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加熱式たばこは体に害はないの?
周囲の人に長期間注意され続け、健康診断の結果や年齢などを加味して、しぶしぶたばこをやめよう思ったとき。意志が弱い場合、加熱式たばこに逃げる人がいます。
成分やメディア、ネットの情報などを都合よく鵜呑みにして「加熱式たばこは体に悪い成分は入っていない」と声を大にしている人がいますが、それは大きな間違い!加熱式たばこは、たばこと変わらないくらい、体に害を及ぼすものなのです。
加熱式たばこで絶対にすべきではない3つのタブー
加熱式たばこを吸うとき、絶対にすべきではない行為は以下の通りです。
1.たばこの代わりに吸って、禁煙への第一歩だと勘違いする
加熱式たばこを、禁煙のステップとして導入したがる人は少なくありません。たばこより成分が強くないから、まずは従来のたばこから加熱式たばこに変更しようという考えなのでしょう。
加熱式たばこも、たばこと変わらないくらい体に負担をかける商品です。禁煙への一歩にはなりません。禁煙ではなく、たばこの銘柄を変えたという認識が正しいといえます。
2.煙を人に吹きかける
ドラマやアニメなどで見かける機会の多い、たばこの煙を人に吹きかけるシーン。たばこは煙の中に有害な成分が豊富に含まれているということが知られていますが、加熱式たばこの煙にも有害な成分が豊富に含まれています。
世の中に安全な煙は、おそらくありません。焚火の煙も人体に悪影響を及ぼすので、加熱式たばこの煙も有害という認識を持っておきましょう。
3.健康を害さないものと信じ込む
加熱式たばこに手を伸ばす人は、有害な成分が少ないという甘い言葉を信じ込んでいる節があります。たしかにたばこよりも有害成分が少ないのかもしれませんが、大々的に発表している成分以外は人体に対して未知数なものも含まれています。
長年加熱式たばこを吸い続けて、どのような影響が出るのかわからない以上、継続使用は危険です。
加熱式たばこを吸うときの注意点
加熱式たばこを吸うときに注意すべき点は、以下の通りです。
- 未知数の成分を安全な成分であると錯覚しない
- 子どもやペット、妊婦さんの前で吸わない
- 健康診断の喫煙歴に、加熱式たばこを吸っている期間も加算する
- デマ情報に踊らされて、事実から目を背け続けない
加熱式たばこという商品名を見ての通り、体に害を及ぼす「たばこ」なのです。安全で健康を害さない商品ではありません。自分に都合のいい情報だけを見て、そのほか目を背けてはいけない小さな注意事項を「知らなかった」で済ませてしまうのは絶対NG!
自分の健康はもちろん、周囲の人への配慮に欠ける加熱式たばこの吸い方をしてしまうのは辞めましょう。健康診断の問診票に嘘を記載してしまうのも、避けるべきです。
まとめ
加熱式たばこは、体に有害な成分をたくさん含んでいる商品です。本当に禁煙したいのであれば、禁煙外来を受診してたばこを断ちましょう。