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『神棚』は家の中に神様をお祀りする神聖な場所
皆さんのご家庭には『神棚』を祀っていますか。神棚は、昔から日本の家庭に設置されてきた神様を祀る神聖な場所です。神社で授与されたお札などを飾る場所でもあり、神様の住処ともなるため、大切に扱わなければいけません。
神様の住む神聖な場所・神棚は、設置する場所も重要です。適当に空いている場所に設置してしまうと、神様が「住みづらい」と感じてしまい、家から出て行ってしまったり、お怒りになったりする恐れがあります。
神様にとって居心地が良いと思ってもらえる場所に神棚を設置し、敬意を払って毎日拝み、家族を見守ってもらいましょう。
神棚を置いてはいけない『絶対NGな場所』5選
神棚を適した場所に設置しなくては、神様に対して失礼にあたります。ここでは、神棚を置いてはいけない絶対NGな場所を紹介するので、ここで紹介するような場所は、スペースが空いていても避けましょう。
1.埃が溜まりやすく汚れている場所
人が出入りしないような部屋や、埃や汚れが溜まりやすい場所などは、神様にとって不浄な場所、または雰囲気が暗く居心地の悪い場所となるため、絶対にNGです。
汚れていたらすぐ掃除ができるような場所に神棚を設置しておかなければ、汚れていても気付かずにスルーしてしまう恐れがあります。
また、誇りが溜まりやすく汚れやすい場所は、その家に住む人に拝みに行く習慣が定着しにくい場所であることが多いです。こうした理由から考えても、誇りが溜まりやすく汚れている場所は避けるべきでしょう。
2.人の目線より下に位置する場所
神様を見下ろすような形になる場所は絶対に避けましょう。神様は私たち人間よりも格上の存在なので、私たちが見下ろしてしまうような低い場所に置いてしまう行為は失礼にあたります。
また、神棚を1階に設置する場合、家族が神棚の真上を行き来するような場所は避けましょう。例えば、神棚の真上が廊下にあたる場合、人が行き来する頻度が多く、神様を踏みつけていることになります。
人の目線より上に設置するようにし、なおかつ1階に設置する場合は、2階の位置関係も考慮して設置場所を検討しましょう。
3.人の出入りが激しい玄関や廊下
人の出入りが激しい場所は、神様にとって落ち着かない場所となるため、基本的にはNGです。例えば、家族はもちろん、家族以外の人も出入りすることのある玄関、また行き来する頻度の高い老化などは避けましょう。
ただし、神様は人が集まる明るい場所を好みます。そのため、人が集まりやすいリビングなどは、神棚の設置場所として問題ありません。
4.不浄と考えられているトイレや風呂場
トイレや風呂場などの水回りは、汚れやすく湿気が多いため、神様をお祭りする場所として適していません。また、トイレや風呂場は排泄したり体の汚れを流したりする不浄な場として考えられているため、神様に対して失礼にあたります。
他にも、トイレや風呂場に近い場所に設置することも避けましょう。湿気によってお札が劣化してしまったり、汚れが積もりやすくなるためです。
5.光が入らず暗い場所
神様は、光が入る明るい場所を好みます。これは、基本的に日本の神様が天照大神をはじめ、太陽に関係する神様が多いからです。
したがって、光の入らない暗い場所には、神様が居心地が悪いと感じやすいのでNGです。なるべく昼間に太陽の光が差し込む明るい場所を選びましょう。ただし、直射日光の当たる場所は、お札が劣化してしまう恐れがあるので避けましょう。
家の中で神棚を置く場所として適した場所は?
家の中で神棚を置く場所として適した場所は、リビングとされています。これは、人が集まる場所であり、家族が毎日拝む習慣がつきやすいからです。
- 神棚が東または南方向を向く位置
- 人が集まる場所
- 清潔で明るい場所
- 人の目線より上に位置する場所
また、以上のポイントを押さえた場所であれば、リビング以外に置いても問題ありません。可能であれば、神棚から見て陽の昇る東方向、あるいは明るい時間帯の長い南方向を向く位置に置きましょう。
神棚は神様が快適に過ごせる場所に設置して
いかがでしたか。神棚は、神様が住む神聖な場所なので、設置する場所にも気を配る必要があります。神棚をご家庭に設置する際は、今回紹介したNGな場所は避け、神様が好む環境を選んで設置しましょう。