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生肉は冷凍することで長持ちさせることが可能に!
基本的にスーパーなどで購入した生肉は、すぐに傷み、腐ってしまうため、その日のうち、あるいは翌日までに消費しなければいけません。
しかし、生肉は正しい方法で冷凍することで2週間〜1ヶ月ほど長持ちさせることが可能になります。パッケージから取り出し、フリーザーバッグなどに重ならないように入れて保存する方法が一般的ですね。
1日では使いきれないと判断した場合は、このように生肉を冷凍保存しているご家庭が多いのではないでしょうか。
ただし冷凍肉を解凍する際は注意が必要
生肉は冷凍することで、2週間〜1ヶ月ほど保存が可能になります。ただし、解凍する際は解凍方法に注意が必要です。
解凍方法を間違えると、解凍している最中に細菌が繁殖してしまい、食中毒の原因となる恐れがあります。実際に解凍肉が原因でサルモネラ菌や大腸菌などが繁殖し、重症化してしまうケースも報告されています。
冷凍した肉を解凍する時にしてはいけない行為3つ
では、冷凍した肉を解凍する時、どのような行為に気を付けるべきなのでしょうか。ここでは冷凍肉を解凍する際にしてはいけない行為を3つご紹介します。以下の方法での解凍は絶対にやめてください。
1.常温で放置して解凍する
冷凍した肉を解凍するため、常温で放置して自然解凍させようとする人がいますが、これは食中毒菌を増殖させてしまう恐れがあるので絶対やめましょう。
特に夏場などは、短時間でも細菌が繁殖する恐れがあります。常温で放置するのではなく、冷凍庫から冷蔵室へと移して低温解凍しましょう。
2.冷凍肉に水を直接当てて流水解凍する
冷凍肉を解凍する場合、流水解凍する方も多いです。急いでいる場合でも温度を調節して流水解凍することで、安全に、そして比較的早く解凍することができます。
しかし、流水解凍する場合は、肉に直接水が当たらないように気を付けてください。直接肉に水が当たってしまうと、風味や旨味が流れ出てしまうため、肉の美味しさが損なわれてしまいます。
必ずフリーザーバッグやビニール袋などに入れ、水が入り込まないように密閉した状態で流水解凍しましょう。
3.電子レンジで加熱しすぎる
電子レンジで加熱して解凍する人も多いですが、電子レンジで加熱する場合は、解凍する時間やW数に気を付ける必要があります。
電子レンジで加熱しすぎてしまうと、解凍だけでなく調理の過程へと移ってしまい、肉が電子レンジで焼けてしまう恐れがあります。すると、実際に焼くよりも旨味が損なわれてしまうため、食べた時の品質が低下してしまいます。
また、電子レンジの場合は焼きムラができてしまうことも多いので、加熱途中に様子を見ながら、必要に応じて裏返しにするなど対応しましょう。
解凍した肉を再び冷凍するのは絶対NG!
一度解凍した肉を「やっぱり使わないから」と再び冷凍する行為は非常に危険です。このように解凍した肉を再び冷凍すると、風味や旨味が損なわれるだけでなく、食中毒菌が繁殖するリスクが高まります。
一度解凍してしまった肉は、その日のうちに食べるようにし、再び冷凍して保存する行為は控えてください。
冷凍した肉を安全に解凍する正しい方法は?
一度冷凍した肉を解凍する場合、誤った方法で解凍してしまうと、旨味や風味が損なわれるだけでなく、場合によっては食中毒のリスクも高まります。
冷凍した肉を安全に解凍する方法は、以下の通りです。
- 冷蔵庫で低温解凍する
- ビニール袋などに入れて流水解凍する
- 電子レンジの解凍機能を活用する
あ冷蔵庫で低温解凍する方法や流水解凍する方法が定番です。安全に、そして風味や旨味を損なわずに解凍できるので、時間のある方はこの2つの方法で解凍しましょう。
もしも急いでいる場合は、電子レンジの解凍機能を活用してみてください。冷凍肉の重量を計り、放出する電波の照射時間を自動的に調節してくれますよ。
冷凍した肉は正しい方法で安全に解凍して
いかがでしたか。冷凍した肉は、生肉よりも長持ちしますが、解凍する際の方法に気を付ける必要があります。冷凍肉を解凍する際は、今回紹介した間違い行為は避け、最後に紹介した正しい解凍方法を実践してください。