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貯金をしていない人の割合
お金は、生活していくうえで欠かせないものです。毎月入ってくる給与や年金などだけで生活していけるほど、人生は甘くありません。しかし、さまざまな理由で貯金が作れないという人もたくさんいます。
- 20代…約16%
- 30代…約8%
- 40代…約14%
- 50代…約13%
- 60代…約18%
上記の割合は、二人以上の世帯で貯金がないまま生活送っている人の割合です。
二人以上世帯の貯蓄の年齢別まとめ
二人以上で生活している人で、世帯別の貯蓄額をまとめました。
20代
20代で二人以上の世帯の場合、平均的な貯金額は290万円ほどです。
- 若く、まだ給与額が低い
- 遊びや結婚など、お金を使う場面が多い
上記のようなことがあるため、貯金しにくい環境であるケースが少なくありません。
30代
30代で二人以上の世帯の場合、平均的な貯金額は約590万円です。
- 社会的地位が上がり、貯金しやすくなった
- マイホームの購入や子どもが生まれるなど、大きな出費があるため、貯金額を大幅に増やすことは難しい
大人としての地位を築き、収入額もアップしたため、貯金しやすい環境になってくる年代です。その反面、出費額も大きくなりやすくなります。
40代
40代で二人以上の世帯の場合、平均的な貯金額は約1,010万円です。
- 給与が増え、貯金しやすくなった
- 家族での外出などが落ち着き、出費を抑えやすくなった
40代は働き盛りともいわれ、会社での役職に就くなど収入がさらに増えやすくなります。一方責任も多くのしかかってくるので、健康面には十分な配慮が必要です。
50代
50代で二人以上の世帯の場合、平均的な貯金額は約1,680万円です。
- 役職などにつくため、給与が多く入りやすい
- 子どもが独立したため、夫婦二人でのんびりと生活しており、出費額が自然とセーブされやすい
定年に近づくほど、給与は多くなっていきやすくなります。副職なども行っているのであれば、収入はさらに増えやすくなるでしょう。
60代
60代で二人以上の世帯の場合、平均的な貯金額は約1,750万円です。
- 定年退職するため、退職金が入る
- 出費額を抑えることで、老後に窮屈な思いをせずに生活しやすくなる
定年退職すると、大きな金額のお金が入ってきます。しかし収入額が一気に落ちるため、大きな買い物や旅行など散財してしまうのは危険!
貯金をするために大切なこと
貯金額を増やすためには、以下のことを試してみてください。
- 出費の詳細情報を把握する…家計簿をつけたり、通帳をこまめに見直す
- 収入額を増やす…仕事を変える・副業を始める・投資してお金を増やすなど
- 貯金専用の口座を作る
- お小遣い制度を設け、出費を抑える
- 生活習慣を見直し、無駄を省く
ただ収入額を増やしても、増額した分の収入がすべて貯金に回るかといえば、そうではありません。意識して貯金を作らなければ、貯金額は増えないのです。自分だけでなく、家族みんなで貯金を増やせるよう小さな節約を積み重ねましょう。
まとめ
貯金を作ることは、簡単なことではありません。収支の見直しや節約、副業などを行い、少しずつ貯金額を増やせるよう工夫しましょう。