「言ってもやらない」ということを経験したと言います。そこで見出したのが、「やってもやらなくても、この人(子ども自身)の人生じゃん」と思っていると語りました。
やらねばならないことは親として指摘するものの、最終的にやるかやらないかを決めるのは子ども自身です。親としての一通りの文言は伝えてなお宿題などをやらずに行った場合、恥をかくのは子ども自身。恥ずかしい思いをするのも、人生の経験として重要です。
相談者さんは子どもにいつもしている指摘をしないままでいた結果、子どもは朝まで宿題などをせず、朝になって「ママ言わなかったからじゃん!」と怒られたと言います。そういった事態を招かないためにも事前に声掛けをして「言ったよね?」と言える環境を整えておくことも重要と藤本さんは力説!
「こっちの詰めは甘くせずがいいかなと思う」と、親として隙は見せない方がいい点もアドバイスしてます。
視聴者からもアドバイスの声
藤本さんの考え方に対して、以下のような声が寄せられています。
- 「ミキティの考え方(人生を長い目で捉えてる、長期戦のかまえみたいなところ)がすごく参考になるし、その考え方を自分にも取り入れるととても気持ちが楽になる。」
- 「「ママが言わなかったからじゃーん」って言える子は、やらなきゃいけないことはわかってるから、後は自分でやることを見守る段階だと思う。」
- 「宿題やらない!だけじゃないですけど、全て『疑問形』にして言うとお互い気分悪くならないです。」
- 「語彙力が増えた。は良い言葉かもしれない!ダメなことだけ注意する親になります!」
- 「こちらに隙を作らないのは重要ですね」
子どもだからといってむきになっても、子どもは親とは別の人間です。恥をかく経験なども、人間としては必須!