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子どもが親の言うことを聞かなくなる時期
子どもがいうことを聞いてくれないと、親としては困ってしまいますよね。イライラや疲れの原因にもつながることも、多々あります。まずは、子どもが親の言うことを聞かなくなる時期を把握しましょう。
- 3~6歳頃…第一次反抗期
- 小学生…集団生活での悩みなどが原因
- 中学・高校生…思春期、第二反抗期
子どもは、日々成長しています。成長の過程で、親のいうことを煩わしく思うことは、決しておかしなことではありません。
子どもが親の言うことを聞かない『5つの理由』
子どもが親のいうことを聞かなくなる理由を、ピックアップしました。
1.上から目線で指示ばかり出す
親の威厳を子どもに知らしめるために、常に子どもに対して上から目線の言葉ばかりかけていると、子どもは親を煙たがるようになります。
- ○○しないと
- ○○やった?!
- ○○じゃないとダメなど
上記のように、大人が他人からいわれて不快に思うことは、子どもが親からいわれても不快に感じやすいものです。
2.急かすワードばかり使う
子どもは、親から急かされることを嫌います。
- 早くして
- 急いで
- まだやってないの?
- 遅いんだけどなど
子どもでなくても、急かされるのは嫌なものです。時計を使って「〇時までに終わる?」など、時間を提案して取り組んでいることが終了しそうかを問いかけてみましょう。
3.楽しみを取り上げて、自分の言うことを聞かせようとする
子どもがいうことを聞かないからといって、無理やり楽しみを取り上げてしまうのはNG。
- テレビ禁止
- ゲームを取り上げる
- 子どもとの外出の予定を、いきなり白紙に戻す
- タブレット端末やスマホを強制没収するなど
子どもが楽しみにしているものは、手渡す時点で子どもと使い方を共有しておくべきです。いうことを聞かないからといって、むやみに取り上げるのは逆効果。子どもからの信頼や信用を失います。
4.感情に任せて怒鳴る
子どもを叱るとき、感情に任せた行動を取ってしまうのはよくありません。
- 怒鳴る
- 叩く
- 蹴る
- 無視するなど
感情に任せた行動は、子どもの中になにも残らず、傷だけを作ってしまいます。子どもになにか伝えたいのであれば、根気よく声掛けをして様子をみましょう。
5.誰かと比較しながら嫌味ばかりいう
子どもを誰かを比較し、できていないことを嫌味のようにいっても、子どもは耳を貸しません。
- ○○ちゃん(子どもの友達や親せき)はできてるのにね
- お姉ちゃん・お兄ちゃんなのにできないの?
- 下の子の方が上手など
親から受けた嫌味を含む行動や言動は、のちに子どもが成長して子どもから跳ね返ってきます。自分がいわれて嫌なことは、自分の子どもに対していうべきではないのです。
子どもと話すときのポイント
子どもと接するときや、叱るとき、親の意見を取り入れてほしいと願っているときは、以下のように声をかけるよう心がけてみてください。
- 子どもと目を合わせて話す
- 危険なことをしそうなときは、それをするとどうして危ないかを簡単に説明する
- 親は聞き手になり、子どもの気持ちを受け止めてあげる
- 子ども扱いしすぎず、相手は一人の人間であることを考慮して言葉を選ぶ
- 簡潔に要点を伝える
長々お説教をしても、子どもの中には口うるさかったことしか残りません。伝えたいことは簡潔にいうのが一番です。
また、夫婦間の教育方針にズレがあると、子どもが戸惑う原因につながります。教育方針については、こまめに話し合いを行って子どもが安心して家で過ごせる環境を整えておきましょう。
まとめ
子どもの反抗的な態度は、成長の証です。腹が立つこともあると思いますが、感情をそのままぶつけず、どうして子どもが話を聞かないのかを考慮してじっくり子どもの様子を観察しましょう。