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相手の嘘を見抜くためには普段の行動を観察することが大切
人間関係を良好に保つためには、信頼できる相手を見極めることが大切です。嘘をつく人と交友関係を結んでも、信用できないためストレスが溜まってしまいます。
良好な人間関係を円滑に進めるためには、相手の嘘を見抜くスキルが重要です。普段の行動を観察し、態度や様子から「何かがおかしい」「違和感を覚える」と不審な点が見えた場合は注意しましょう。
嘘を見抜くために観察すべきポイントは?
嘘を見抜くためには、以下のポイントを重点的に観察することが鍵となります。
- 視線や顔の向き
- 態度の変化
- 話し方の変化
心理学や警察の聴取などにおいても、人の仕草や態度の変化から嘘を見抜くことは往々にしてあります。
こうしたスキルを知っておくだけでも、周囲との人間関係を築く上で役に立つだけでなく、巧妙な詐欺や悪質な営業から逃れる術にもつながるでしょう。
人が嘘をついている時の『5つのサイン』
では、人が嘘をついている時、どのようなサインを見せるのでしょうか。ここでは嘘をついている人が見せる仕草や態度の変化をいくつか紹介します。以下のようなサインが見られたら、相手の話を用心深く聞くようにしましょう。
1.視線が突然違う方向へと移動する
よく「嘘をついている人は視線を彷徨わせる」という話を耳にしますが、心理学においてこの話は本当だと考えられています。嘘をついている自覚があるからこそ、相手の目をしっかり見つめることができないのです。
また、落ち着きなく視線を彷徨わせることはなくても、話の最中に突然視線が違う方向へと移動っした場合も注意が必要です。意味もなく視線を移動させるのは、相手の真摯な視線に耐えられなかった可能性があります。
反対に、不自然なほどこちらを凝視してくる場合も注意しましょう。これは、相手に嘘をついていることを悟らせないように、あえて不自然なほど目を見つめて話している可能性があります。
2.不審なほど落ち着き払っている
嘘をついている自覚のある人は、罪悪感から落ち着きがなくなると思われることが多いです。しかし、実は不審なほど落ち着き払っている人も嘘をついている可能性があります。
通常、嘘をつかずに会話している時、人は無意識に体を動かしたり、リラックスするような態度を取ったりと何らかの動きを見せます。
しかし、嘘をついている人は「おかしな行動をするべきではない」と強く意識しているため、不自然なほど落ち着いている様子を見せることが多いのです。
3.同じ言葉や言い回しを繰り返す
「なぜさっきから同じ言葉や言い回しを繰り返しているのだろう」と他人との会話で違和感を覚えることはありませんか。些細な違和感ではありますが、こうした違和感も嘘を見抜くポイントになります。
同じ言葉や言い回しを繰り返している人は、無意識にその言葉を自分自身に言い聞かせている節があります。この行動は嘘をついていることを自覚しているからこそ、自分がついている嘘を正当化、あるいは事実にしようとしている心理が反映されていると心理学では考えられています。
4.必要ない情報を話すほど口数が多くなる
会話の最中、突然口数が多くなったり、聞いてもいない情報を話し出したりする人がいます。よく喋る人だなと感じる時は、前後の会話と比較し、明らかに口数が多くなっていないか考えてみましょう。
嘘をついている自覚がある人は、話し方に落ち着きがなくなることがあります。また、嘘の情報を隠すため、無意識で必要のない情報を相手に与えてしまうことがあるのです。
こうした「嘘をついている」という自覚が話し方にも変化を与えてしまうことは多く、普段の話し方や前後の話し方と比較して、不自然な点が多い場合は嘘をついている可能性を視野に入れましょう。
5.自分にとって弱点となる体の部位を触れる
嘘をついている時、人は手の動きに落ち着きがなくなることがあります。自分にとって弱点となる体の部位に触れることが増え、無意識のうちに自分の身を守ろうとするのです。
- 口
- 喉
- 胸元
- お腹
- 顔周り
以上の部位は、人が自分の身を守ろうとする時、無意識に触れてしまいがちな部分です。嘘をついている人は、口を始め、喉元や胸元、顔周りなどに触れることが増えます。
また、手ではなく足元をモゾモゾと落ち着きなく動かす異変を見せる人もいるので、話に不信感を抱いたら足元にも注意を払いましょう。
仕草や視線、態度の変化から相手の嘘を見抜こう
いかがでしたか。嘘をついている人は、仕草や視線、態度に些細な変化を見せることが多いです。普段の言動や前後の言動を比較し、違和感を覚えたり明らかに異変が見られる場合は、「相手が嘘をついているかも」と慎重に真偽を見極めましょう。