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いじめは絶対に許されない犯罪行為
いじめというと、職場や学校などで起こる、小さくてどこにでもあることとしてとらえやすいものです。
しかし、いじめは犯罪行為。相手の人権を無視した行為を集団で毎日繰り返すということは、被害に遭う人の心身の健康を著しく損なう可能性が高いといえます。その結果、鬱や自傷行為、最悪の場合、自殺や復讐などが起きて大きな事件となることもある行為です。
誰かを不幸にしてしまういじめを行いやすい人の特徴とは、どのようなものが挙げられるのでしょうか。
『いじめをする人』の特徴や心理7選
いじめをする人や、その取り巻きの人の特徴をまとめました。
1.嫉妬心が強い
自分よりも成功した同僚や後輩の姿を見ると、嫉妬心がふつふつと沸き、嫌味や嫌がらせをする人がいます。一人で相手に嫌味や嫌がらせをするのではなく、同じような人が束になって一人を攻撃し、エスカレートしていじめになることも多い傾向です。
2.他人から一目置かれたい
多くの中の小さな一人として埋もれるのではなく、周囲の人から一目置かれたいという思いで弱い立場の人を虐げる人もいます。きわめて身勝手で幼稚な自己の欲求を満たすために他人を虐げる行為は、周囲の人から冷めた目を向けられて一目置かれやすいものです。
特別な視線を向けられることに意味を感じているので、冷めた目を向けられていたとしてもお構いなし!
3.自分が大好き
自分のことがなにより大切で、自分よりも優れていたりちやほやされる人のことが大嫌いという人は、嫌いだと感じた人に嫌味や嫌がらせをして憂さ晴らしをする傾向です。自分さえよければそれでよく、自分を慕ってくれる人だけを大事にします。
4.一人ではいじめる度胸がない臆病者
普段は集団で人をいじめているけれど、一人になった途端おとなしくなってしまう人もいます。集団でいると気持ちが大きくなり無敵になっているような気分になるけれど、仲間がいなければ初対面の人に挨拶もできないような臆病者であることも少なくありません。
5.敵と仲間を分けて考えている
自分の中で、自分の仲間と敵を分けている人は、敵とみなした人に対して執拗な攻撃を加えることが多いです。味方と敵以外の人には興味がないため、話しかけられても適当に聞き流し、重要な情報を聞き漏らすことも。
聞き漏らした情報で自分が損をしたら、情報を的確に伝えなかったからとして、相手を敵視していちゃもんをつけることもあります。
6.不平不満が多い
周囲に対する不平不満が多いと、自分が抱く不満をぶつけやすい相手をいじめる人もいます。誰かをいじめることで自分の中の不平不満を解消し、一時的に心をスッキリさせているのです。
そうすることでしか心のバランスが取れないため、複数ターゲットにしている後輩や同僚がいることが多い傾向です。
7.過去いじめられた経験をしている
過去にいじめられていた人は、時間を経て誰かをいじめるようになりやすいものです。自分がされた不快なことを誰かにすることで、過去のモヤモヤを晴らしているため、罪悪感を持たないこともあります。
いじめをする人の心を改善するための方法
いじめる人が改心するためには、以下のようなことを実践してみてください。
- 家庭内や家族との関係の改善に努める
- 自分の心の弱さやコンプレックスを認め、向かい合う
- ニュースなどを見て自分に当てはめ、自分の行いの大きさを知る
- 専門機関を受診する
いじめている瞬間は心が晴れるかもしれませんが、自分の行いと向き合うと取り返しのつかないことをしたという後悔をする人が多いものです。相手に対して負担をかけた、悪いことをしていると自覚しているのであれば、改心する余地はあります。
自分の行いを全て一気に悔い改めるのは難しいので、まずはいじめていた人に謝罪をすることから始めましょう。自力での改善が困難な場合は、できるだけ早く専門機関を受診してください。
まとめ
いじめは、どんな人でも許されるものではありません。いじめというと軽くとらえがちですが、行っていることは犯罪行為です。いじめをしているのであれば、できる限り早く行いを正す行動を実行してください。