カラスにしてはいけない『NG行為』4つ!敵意を持たれる危険な行動

カラス

カラスは生物の中でも特に知能が高く賢い存在として知られています。そのため、その賢さを利用して悪知恵を働かせることもあり、私たち人間に危害を与えてくることも少なくありません。今回は、敵意を持たれる可能性のあるカラスにしてはいけないNG行為を紹介します。

知能が高く賢いカラスは危険な一面を持つことも多い

木にとまっているカラス

カラスは私たちの周りに生息している生き物の中でも、特に知能が高く賢い生き物として知られています。他の鳥だけでなく、犬や猫と比べても脳の重さが高く、脳細胞が高密度であることがわかっています。

そんな賢いカラスたちは、私たちの身近に存在している野鳥の1つです。しかし、他の野鳥と比較しても人間を恐れることなく近づいてきます。これは賢さによって人間から逃れる術、あるいは攻撃する術を持っているからだと考えられています。

実際、カラスによる被害は多数報告されており、ゴミ荒らしだけでなく、実際に攻撃されて怪我をしたという報告も多くあります。このように危険な一面を持つカラスには、極力近づかない方が賢明です。

4月~7月は繁殖期のため攻撃性が高くなる

カラスは4月〜7月頃になると、産卵、育児と繁殖期に入ります。他の生き物と同じく、子どもを守ろうとする本能が強く働くため、普段よりも攻撃性が高くなり、非常に危険です。

この時期は、特にカラスに近づいたり攻撃したりしないようにしましょう。

敵意を持たれる恐れも…カラスにしてはいけない『NG行為』4つ

カラスは賢く知能が高い野鳥なので、誤った接し方をすると顔を記憶し、攻撃や復讐してくることも珍しくありません。ここでは、敵意を持たれる恐れもある、カラスにしてはいけないNG行為を4つご紹介します。

1.物を投げるなどして攻撃する

ゴミ捨て場などを荒らしているカラスを見かけて、物を投げたり、棒のようなものでつついたりして攻撃する人を見かけます。しかし、このような攻撃行為は、カラスの攻撃性を煽るため非常に危険です。

その場で反撃してくることもありますし、仲間のカラスに知らせ、後日攻撃し返してくるといった事例も報告されています。記憶力も良いカラスは、一度敵認識した相手を忘れません。無闇に攻撃しないようにしましょう。

2.棒を振り回すなどして威嚇する

直接攻撃していなくても、棒を振り回して追い払うなどの威嚇行為を見せることで、敵認識されてしまうこともあります。

特に、繁殖期のカラスは攻撃性が高くなっているため、棒や傘を振り回して近づいてこないように威嚇するだけでも「危ない人間」「敵かもしれない」と警戒される恐れがあります。

一度警戒されると、前述したように顔を記憶されてしまうため、後日攻撃されたり、嫌がらせのようにその人のゴミだけが荒らされるといった事例も報告されています。威嚇行為も控えましょう。

3.繁殖期にカラスの巣に近づく

4月〜7月に入ると、カラスが繁殖期に入るため、いつも以上に攻撃性が高まります。カラスは通常、公園などの木々がある高所に巣を作るため、この時期には、なるべくカラスの巣がありそうな場所に近づかないことが大切です。

無闇にカラスの巣の近づいてしまったり、カラスの巣をじっと見つめていたりすると、巣が攻撃されると勘違いし、攻撃を仕掛けてくることがあります。

歩道橋などに作ることもあるため、カラスの巣を見つけたら近づかず、遠回りすることをおすすめします。

4.落ちているカラスの卵や雛を拾う

繁殖期には、時々カラスの卵や雛が巣から落ちてしまうこともあります。落ちた卵や雛を見つけても、絶対に近寄ってはいけません。善意であっても、卵や雛に触ろうとすると、カラスが「連れ去られる」「殺されてしまう」と勘違いし、攻撃してくるからです。

拾うだけでなく、近づくだけでも警戒心から攻撃してくる可能性があるので、落ちているカラスの卵や雛を見つけたら、近づかずに距離を取るようにしましょう。

こんな特徴も危険!カラスの近くを通るときに気をつけるべき点

伝線にとまっているカラス

攻撃的な行動をしていないのに、なぜかカラスに狙われることがあるという場合、カラスの目を引くような特徴を身につけている可能性があります。

カラスに狙われやすい人の特徴として、以下のような点が挙げられます。

  • 黄色など目立つ色の服を着る
  • キラキラとした光り物を身に着ける
  • カラスに背を向けて走って逃げる

光り物を好むという話は有名ですが、黄色など目立つ色も色を識別する能力に長けているカラスの目を引いてしまうことがあります。

また、カラスに背を向けて走って逃げてしまうと、カラスの気を引き、獲物を追いかける本能を刺激してしまう恐れがあるので注意が必要です。

賢いカラスは無闇に攻撃せず離れて行動しよう

カラスは私たち人間にとって、害をもたらすこともある野鳥です。しかし、だからと言って無闇に攻撃してしまうと、賢さを利用した反撃に遭う恐れがあります。なるべくカラスとは距離を取り、刺激しないように注意しましょう。

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