目次
遺品整理を行う前にチェックしておきたいこと
大切な家族が亡くなったあと、いろいろな手続きをしなければなりません。一通りの手続き等が落ち着いたら、遺品整理を開始する必要があります。まずは、遺品整理を行う前に知っておきたいことをチェックしましょう。
- 特殊清掃が必要か…自宅で孤独死・遺体を長期間放置したなど
- 相続放棄を検討していないか…遺品整理をしたら、相続放棄ができないなど
上記のようなケースが当てはまっていないか、確認をして遺品整理に取り組んでくださいね。
遺品整理でやってはいけない『NG行為』3選
遺品整理を行うときに気をつけたいNG行為は、以下のものがあげられます。
1.故人のことを調べないまま遺品整理に着手する
たとえ家族であっても、隠し事をしている可能性は十分にあります。膨大な借金などを故人が抱えていた場合、遺品整理に着手してしまうと相続を認めたとみなされ、遺品だけでなく借金も引き継ぐことになってしまうため要注意!
総合的にみてマイナスとなる相続は、破棄を検討すべきです。遺品整理を行う前に、故人のことをよく調べ、着手すべきかを判断しましょう。
2.捨てるべきではないものを捨ててしまう
遺品整理を行うとき、破棄してはいけないものまで捨ててしまわないよう注意しましょう。
- レンタル品…DVDや友人からの借り物など
- 貴金属
- 重要書類…遺書や請求書など
- 家電製品のリモコン
- 家や金庫の鍵など
破棄してしまうと、作り直しに時間とお金がかかってしまいます。遺書などの再発行できないものは、絶対に捨てないよう注意して取り扱ってください。
3.遺品整理を後回しにしてしまう
いろいろな手続きや書類の提出などであわただしくしていると、遺品整理のことを忘れてしまいがち。故人が戸建てや同居だった場合は、落ち着いたタイミングで遺品整理は開始可能です。
しかし、故人が賃貸物件で生活していた場合は、解約手続きなどを行う必要があります。遺品整理を先延ばしにしてしまうと、大家さんや近隣住民に迷惑をかけてしまうかもしれません。
遺品整理を開始する目安
家族が亡くなると、すべきことがたくさんあります。その中のひとつである遺品整理は、どのようなタイミングで開始するのがベストなのかをご紹介します。
- 四十九日の法要が済んでから…人の魂は旅立つとされているのが、死後四十九日であるとされているため
- 葬儀が終わってから…賃貸に故人が居住していた場合、契約期間を考慮して遺品整理を開始
- 手続きの完了…死亡届の提出・ライフラインの停止や解約・年金、保険金の手続きと申請など
- 相続税が発生する前…非課税額を超えた金額である場合、相続税申告書を作成し死亡から10か月以内に税務署へ提出
上記のようなことを踏まえ、時期を見て遺品整理を開始しましょう。
まとめ
遺品整理は、むやみに急いで開始しなくても大丈夫です。さまざまな手続き等が一段落つき、故人に思いを寄せつつ遺品整理に取り掛かってくださいね。