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寒い冬の日は車のフロントガラス凍結の恐れあり!
冬になると空気が冷たくなります。すると、空気中に漂っている水蒸気が車のフロントガラスに付着し、夜の間に冷気が当たることで凍結してしまう事例が多く発生します。
寒い地方はもちろん、それ以外の地域でも油断していると、朝に凍っているフロントガラスを見て大慌て…という事態になりかねません。通勤に車を使用している人は、より焦ってしまうことでしょう。
フロントガラスが凍結しているのを確認したら、解氷しなければいけません。しかし、間違った方法はフロントガラスにダメージを与えてしまうので気をつける必要があります。
車のフロントガラスが凍結した時の『絶対NG行為』4選
車のフロントガラスが凍結していた場合、正しい方法で解氷する必要があります。ここではフロントガラスが凍結した時に絶対してはいけない対処法を4つご紹介します。
1.熱湯をかける
フロントガラスが凍っているのを見て、慌てて熱湯をかけるという人がいますが、これは非常に危険です。冷え切っているガラスを突然高温のお湯で温めてしまうことで、ガラスの一部が膨張し割れてしまう恐れがあるからです。
「今まで割れなかったから平気」と思っている方も要注意です。何度も熱湯をかけて解氷することで、その幾度、フロントガラスに目に見えないヒビが入っています。いずれ、そのヒビが原因でお湯の熱によって割れてしまう事態を引き起こす危険性があります。
2.車内の暖房で高温の温風をデフロスターから出す
車内の暖房機能を使ってフロントガラスの氷を溶かそうとする人も多いです。もちろん、この方法も有効ですが、少し時間がかかる点が難点ですよね。
しかし、「時間がかかるから」と暖房機能の温度設定を高温にし、デフロスターから温度の高くなった温風をフロントガラスに内側から吹きかける行為は禁物です。この行為も熱湯をかける行為と同じリスクを負うからです。
暖房機能を使って氷を溶かす場合は、少し早く車の暖房機能をONにし、時間をかけてゆっくり溶かすようにしましょう。
3.通常の洗浄液を出しながらワイパーで除けようとする
こちらは寒い地域以外でやってしまいがちなNG行為です。通常の洗浄液を出しながらワイパーで氷を除けようとする行為は、一時的に氷をフロントガラスから取り去ることができても、その後、再び凍結してしまう可能性が高いです。
この行為は、凍ったガラスに水をかけて削り取っている行為と同じです。そのため、一度氷を取り去ることができても、その後、冷気に当たることで再び凍結してしまうのです。通常の洗浄液を使いワイパーで削り取ろうとする方法は避けましょう。
4.金属製のスクレーパーで削り取る
フロントガラスに張っている氷をスクレーパーを使って削り取ろうとする行為もおすすめできません。特に金属製のスクレーパーで無理やり氷を削り取ろうとすると、氷と一緒にガラスを傷つけてしまいます。
もしもスクレーパーを使って氷を落としたい場合は、車内の温度を暖房機能である程度上げ、プラスチック製の柔らかいスクレーパーを使って落とすようにしましょう。
車のフロントガラスが凍った…正しい対処法は?
朝にフロントガラスが凍っているのを見ると「急がないといけないのに」と思いますよね。しかし、間違った方法で氷を溶かそうとすると、フロントガラスが割れてしまったり傷ついてしまったりする恐れがあります。
車のフロントガラスが凍ってしまった場合、どのように対処するべきなのでしょうか。以下の方法はフロントガラスを傷つけず、早急に対処できるのでおすすめです。
- 寒冷地用の洗浄液を使いワイパーを動かす
- 解氷スプレーを使い氷を溶かす
冬になるとカー用品を扱っている店舗で解氷スプレーが販売開始されます。解氷スプレーは1本持っておくと便利なので、車の中に入れておきましょう。
また、通常の洗浄液でフロントガラスを洗浄してしまうと、逆効果となってしまいます。しかし、寒冷地用の洗浄液を使い、ワイパーを動かすことで、フロントガラスを凍結させずに氷を取り除くことが可能です。
どちらも忙しい朝に簡単に解氷できる方法なので、お好みの方法で試してみてください。
フロントガラスの凍結は正しい方法で解消しよう
フロントガラスの凍結は、間違った方法で溶かしたり取り除こうとするとリスクを負ってしまいます。最近はフロントガラスの凍結に便利なアイテムも多く販売されているので、正しい対処法で解氷するようにしてください。