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厄年は人生に変化が起こる人が多く災難に遭いやすい年
厄年とは、数え年で男性ならば25歳、42歳、61歳、女性ならば19歳、33歳、37歳、61歳になる年のことを指します。中でも男性は42歳、女性は33歳の厄年を「大厄」と言い、特に注意が必要な年と考えられています。
厄年には、人生を左右するような大きな変化や転機が訪れると言われており、大きな決断をする機会が多く訪れる年とも言われています。そのため、この年は気持ちが落ち着かない人が多く、思わぬ災難に遭いやすい年とも言われているのです。
一般的に、厄年に備えて祈祷してもらったり、厄年にはなるべく災難に遭わないよう、おとなしく過ごすようにしたり、物事を決める際はいつも以上に慎重になったりすることが望ましいとされています。
厄年に絶対してはいけない『NG行為』5つ
では、大きな決断や転機が訪れやすい厄年に、どのような行動は避けるべきなのでしょうか。ここでは厄年に絶対してはいけない行為として紹介しますが、なるべく避けた方が良いというニュアンスで受け止めていただければと思います。
1.家を建てる
厄年には様々な一大事が訪れます。そのため、この時期に家を建てる決断をしてしまうと、様々なことに手を回さなければいけなくなり、慎重さを書いた決断をしやすくなります。
例えば、普段ならば慎重に色々と調べてから決断することでも、厄年の忙しい時期に家を建てる決断をしなければいけないことで、地震であらかじめ調べるべき部分を省いて決断を急いでしまうなどの大きなミスが考えられます。
家を建てる、家を買うという行為は、人生において最も大きな買い物と言えます。このような大きな決断は、気持ちが落ち着いている時に慎重に決断するべきでしょう。
2.引越しをする
同じように引越しをするという行為も厄年にはあまり向いていないと言われています。変化や転機が訪れるタイミングで引越しをしてしまうと、身の回りが慌ただしくなってしまい、上手くいくこともちょっとしたミスで良い結果を残せなくなってしまう恐れがあるからです。
また、そうしたミスによって手放してしまったチャンスが、後々人生を左右するような大きな転機となった場合、後悔してもしきれません。
引越しは予想している以上に体力、気力共に消耗します。また、引っ越した後もしばらくは落ち着いて過ごすことができません。こうした状況を踏まえて検討するようにしましょう。
3.新しく事業を始める
男性ならば42歳に新しい事情を起こしてみようと決断したり、女性ならば33歳で転職を考えたりする人も多いでしょう。しかし、厄年はここまでお話しした通り、じっくり慎重に決断しにくい時期です。そのため、新しく事情を始めるには、あまり適していません。
普段は慎重に細かい部分まで考えて行動する人が、急いで事情を始めようと行動してしまったばかりに、あまり上手く行かずに事情を早々に閉じることになってしまったという話は珍しくありません。
チャレンジ精神を持つことはとても素晴らしいですが、タイミングや自身の状況を踏まえて始める時期を検討した方が良いでしょう。
4.転職する
先ほど少し話に出てきましたが、厄年に転職をすることはあまり推奨されていません。厄年は、大きな変化や転機が訪れる時期と言われています。しかし、あまりにも様々な出来事が訪れることにより、転職先をじっくり落ち着いて見極めることができなくなっていませんか。
新しい仕事を決める際、今の自分の職場環境と比較してみたり、自身の能力が存分に発揮できるか、また仕事スケジュールは自分に合っているかなど、様々な面を考慮する必要があります。
行き当たりばったりで新しい仕事先を探してしまうと、転職した後に後悔してしまう恐れがあります。必ず転職する際は、落ち着いた気持ちで臨めるようにしましょう。
5.結婚する
人生において結婚は特に大きな決断の1つです。結婚することにより、自分だけでなく相手の人生も一緒に背負うことになるのですから、簡単に決められることではありません。
しかし、男性の25歳、女性の33歳は、結婚するタイミングとして多くの人が焦り始めるタイミングです。厄年のこの時期に「周りも少しずつ結婚の話を始めているし、自分も…」と焦って決断してしまうと、「こんなはずじゃなかった」という後悔が押し寄せてくるかもしれません。
結婚は必ずしなければいけないものでもありません。まして、相手のことを愛しており、なおかつ一緒に今後の人生を助け合いながら暮らしていきたいと思わなければ、結婚しても苦しいだけです。
単純に「結婚したい」という思いだけでは、結婚後に様々な葛藤やすれ違いが生じる可能性が高いので、結婚前には一度、結婚後の生活について話し合う機会を設けることをおすすめします。
厄年だから必ずやってはいけないの?気にし過ぎるのも注意!
上記で厄年には大きな決断や変化を自ら起こす行動は避けるべき、という話をしました。しかし、厄年だから必ずやってはいけないのかと言われれば、そんなことはありません。
先ほど紹介した時にも軽く触れていますが、厄年に大きな決断や変化を避けた方が良いという話は、厄年には様々な変化や転機、決断を迫られることが多いからです。その忙しいタイミングで、無理に大きな決断を自ら起こそうとしてしまうと、正しい判断ができなくなる恐れがあるため、厄年は避けた方が良いと考えられているのです。
つまり、いつも通り落ち着いて、慎重に考えるべきことを考慮した上で決断することができるのであれば、あるいは体力・気力共に余裕があるのであれば、気をつけながら行動に移すことも良いでしょう。
気にしすぎてしまい、そのタイミングで決断するべきことを決断できず、後になって後悔することも『災厄』です。厄年であるということを気に留めつつ、自分にとって最も正しく最適なタイミングで決断を下しましょう。
厄年は『大きな決断』や『変化』に気をつけながら過ごそう
厄年は昔から日本人が意識してきた文化の1つと言えます。この年は、多くの転機や変化が起こりやすいため、大きな決断や変化には十分注意し、必要だと思う決断を下す際は、普段以上に慎重に考えて行動に移すと安心です。