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電子レンジは正しく使わなければ故障の原因に…
電子レンジの一般的な寿命は、約8〜10年と言われています。しかし、電子レンジは精密機器なので、説明書をよく読み、注意事項などを守って正しく使わなければ、すぐに壊れてしまうことも珍しくありません。
「購入してからまだ4〜5年なのに壊れてしまった」という場合は、日頃の使い方に問題があるのかもしれません。今一度、電子レンジの簡単な構造や正しい使い方を説明書を読みながら見直してみましょう。
電子レンジがすぐに壊れてしまうNGな使い方5選
電子レンジの使い方が間違っていると、すぐに壊れてしまう原因となります。ここでは、電子レンジがすぐに壊れてしまう絶対にしてはいけない使い方を紹介します。皆さんはこのような使い方をしていませんか。
1.電子レンジ庫内の掃除を頻繁にしない
電子レンジ庫内の掃除は、週に2〜3回を目安に行うことが推奨されています。しかし、意外と電子レンジ庫内の掃除をし忘れている、放置したまま…という方は少なくありません。
電子レンジ庫内の掃除をしていないと、食品の飛び散りや油汚れ、液体漏れなどの汚れを放置していることになります。
すると、センサーがうまく作動せず、さらに汚れが錆の原因となり、故障につながる恐れがあります。寿命が短くなる原因の多くは掃除頻度の低さだと言われているので、なるべく頻繁に掃除するように心がけましょう。
2.食材を入れずに温める『空焚き』行為
電子レンジがすぐ壊れてしまう原因に、食材を入れずに温めてしまう『空焚き』行為があります。空焚きすると、マイクロ波を吸収するものがなく、マイクロ波が不安定になってしまったり、内部の装置が劣化してしまう原因になります。
この空焚きをしてしまうと、寿命が一気に縮むだけでなく、すぐに故障してしまうケースもあるので要注意です。
3.食材をほんの少量だけ入れて温める
電子レンジで食材を温める際、ほんの少量だけ食材を入れて温める人も多いでしょう。しかし、あまりにも温める量が少ない場合、電子レンジによっては「食材が入っていない」と認識されてしまい、正しく作動できないことがあります。
また、この場合は空焚きと似た状態に陥る恐れがあり、故障の大きな原因となることもあるので注意が必要です。
なるべく温める食材はある程度の量を用意した上で温めるようにし、もしもほんの少量だけを温めたい場合は、耐熱性のマグカップに水を入れて、食材と一緒に温めましょう。
4.水分量の少ない野菜だけを温める
にんじんやごぼうなど、水分量の少ない野菜だけを温めようとすると、うまくマイクロ波が反応せず、過剰に加熱してしまう恐れがあります。
すると、加熱しすぎたことで発火してしまったり、煙が発生したりといったトラブルを引き起こしてしまうケースもあり、大変危険です。もちろん、故障原因にもなり得ます。
水分量の少ない野菜だけを温めたい場合は、水に浸けた状態で温めるなどして、マイクロ波が正常に反応するように工夫しましょう。
5.アルミホイルを使用して温める
電子レンジにアルミホイルを使ってはいけないという注意書きは、必ず取扱説明書に記載されています。しかし、何年も読み返していないと、ついアルミホイルで食材を包んだ状態で加熱してしまうことも。
アルミホイルを入れて電子レンジを作動させてしまうと、発火や煙の発生、火花を引き起こすなどの事故を招く危険性があります。
また、庫内の装置に大きな負担をかけてしまい、故障の原因となるので絶対にやってはいけません。
電子レンジが故障した…修理するべき?買い替えるべき?
電子レンジが故障した場合、多くの人は修理を依頼するでしょう。しかし、もしも電子レンジが購入してから8〜10年経っている場合、修理するよりも新しい電子レンジを購入した方が安く済むことが多いです。
電子レンジの場合、発売から8〜10年経っていると、その商品に使われている部品などの在庫がなくなっていたり、修理に時間や手間を要したりするケースが多いです。
すると、修理が予想以上に高額になり、購入した方が安く済む可能性が高くなるのです。また、購入した方が早く手元に電子レンジがくるという点を考えても、古すぎる電子レンジの場合は買い替えをおすすめします。
電子レンジの説明書や注意書きを読み返してみよう
電子レンジは普段から使い慣れている生活家電の1つです。しかし、何年も使っていると、ついやってはいけない注意事項をやってしまう人が増えます。今一度、電子レンジの取り扱い説明書を読み返し、正しい使い方をおさらいしましょう。