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妊娠中はイライラしたり情緒不安定になりやすい
妊娠中は気持ちが不安定になりやすく、イライラしたり情緒不安定になりやすいと言われています。主な原因はホルモンバランスの急激な変化で、他にもだるさや頭痛、疲れやすいなどの不調も引き起こされることが多いです。
妊娠初期では流産の心配や体調の変化に対する戸惑い、後期になると出産に対する不安が大きくなり、神経質になりやすい状態が続きます。
『妊娠中に言ってはいけないワード』6選
1.栄養はしっかり摂らなきゃ
「つわり」は、その症状や度合いに個人差があります。期間や症状の重さは人それぞれですが、妊娠初期には食事がとれないほど深刻な吐き気やつわり症状が出ることも、少なくないです。
そんなとき心配する気持ちは分かりますが、「栄養はしっかり摂らなきゃ」「ちゃんと食べてね」などの声かえはやめておきましょう。
2.そんなに食べると太っちゃうよ
妊娠中はつわりで食べられなくなることもありますが、女性ホルモンの分泌が盛んになることで、いつも以上に空腹を感じ、食欲が増加するケースも見られます。そんな時、「まだ食べるの?」「そんなに食べると太るよ」などの言葉も控えてくださいね。
体重管理を心配しているからこその言葉かもしれませんが、無理に食べないようにすると余計なストレスがかかり、赤ちゃんに必要な栄養分が届かなくなることも考えられます。妊娠中に太るこが気になるのであれば、医師の指導の下、適切な体重管理を心がけるように促してあげてください。
3.仕事もしないで寝てばっかりで羨ましい
妊娠中は家事をしたり仕事に行きたくても思うように体が動かないことが多いです。そんな態は本人が一番もどかしく感じているのに、周囲から「いつも休めて羨ましい」「仕事もしないで寝てばかりいていいね」などの声には傷つきます。
嫌味でいう人ばかりではありませんが、悪気が無くても全力で頑張っている妊娠中の女性にはNGワードです。
4.(自分は)タバコもお酒もやめなくていいよね?
ご存じの通り妊娠中の喫煙やアルコール摂取は低体重児・流産・早産・や先天性疾患を発生する可能性が指摘されています。妊娠中はタバコやお酒、カフェインの摂取を控える人がほとんどです。
ところが、奥さんはダメだけど自分は関係ないからとタバコもお酒もやめなくていい、と思っている男性も中にはいるようです。本人が喫煙していなくても、副流煙でも考えられるリスクがあるため、妊娠をきっかけに旦那さんにも禁煙してもらうのが理想です。
5.性別についてあれこれ言う
妊娠中は気持ちが不安定になりやすいため、些細なことでイライラしたり傷ついたりしやすいです。男性に限らず周囲の人たちは、妊婦さんへの配慮を忘れずにしつこく性別や男の子と女の子どちらがいいか聞いたり、「次は女の子(男の子)だね!」と言うのも控えましょう。
6.マタニティーブルーは気のせいじゃない?
マタニティーブルーとは出産後の女性の30~50%が経験すると言われている産後鬱のような症状です。一般的には出産後に発症するケースが多いようですが、産前でもマタニティーブルーなる妊婦さんもいて、妊娠初期から中期になりやすいとされています。
イライラしやすくなるだけでなく、落ち込んだり急に涙が出たりする傾向があるため、周囲の人の理解が求められます。マタニティブルーは一過性であり誰にでも起こりうるもの。
妊婦さんは自分の中だけでストレスをためずに、不安な気持ちを誰かに話すだけでも楽になると言われています。そんな時に「気のせいじゃない?」などの心無い言葉は、何気なく発したとしてもとても傷つくので絶対に言わないようにしましょう。
妊娠中は寄り添い見守ってあげましょう
妊娠中の心身の不安定は経験しないと分からないことですし、その状態も個人差があります。他の妊婦さんと比較したり、妊娠中の女性にストレスを与えるような言葉を口にすることは控え、妊婦さんには寄り添いながら見守ってあげましょう。