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子どもに勉強を教えるとき、ついイライラ!
子どもの勉強をみるとき、イライラしちゃいけないとわかっていても、徐々にイライラが溜まってしまうものです。感情に任せた一言を子どもに浴びせてしまうと、子どもは途端にやる気をなくしてしまいます。
子どもも親もお互い気持ちよく勉強に取り組むためにも、NGな勉強の教え方を把握しましょう。子どもが勉強に取り組みやすい環境を作り、集中して勉強に取り組めるよう配慮してあげてくださいね。
子どもに勉強を教える時の『絶対NG行為』5選
子どもに勉強を教えるときに、親がやってしまいがちなNG行為をまとめました。
1.「なんでこんなのがわからないの?」と間違いを問い詰める
よく見ればすぐに見つかるような、ちょっとした簡単なミスが原因で答えを導き出せないのを見ると、子どもに問い詰めたくなる気持ちはわかります。
しかし、子どもは一生懸命取り組んで見落とし、躓いている状態なので、問い詰めるような声掛けはNG。一緒に見直しを行い、子ども自身がミスを発見できるような声掛けなどを行ってあげましょう。
2.「あなたのためにやってるのに!」とイライラをぶつける
勉強がわからないというから説明しているのに、子ども本人からのやる気が全く感じられないような態度を取られてしまうと、イライラしますよね。
しかし、イライラをぶつけても、解決にはならず、子どもとの関係がこじれる一方です。やる気になれないときは、いったん休憩を挟んで気分転換させてあげましょう。
3.説教交じりの説明をダラダラ続ける
説教なのか解説なのか、どっちともつかないことを親からダラダラ言われるのは、子どもにとって苦痛なことです。解説するときは、要点だけを伝えるつもりで手短に行うのがベスト!
4.できてないことだけ指摘する
問いに対する答えが間違えているとき、できていないところだけを指摘してしまいがちですよね。躓いている部分をだけでなく、できている部分はしっかりと褒めてあげましょう。
最初から間違えている場合も、考え方や計算式など全体に目を通して褒めてあげる部分を探してあげてくださいね。
5.「簡単だから早くして」などやみくもにせかす
どうしても手が離せないときなど、子どもをせかしてしまうことはあるものです。しかし、親にとって簡単なことが子どもにとっては難しいということは多々あります。躓いている部分に対して「簡単だから」「さっさと終わらせて」などやみくもにせかす声掛けをしてしまうのはNG。
子どものやる気を引き出す!勉強しやすい環境作りのコツ
子どもが勉強に取り組みやすい環境を作ることで、勉強をせかさず集中しやすい雰囲気を提供しましょう。
- テレビなど、子どもの気を引くものをオフにする
- 無音ではなく、生活音が出ている環境で勉強させる…親の目が行き届くリビングがおすすめ
- 子どもの「わからない」に対して、「なんで?」から入らない
- 解説は手短に済ませる
- やる気になれないときは、勉強が終わってからの楽しみを提供する
まずは、自分が子どもの頃に勉強で躓いたときのことを思い出してみましょう。親にどんなサポートをして欲しかったか、なにを言われるとやる気をなくしていたかなどを考えると、おのずと子どもへの接し方が見えてくるはずです。
自分が「わからない立場だったら、言われたくないこと」を意識して、子どもの気持ちに寄り添った対応を心がけてください。
まとめ
勉強の好き嫌いや呑み込みの早さには、個人差があります。子どもの性格や思考傾向を考慮し、勉強に励みやすい環境を作って「わからない」に応えてあげてくださいね。