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お店選びの目安になる!?焼き鳥とやきとりには違いアリ!
お酒のおつまみや、ご飯のおかずにぴったりの焼き鳥。居酒屋さんやごはん屋さんを探すとき、お店に「焼き鳥」と「やきとり」という別の表記を発見したときに、なにか違いがあるのか気になりますよね。
実は、表記の仕方によって提供されている料理の内容が異なることがあるのです!目的とする料理を食べるためにも、お店選びをするときには表記の違いに注目しましょう。それぞれの表記が示している意味を、ご紹介します。
『焼き鳥』と『やきとり』の違い
「焼き鳥」と「やきとり」の表記の違いには、どのような意味があるのでしょうか。
焼き鳥とは
漢字を用いた「焼き鳥」には、以下の特徴があります。
- 内臓を含む鶏肉を、くしで刺した料理を提供
- 昭和30年代までは、高級料理として定着
- たれや塩などをつけて、炙り焼きにした料理
焼き鳥と表記しているお店は、基本的に鶏肉だけを扱っている傾向があります。絶対に鶏肉しか扱っていないというわけではありませんが、鶏肉を多く扱っていることが多いため、焼き鳥の種類が豊富で希少部位に巡り合える確率が高い可能性がありますよ。
やきとりとは
ひらがなのみの「やきとり」には、以下の特徴があります。
- 鶏肉だけでなく、牛・豚・馬などの肉を串焼きにしたもの
- 地域によって、素材にばらつきがみられやすい
- 庶民にも愛されやすい価格で提供され始めた、屋台料理
やきとりと表記されている場合、鶏肉以外のお肉も楽しめるので、いろいろなものを一件で食べたいと思っている人におすすめです。地域によっては、鶏肉よりもほかのお肉を扱うことが主流となっているケースもあります。地域に根付く、ご当地の一品も提供されているかもしれませんね。
焼き鳥の珍しい部位
焼き鳥を食べに行ったらチェックしたい、希少部位をご紹介します。
- さいずり…食道のことで、コリコリ食感
- 目肝…脾臓のことで、クセと苦みが強く、プリッとした食感
- 背肝…腎臓のことで、レバーに近い食感でコクがある
- ぼんじり…テールのことで、適度な弾力とジューシーな味わいが特徴
- おび…ももの中心部分で、柔らかな食感
- そり…骨盤の内側部分で、皮と脂を同時に満喫できる
- せせり…首の部分で、ほかの部位にはみられない濃厚な味わいが特徴
- かんむり…トサカ部分を指し、コラーゲンが豊富
- 羽子板…尾の付け根の部分で、さっぱりとしたテイスト
焼き鳥屋さんで見つけたらラッキー!ぜひ注文して、希少部位を味わってみてくださいね。
まとめ
焼き鳥とやきとりでは、提供している食べ物に違いがあります。なにが食べたいかを考慮し、お店選びを行うときの目安にしましょう。