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夏シーズン直前!エアコンを久しぶりに使うご家庭も
今年は気温が上がる時期が早く、早々に夏日を記録している地域も出始めています。毎年6月に入ると湿度と気温が上がり、蒸し暑さを感じる日も出てくるため、エアコンを使い始めるご家庭が徐々に増え始めます。
しかし、長期間使っていなかったエアコンを準備もせずに使い始めてしまうと、さまざまなリスクが懸念されます。これから夏本番を迎えるにあたって、必須家電となるエアコンの準備を万全に整えておきましょう。
エアコンを使う前に必ずすべき『5つのこと』
では、エアコンを使う前にどのような準備を行うべきなのでしょうか。ここで紹介する「エアコンを使う前に必ずずべきこと」を確認し、すべて完了させてから使い始めてください。
1.フィルターの掃除
まずはフィルターの掃除を行いましょう。「使っていないから大丈夫なのでは」と思う方もいるかもしれませんが、長期間使っていない間に埃を始めとした汚れがフィルターに溜まっていることは珍しくありません。
フィルター掃除は使い始めだけでなく、使い始めてからも定期的に行う必要があります。毎日エアコンを使う時期に入ったら、2週間に1度の頻度で掃除してください。
2.内部クリーン運転を行う
エアコンに内部クリーン運転の機能が搭載されている場合は、フィルター掃除と併せてこちらも行いましょう。内部クリーン運転を行うことで、エアコン内部に発生している湿気や結露を乾かし、カビや雑菌が繁殖することを防いでくれます。
もしも内部クリーン運転中に嫌な臭いが発生した場合は、使っていない期間にカビが発生している可能性があります。エアコンを使い始める前に専門業者を呼んで清掃してもらいましょう。
3.ルーバー部分を柔らかい布で乾拭きする
エアコンのルーバーにも汚れや埃が付着していることがあります。そのため、ルーバー部分も柔らかい布を使い、簡単に乾拭きしてください。
ルーバー部分を濡れた雑巾などで拭いてしまうと、エアコンを使う際に湿気が部屋へと送り込まれてしまう恐れがあります。ひどい汚れがある時以外は乾拭きが基本です。
4.エアコンの動作確認をする
最後にエアコンが正常に動くかどうか確認しましょう。購入してから年数が経っているエアコンの場合、エアコンの動作確認をした時に不調が見られたり、すでに故障していたりする恐れがあるからです。
暑くなってからエアコンの不具合や故障に気付くと、修理までに時間がかかり、暑さに耐えなければいけない日々が続く恐れがあります。エアコンの動作確認は5月〜6月上旬までに済ませておきましょう。
5.カビが発生している場合は業者に対処してもらう
エアコンを掃除している最中にカビが発生していることが確認できた場合は、なるべく専門の業者に依頼して、徹底的に綺麗に清掃してもらいましょう。
自分で中性洗剤を使ったカビ掃除の方法もありますが、自力では完全にカビを払拭することができないケースが多いです。快適にエアコンを使用するためにも、プロにお任せしてください。
もしも掃除やお手入れをせずに使うとどうなるの?
もしも上記で紹介したような掃除やお手入れを怠り、そのままエアコンを稼働させてしまうとどうなるのでしょうか。
掃除をせずにエアコンを使い始めた場合、エアコンの内部に溜まった埃が室内に送り込まれてしまい、知らないうちにハウスダストを吸い込んでしまう恐れがあります。ハウスダストアレルギーの原因にもなるので危険です。
また、夏場はエアコン内部がカビの温床となりやすい環境を作り出してしまうため、掃除やお手入れをせずに稼働させると、内部に発生した結露によってカビの繁殖を促進してしまいます。
さらに、こうした汚れが蓄積された状態で稼働させると、電気の消費量が余計に膨らんでしまいます。そのため、電気代がより高くなり家計を圧迫する原因にもなるのです。必ずエアコン使用前は掃除を欠かさないようにしましょう。
久しぶりにエアコンを稼働させる際は使用前に必ず掃除を!
これからの時期に「久しぶりにエアコンを使う」というご家庭も多いと思います。ハウスダストやカビによる悪影響を被らないためにも、使い始める前に必ず掃除や必要なお手入れ、そして動作確認を行いましょう。