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入院のお見舞いは気を使いましょう
知り合いや友人、恋人や家族が入院したとなると、とても心配ですよね。今すぐお見舞いに行って、どんな様子なのかを自分の目で確かめたいと思う人もいるでしょう。
お見舞いは、時間や持参するものに気を配る必要があります。入院している人が不快に感じない、相手に迷惑をかけない方法でお見舞いをしましょう。
病院にお見舞いをする時にしてはいけない『絶対NG行為』6選
お見舞いをするときにしてはいけないNGな行為をまとめました。
1.入院や手術の直後に面会に行く
入院している=いつでも時間のゆとりがある、というわけではありません。
- 入院直後…身の回りの整理整頓や健康状態の確認、今後の入院生活における注意点や治療方針の確認など
- 手術直後…痛みや体調の不安定さが目立つ時期
上記のほかにも、入院生活を送っているとリハビリや問診、入浴などの時間があるため、いつでもいきなり押しかけてよいというわけではないのです。
2.大人数で押しかける
お見舞いで元気づけようと、家族や親せき大人数でお見舞いに押し掛けるのはNG。患者への負担が大きくなり、大部屋の場合周囲の入院患者に迷惑をかけてしまいます。
特に、小さな子どもを連れていくときは要注意!子どもが騒いだり暴れたりしないよう、念入りに声掛けをしておきましょう。
3.長時間居座る
面会開始時間から終了までの間など、数時間にわたり病室に居座り続けるのはNG。伴侶であれば長く時間を過ごしても苦ではない人もいますが、家族ではない人が長く面会で居座ると気を使ってしまい患者が疲弊する原因になります。
1回の面会時間は短めを心がけ、こまめに面会するなど工夫して患者を励ましてくださいね。
4.同情の言葉をかける
入院している人に向けてついやってしまいがちなのが、同情の言葉をかける行為です。
- つらいよね
- 仕事はいいから
- 家のことは気にしないでなど
入院していると、精神的に参ってしまう人が少なくありません。そこに同情の言葉をかけてしまうと、気持ちを焦らせる原因になります。
5.香りのきつい香水などをつけていく
入院している人に会いに行くのに、香りのきつい香水などをつけていくのはNG。体調不良で香りに敏感になっていることがあり、強い香りが原因で寝込んでしまうこともあるので注意しましょう。
大部屋の場合、面会に行った人は平気でも、同じ部屋にいる人の健康を害してしまう可能性があります。
6.アレルギーの有無を聞かずに花やお菓子を持参する
お花やお菓子の差し入れは、アレルギーの有無を確認してから行うのがベストです。アレルギーがなく、お花やお菓子の差し入れをする場合は、周囲に香りが漂わないようなものを選んでくださいね。
お花の場合は、花屋さんに相談すると、ある程度見繕ってくれます。小さな花束であれば、管理が簡単なのでおすすめです。鉢植えは「根付く」という意味を持っているため、お見舞いに持参するのはNG。
お菓子を差し入れするときは、アレルギーだけでなく食事制限が出ていないかもチェックしておくと安心です。
お見舞いをするときに守りたいマナー
お見舞いをするときには、以下のようなマナーを身に着けておきましょう。
- 長居しない
- 大人数でのお見舞いは避ける
- 患者が寝ているときは、寝かせておく
- 騒がない
- 食べ物の差し入れ…アレルギーの有無や食べられる状態なのかを事前にリサーチ
- 花を持参する…アレルギーの有無を事前に確認しておく
- 面会時間を守る
お見舞いは、患者にとって気分転換になるだけでなく、気持ちが明るくなるものです。容体などを周囲の人や患者の家族から聞いておき、面会しても大丈夫か相談して面会に行くよう配慮しましょう。
まとめ
お見舞いをするときは、相手に負担をかけないよう配慮しましょう。面会時間や持参するものに気を配り、患者が少しでも元気になれるような接し方をしてくださいね。