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ネット社会においてセキュリティー対策は重要事項の1つ
ネットが普及し老若男女問わず多くの人が利用している現代、ネット社会においてセキュリティー対策は非常に重要です。お金の管理やSNS管理などもネット上で行っているため、セキュリティーが突破されてしまうと、あらゆる恐ろしい事態に巻き込まれる危険性が高まるからです。
パスワードが解読された時に考えられる恐ろしい事態とは
SNSや銀行口座など、パスワードはあらゆる場所に使用されています。もしもパスワードが他者からのサイバー攻撃によって解読されてしまった場合、以下のような恐ろしい事態が考えられます。
- 個人情報が漏れる
- 金銭を勝手に利用されるor盗まれる
- 勝手にSNSなどを利用されて犯罪に加担させられる
個人情報が抜き取られることはもちろん、個人情報がネット上に流出されたり、そのパスワードを使い勝手にSNSなどのアカウントに侵入し、ウイルスの拡散やフィッシング詐欺などの犯罪に加担させられてしまう恐れもあります。
知らない間に犯罪者として担ぎ上げられるだけでなく、身近な人を危険にさらしてしまう恐れもあるのです。
絶対に使ってはいけない『NGパスワード』5選
上記で紹介したように、パスワードを解読されてしまうと、あらゆる恐ろしい事態に巻き込まれる危険性が高まります。では、どのようなパスワードは他者から解読しやすいのでしょうか。
1.「123456」などの数字やアルファベットの順番羅列
パスワードはいくつも持っていると記憶しておくことが大変になります。そのため「覚えやすい簡単な羅列でいいや」と「123456」などの数字やアルファベットの基本的な順序を羅列させただけのパスワードを設定している人が未だにいます。
しかし、このパスワードは簡単に突破されてしまいます。悪意のある他者から見て、最も早い段階で試すパスワードとして、パスワードを登録するサイトでも注意喚起されているほどです。
2.「11111」「aaaaa」などの同じ文字の羅列
順番に沿った羅列パスワードと同じ理由で、「111111」や「aaaaaa」などの同じ文字を羅列したパスワードも絶対に登録してはいけません。こちらも犯罪者などが最初の段階で試すことの多いパスワードとして注意喚起されています。
3.「password」はあまりに安直すぎる
最近ではパスワードを作成するときに「password」と単純に英語に直しただけの安直なパスワードを設定する人が増えています。実は、この「password」という単語も解読されやすいパスワードの1つとして設定しないよう注意喚起されています。
一見、覚えやすく、また同じ文字の羅列などよりも解読されにくいと思われがちですが、パスワードに「password」はあまりにもわかりやすいため、こちらも簡単に解読されてしまうようです。
4.自分に関わる意味のある単語
パスワードを設定する際、覚えやすいようにと自分に関わる意味のある単語を設定する人は多いですよね。例えば、1986年11月8日生まれの人は「19861108」とパスワードを登録したり、自分の名前と誕生日を組み合わせて登録したりするケースです。
また、自身の趣味や好きなものをパスワードに設定する人も多いですが、現在はSNSを利用している人も多いため、こうした個人的な情報を知る手段はあらゆるところに転がっています。
そのため、自分に関わりのある意味のある単語をパスワードに設定してしまうと、SNSなどの情報から推測され、解読される危険性が高まります。パスワードを推測されないよう、なるべく意味のある単語は避けるべきでしょう。
5.他のサイトでも使用しているパスワード
「いくつものパスワードを覚えておくことが大変」と同じパスワードをいくつものサイトで使い回している人をよく見かけます。しかし、これも非常に危険な設定方法です。
もしも1つのサイトでパスワードが解読されてしまった場合、その人が利用している他のサイトも勝手に閲覧されたり利用されてしまったりする危険性があるからです。
このように1つのパスワードによって、幾つものサイトの情報が漏洩することを防ぐためにも、サイトに登録するパスワードは、そのサイトごとに変えるようにしましょう。
どんなパスワードが安全?安全なパスワードを作るポイント
危険性の高いパスワード例は以上の通りです。どのパスワードも少し考えると、他者から推測しやすく危険であることがわかります。パスワードを作成する際は、以下のポイントを押さえて作成すると安全なパスワードを作ることができます。
- 数字とアルファベットをごちゃ混ぜにする
- 単語の中の1〜2文字を大文字にする
- 全く関係性のない意味のある単語を並べる
- 必ず8文字以上のパスワードにする
同じパスワードでも、その中のいくつかの文字を大文字にするだけでも格段にパスワード強度が高くなります。また、パスワードを作成する際は、なるべく多くの文字を使用することで、パスワードの解読レベルを上げることができますよ。
他にも数字とアルファベットをごちゃ混ぜにしてみたり、意味のある単語でもまったく自身に関係のない単語や単語同士が関連性のない単語を並べることで、解読されにくくなる傾向にあります。
安全なパスワードを作ってくれるサイトもある
自分で作ったパスワードが不安という方は、ネット上にパスワードの安全性を調べるサイトや安全なパスワードの候補をいくつか作成してくれるサイトなども多くあります。
- LUFTTOOLS パスワード生成(パスワード作成)ツール
- Password Check | Kaspersky
自分で作ったパスワードは、どうしても同じものになりがちだったり、自分に関連するものを取り入れて他者が推測しやすかったりするため、パスワード作成にお困りの方は、ぜひ利用してみましょう。
パスワードは他者に推測されにくい文字列に変更を!
いかがでしたか。ネット社会が主流となってきた現在、あらゆる情報がパスワードの強度が弱いことで漏出されています。多くのサイトでも注意喚起されているので、この記事を読んだことをきっかけに、ぜひ安全性の高い新しいパスワードに変更しましょう。