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『サウナ』は正しい利用で健康効果が得られる
銭湯や温泉浴場に設置されていることの多いサウナは、近年、人気が急上昇しています。サウナは正しく利用することで、体を温め血液の循環を促す効果が得られるため、健康に良い影響を与えてくれると言われています。
血液の循環を促すことで、主に以下のような効果が得られます。
- 疲労回復
- 自律神経の安定化
- ストレス軽減
- 関節痛軽減
- 風邪や感染症リスクの軽減
他にも高血圧のリスクを下げるなど、様々な病気リスクの軽減に役立つという研究結果が発表されています。
リスクが伴うケースもあるため利用方法は要注意
健康効果が見込めるサウナですが、体温の急激な変化や脱水症状などにより、リスクが伴うケースも報告されています。
サウナに慣れていない人は、まずお湯で体を温めて体への負担を軽減したり、サウナに入る前と後には必ず水分補給するなど、サウナに入る際は正しい利用方法を理解しましょう。
サウナによっては、サウナに入る際の注意点が記載されているところも多いので、必ず説明を読むようにしてください。体調不良の場合は、サウナに入ることを控えましょう。
サウナでやってはいけない絶対NG行為6選
日本国内でも需要が高まりつつあるサウナですが、サウナを利用する際は、他の利用者に対する配慮や健康リスクを考えた行動が求められます。ここではサウナでやってはいけない絶対NG行為を紹介するので、これからサウナを利用する人はしっかり覚えておきましょう。
1.無理に長い時間サウナに入る
基本的に1回のサウナ利用時間は6〜12分ほどが適していると言われています。よく無理に長い時間サウナに入ろうとする人がいますが、あまり長くサウナに入っていると、体に負担をかけてしまいます。
また、脱水症状に陥ってしまう恐れもあるため、サウナに入る時間は、自身の体調と相談しながら無理のない範囲で判断しましょう。
2.飲酒後や食事直後にサウナを利用する
飲酒をした後にサウナに入る行為は厳禁です。アルコールには利尿作用があるため、通常の状態よりも脱水症状を引き起こしやすくなっています。
また、食事をした直後にサウナを利用してしまうと、血液が集中している消化器系の働きが低下しやすくなるため、こちらも健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。食後は1時間以上空けてから入るようにしましょう。
3.大声で騒ぐ
サウナは多くの人が利用する場所です。また、サウナの中はとても暑いため、普段以上にストレスを感じやすい状態とも言えます。周囲の人へ配慮するためにも、大声で話す行為は控えてください。
なるべくサウナの中では静かに過ごし、友人や家族と来ている場合は、退出する時にのみ一言声をかける程度にとどめましょう。咳やくしゃみをしそうになった時は、きちんと手やタオルで押さえることもマナーです。
4.体を洗わずにサウナを利用する
サウナを利用する前は、必ず髪や体をきれいに洗うことがマナーとされています。汚れた状態のままサウナに入ってしまうと、汗と一緒にサウナ内を汚してしまう恐れがあるからです。
サウナは多くの人がほぼ裸の状態で利用しています。そのため、衛生的な観点から考えても、一人一人が清潔に利用することが求められるのです。サウナを利用する前は、必ず体や髪についた汚れを落とし、清潔な状態で入りましょう。
5.タオルを絞る
サウナの中でタオルを絞る人がいますが、これもサウナの中を汚してしまう行為につながるためNGです。特に、汗を拭いたタオルを絞って出る人がいますが、非常に不潔な行為なので、他の人に迷惑がかかります。
サウナにおいてタオルの取り扱いは特にマナーを押さえておく必要があります。タオルで先に場所を取るという行為も非常に迷惑なのでやめましょう。
6.汗を飛ばしたり汗で汚したりする行為
サウナを利用すると汗をかいてしまいます。その汗を周囲に撒き散らすような行為や汗で座る場所を汚してしまう行為はマナー違反です。
サウナのイスに座る際、直に座る人が多いですが、実はこれもマナー違反の1つとされています。直に座ってしまうと、イスが汗で濡れてしまうため、後に使う人が非常に不快な思いをすることになるからです。
こうしたマナー違反を防ぐためにも、サウナを利用する際は座る場所にタオルを敷くなどして利用しましょう。また、汗はサウナを出た後、水風呂に入る前にシャワーで洗い流すようにしてください。
サウナでは最低限のマナーや注意点を守って利用しよう
いかがでしたか。近年、人気が上昇しているサウナですが、マナーを守らない人が多くいると、他の利用者に迷惑がかかります。今回紹介したようなNG行為はやめ、みんなが気持ちよくサウナを利用できるよう努めましょう。