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春を象徴する桜の木
日本の春といえば、ソメイヨシノをはじめとする美しい桜です。満開のときはもちろん、花弁が散っている様子も非常に美しく、海外でも有名な風景といえます。
桜の木は、花弁が散りゆく儚げな姿と同じくらい、木そのものが非常にデリケートなのも特徴です。ちょっとした傷が、桜の寿命を大きく縮めてしまうかも!お花見を楽しむ前に、桜の木にすべきではない行為について知っておきましょう。
桜の木にしてはいけないNG行為3選!
桜の木にすべきではない、NGな行為についてまとめました。
1.根や枝を傷つける
桜はとてもデリケートなので、根や枝を傷つけると枯れる原因につながります。
- 根を掘り返す
- 枝を折る
- 根もとの土を固く踏み固める
- 桜の木の根元に重いものを置く
根元の土が固くなると、根が呼吸できなくなって十分な栄養を摂取できなくなってしまいます。枝だけでなく、根にも気を配ってレジャーシートを広げる位置を考慮しましょう。
2.桜の木に負荷を与える
桜の木の上にものを置いたり、寄りかかる行為はNG!立派に見えるような太さの枝であっても、小さな傷が命取りになる可能性は大いにあります。
- 桜の枝に荷物をぶら下げる
- 幹に寄り掛かる
- 生えている枝にフィギアやぬいぐるみなどを乗せる
万が一傷が入ったら枯れてしまうため、たとえぬいぐるみであっても枝先や花の周りに置くべきではありません。
3.花や枝をもぎ取る
すでにちぎれそうになっているからといって、枝や花を無理やりもぎ取るのはNG。
- 桜の木に大きな負荷を与える
- 木が病気に侵される可能性がある
桜の木は、一度病気にかかってしまうと治療できない可能性が高いです。治療できたとしても、翌年満開の花を咲かせるかというと、そうとは限らないのです。万が一からしてしまったときは、責任を負いきれません。枝や花がも秘儀取れそうな状態であっても、手を出すべきではないのです。
桜の木の下でお花見をするときのマナー
桜の木の周辺でお花見をするときに守りたいマナーは、以下の通りです。
- 桜の花や木に触れない
- ごみのポイ捨ては禁止
- 食べこぼし飲み物の破棄は絶対NG
- 立派な木であっても登らない
- 枝を折らない
- 根を傷つけない
- 咲いている花をむしり取らない
- 大騒ぎしない
- 木の根元には座らず、根から距離を取った場所に座る
来年もきれいな桜を観賞するためには、桜に対する配慮とお花見の基本的なマナーを守ることが重要です。小さな子どもでも守れるようなマナーばかりなので、大人がマナーを無視しないよう注意しましょう。
SNS映えを意識することは決して悪いことではありませんが、映えだけを追求した迷惑行為はとらないよう配慮しつつ、満開の桜を観賞してくださいね。
まとめ
桜の木は、ほかの草木よりもデリケートな面を持っています。自分の都合を優先させて木を傷つけてしまうと、桜の木が一気に弱ってしまうかもしれません。