IQが高い人・低い人の違いとは?そもそもどういった基準でIQは決まるの?

IQが高いという言葉を耳にすることはありますが、具体的にどのような能力に優れているのかわからないという人も多いのでは?この記事では、IQについての基礎知識やIQが高い人と低い人の違いを紹介します。

『IQ』とは「intelligence quotient(知能指数)」の略語

会話の中で「IQが高い」「IQが低い」という言葉が出ることはありませんか。よく耳にする言葉ですが、具体的に何を数値化したものかわかっていないという人も多いでしょう。

IQとは、「intelligence quotient(知能指数)」の略語です。実年齢に対して精神年齢がどのくらいの数値なのかを計算することで、割り出すことができます。

具体的には、言語能力や論理的思考、記憶力、数学的能力、空間認知能力などを判断基準としており、これら全てを総合した数値がIQ値として算出されます。

一般的なIQ値の測り方や目安は?

先ほども解説したように、IQ値はテストによって算出された精神年齢から実年齢(暦年齢)を割り出して算出されます。

専門家によって作られたテストをもとに行われることが多く、筆記試験やコンピュータ試験などで測ることができます。

平均的な数値は85〜115と言われており、この中に収まる数値であれば平均的な知能指数の持ち主となります。85を下回ると、IQが低い傾向にあると判断され、120を超えるとIQが高く優秀である判断されます。

ちなみに、IQ130を超える人は非常に稀な存在であり、世界的にも優秀な人材として「ギフテッド」と呼ばれます。また、世界にはIQランキング上位者のみが入会できる「メンサ」という国際組織が存在しており、現在は10万人ほどの会員がいるとのことです。

IQが高い人と低い人の違いは?『IQが高い人』の特徴

では、IQが高い人には日常生活においてどのような特徴が見られるのでしょうか。IQが高い人の特徴と、対してIQが低い人に見られる特徴も併せてご紹介します。

一度覚えた情報は忘れない物覚えの良さを持つ

IQが高い人は情報処理能力が優れており、一度覚えた知識は忘れないという物覚えの良さを持つ人が多いです。記憶する際に、その知識を構造を分析し、わかりやすくインプットしているため、忘れずに記憶し続けていると考えられています。

一方、IQが低い人は物事の構造自体を分析することが難しいため、記憶することが難しく、一度記憶しても根本的に理解できていないために忘れてしまうことが多いです。

情報処理能力に長けているため話がわかりやすい

IQが高い人は、先ほどもお話しした通り情報処理能力に長けている傾向があります。そのため、相手と会話する際も必要な部分だけを抽出して発言したり、順を追って説明したりと、相手に伝わりやすいよう配慮してくれます。

一方、IQが低い人は必要な内容と不必要な内容を見極めたり、会話の組み立て方に効率の悪さが見えます。そのため、ダラダラと内容のない長話してしまう人も多いでしょう。

順序を立てて説明することが苦手なので、話の着地点が見えず、聞いている側も反応に困ってしまうこともしばしばあります。

論理的に考えるため問題解決能力に長けている

IQが高い人は、感情と思考を切り離して考える傾向にあるため、自分の余計な感情を含めずに客観的な視点で物事を捉えることが可能です。

目標に対してどのようなアプローチが効果的なのか、またどのような手順で進めていくべきなのかを正確に考えることができるため、問題解決能力にも長けています。

一方、IQが低い人は、感情的になってしまう傾向があります。そのため、トラブルを招いたりやるべきことを後回しにしてしまい、結果的に仕事効率が悪くなることも珍しくありません。

探究心が高く途中で諦めずに納得のいくまで遂行する

IQが高い人に共通して見られる特徴として、知的好奇心や集中力が高い特徴が挙げられます。興味のあることややるべきことに対して、自分が納得いくまで集中して突き止める傾向にあるため、実行能力も高いです。

一般的な人ならばスルーしてしまうことにも興味を持つため、日々何かしらの知識や新しい刺激を受けて生活しています。それゆえ、さらに知識量が増えたり思考力が養われるため、IQが高くなっているのでしょう。

一方、IQが低い人は何事も早い段階で諦めがちです。突き詰めるということをせず、向上心も比較的低い傾向にあるため、そこからさらに思考力が養われたり知識量が増えたりすることがありません。

IQが高い人を参考に論理的思考や情報処理能力を養おう

いかがでしたか。IQが高いと感じる人が周りにいる方は、ぜひその人を参考に観察して見ましょう。日常的に論理的に考える習慣をつけることで、大人になってからでも少しずつIQを高めていくことは可能です。

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